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May 31, 2004
『花とおなじ』渚にて
[ music]
贅沢であるとは一体どんな状態のことをいうのだろう?渚にての音楽を聴くとそんな想いにとらわれてしまう。リマスタリングまでは徹底してアナログ録音にこだわり、最小限の人数で時間をかけてレコーディングするという方法、それ自体が贅沢であるという見方もできる。だけれど、そうやって制作されたものだから贅沢な音楽になるというわけではあるまい。たとえば、彼らの盟友でもあるマヘル・シャラル・ハシュ・バズがその編成を大...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 05:11 AM
May 29, 2004
チャンピオンズリーグ決勝 モナコ対ポルト
[ sports]
このゲームは前半23分のリュドヴィク・ジュリ(モナコのキャプテン)の怪我による退場、そして71分のデコの得点ですべてが決まった。3-0という得点差は、決してチーム力の差ではない。もしジュリが怪我をせず、ポルトのアーリークロスがモナコ・ディフェンダーの足に当たり、デコの前に零れなければ、ゲームの趨勢は分からなかった。
ジュリの退場までは、モリエンテス、ジュリの2トップが機能し、ジュリは何度かポルト・...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 05:08 AM
May 23, 2004
「二十騎町の集合住宅」北山恒
[ architecture]
フレンチのビストロと担々麺の看板を掲げた中華料理店が隣り合い、いくつもの路地が交差する牛込北町の裏側に美しい集合住宅が完成した。「二十騎町の集合住宅」がそれだ。設計は北山恒+architecture Workshop。デザイナーズマンションをプロデュースするタカギ・プラニング・オフィスのコンペに勝ったのがこの作品だ。北側と南側に2棟あり、渡り廊下で接続されている。北側は2階〜5階にワンルーム2部屋...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 05:07 AM
May 22, 2004
『SOFIA FILE』スネイク・ドラゴンフライ編
[ book]
『ロスト・イン・トランスレーション』の最後の場面で、ビル・マーレイはスカーレット・ヨハンソンの耳元で囁くが、何と言っているのだろうか。本書に収録されている倉本美津留インタヴューでの彼の解答がおもしろかった。「まあ、ひとつのオチとしての答やったら、「ナニを言ったのか内容はわからないが、とにかくめっちゃめちゃ流暢な日本語で喋ってた」みたいな」。「「大丈夫、オレたち外人だって思われてるんだから、誰もおか...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 05:06 AM
May 21, 2004
『エレファント』ガス・ヴァン・サント
[ cinema]
『ストレイト・トゥ・ヘル』の狂騒のなかで狂騒の果てるゼロ地点をただひとり見透かしてしまうジョー・ストラマーならば、そのゼロ地点からノッペリ広がり続ける静かな砂漠でのレッスンのため、安物のオイルをポマード代わりに来る日も来る日もリーゼントをセットしつづけるだろう。エモーションの果てた地点でいかにエモーションを生産するのか。それはポマードのなくなった砂漠でいかにリーゼントを維持しつづけるかという、ジョ...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 05:04 AM
May 20, 2004
『まだ楽園』佐向大
[ cinema]
ふたりの男が1台の車で旅に出る。だが冒頭の恋人との口論のシーンを見れば、この旅には始点も終点もないのだということは明らかだ。「あたしも一緒に連れてってよ」「いやいつ帰ってこれるかもわからないから」「仕事はどうするの?」「いやすぐ帰ってくるよ」。この連続する会話の返答が矛盾していることに主人公は決して気付こうとはしないし、見ている我々もそうなのだ。
全編にわたって横須賀で撮影された映像の中に見慣れぬ...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 05:03 AM
May 18, 2004
ラグビー 韓国対ジャパン
[ sports]
対韓国定期戦。興味は、監督に就任した萩本光威の初戦ということだ。結果は19-19。負けなかったとはいえ、大きく力の差のある相手に引き分けてしまった。個々の力の差は確かにある。だが、いったいどんなラグビーを指向しているのか見ている者には誰も分からなかった。ただダラダラとゲームをし、カウンターから一発で抜かれて7点差に追い込まれてからもジャパンの選手たちは一向に目が覚めなかった。タックルが高い。ノック...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 05:02 AM
アーセナルの今シーズン
[ sports]
プレミアリーグはアーセナルが無敗のままシーズンを終了した。全38ゲーム、26勝12分という成績は誇って良いものだろう。だが、物足りなさは残る。トレフルと呼ばれる3つの王者のチャンスがあり、そのふたつを逃したからだ。このチームは決して選手層が厚いわけではないので、3つのうちたとえばFAカップは捨て、マンUに花を持たせても良かったろうし、事実、マンUにとって今シーズンの唯一のタイトルがFAカップになる...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 05:01 AM
May 16, 2004
『インディーズ映画が世界を変える』クリスティーン・ヴァション
[ book]
いくつかの雑誌で本書が紹介されていて、実際に現場で活躍しているプロデューサーだからこそできる具体的な記述が興味深いというようなことが書かれていたが、そうだろうか。確かに、どれそれにはいくらぐらいの費用が必要でとかいった金銭的な面に関してや、また撮影日誌を読めば毎日何をしたのかもわかるけれど、そうやって得られた情報は、前からだいたい見当のついていたことや知ったところでどうしようもないものばかりだとい...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 04:59 AM
『リアリズムの宿』山下敦弘
[ cinema]
自主映画の脚本家と監督が、お互いにほとんど面識もないままに、旅を始めることになる。『リアリズムの宿』はこのように始まる。旅を続けていくうちに、次第にふたりの距離は縮まっていく。また、浜辺で出会った不思議な少女を巡るやりとりが物語を活気づける。3人は、これといった目的もないままに鳥取県のとある温泉街をふらふらと歩き回る。
このように書くと、ダラダラしていて退屈な映画のように思うかもしれないが、実際は...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 04:58 AM