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2004年11月 1日

2004年11月1日

出勤前、予約が凄い事になってるから、出来たら早めに来て欲しいと店長から電話があった。電話越しでも伝わってくるあわただしさに、妙に高揚していつもより早めに家を出た。店につくと、控室でおしゃべりしている女の子たちは一人もいなくて、各ルームの前にスリッパがきれいに並んでいた。従業員のSさんが、洗濯機を回していた。急いで化粧し、ナース服に着替えた。お客さんは既に待っていた。
数時間後、私は足をがくがくさせながらオイルまみれのナース服を洗濯カゴに押し込むまで、機械の様にただ働いた。小腹がすいた状態でお店に行き、結局最後まで何も食べなかった。煙草を吸う暇さえなかったのだ。お店全体が久々の忙しさで、私も後半へとへとになり、たくさん来てくれたお客さんには、いつもより気を使えない部分が多かったように思う。パウダーを撒き散らし、ローションを床にぶちまけ、網タイツはどろどろのまま使いまわした。内心ドキドキしながら、全部笑って誤魔化したり気がついてないふりをしたりした。最後のお客さんが帰ると、そのままふらふらとシャワー室に向かい、汗と化粧を洗い流した。受付に行くと、店長が数十枚の万札を握りしめてパソコンに向かっていた。声をかけると、彼はやけに笑顔で私にその手を振った。「はーい。お疲れ。今日はどうもありがとうね。」「いやいや、店長もお疲れ様でした。」私は店を出て、いつものコンビニでビールを買って家に帰った。ビールを飲みながら、今日のことを振り返ると、しかしついたお客さんのうちの、誰の顔も思い出せないのがおかしかった。指名で何度か顔を合わせているお客さんもいた気がするけど、蘇ってくるのはお客さんの肉体の一部分や断片的な1シーンばかりで、それが誰とのいつのものなのかよくわからない。心地いい疲労感だけが体に残っている。一日でついたお客さんの数は過去最高の六人。ただその六人が私の手の中で順々に射精して帰っていった。

投稿者 nobodymag : 2004年11月 1日 21:07