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January 31, 2004

「旅をする裸の眼」多和田葉子(「群像」2月号)

[ book , cinema ]

近年の多和田葉子の小説は「ざわめき」のなかにある。そこでは能動的な聴取は行われず、いくつもの音がそれぞれ等価なものとして差異なく耳にまとわりつく。たとえばあなたが駅のターミナルに立っているような気分がするとしたら、それはただ汽車での移動が頻繁に行われるためだけではないのだ。「翌朝になると四枚の壁すべてから物音が聞こえた」。その(この)耳はそこにあるすべての音に晒されている。 サイゴンで暮らしていた...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:52 PM

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