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June 20, 2005

『帰郷』荻生田宏治
渡辺進也

[ cinema ]

 ちょっと早めに映画館に着いたので、ロビーに貼られた紹介記事を読んでいたらびっくりしてしまった。地方自治体が撮影に協力するフィルムコミッションによって作られた1本なのだが、その撮影されている場所が僕の実家の近くなのだった。しかも、何人かの俳優を除けば現地の人間が出演している映画であるということで、映画の中に知り合いが出てくるのではないかとひやひやしてしまった。  春夫(西島秀俊)のところに母親から...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:55 PM

コンフェデレーションカップ 日本対ギリシア 1-0
梅本洋一

[ sports , sports ]

 それにしても今日のギリシアはいったい何だ? 昨年の同時期にユーロを制した同じチームとは思えない。選手にあまり変動はないので、オットー・レーハーゲルがやる気をなくしたのか、選手がやる気をなくしたのか。その辺のところは判らない。暑さ? 去年のポルトガルも暑かった。日程? 去年も同じはずだ。対ブラジル戦完敗? それはあるかもしれない。だが、アドリアーノ、ロビーニョの個人技にやられたわけでチーム全体が崩...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:53 PM

ラグビー テストマッチ 日本対アイルランド 18-47
梅本洋一

[ sports ]

 確かに大畑の2トライがあった。前半は10-14と食い下がった。勝負は後半開始早々に連続して2トライを奪われたときについた。第1テストに比べれば好ゲームだった。スタンドオフに入った廣瀬の力が大きい。代表のテストマッチでは、廣瀬を使うべきだ。森田は、パスとキック、そして判断力で廣瀬を上回ると判断される場合にスタメンになる。別に理由なく若返りを行うべきではない。廣瀬のパス、キックは、どんな局面において...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:58 AM

『描くべきか愛を交わすべきか』アルノー&ジャン=マリー・ラリユー
田中竜輔

[ cinema , cinema ]

「映画は批評のためにあるのではありません、観客のためにあるのです」、上映前のラリユー兄弟による挨拶に続き、このフィルムに出演しているアミラ・カサールは上機嫌に観客に向けてこうスピーチした。退場の際も大声で「ニホンダイスキー!」と明るく振舞う彼女のこの言葉を受けたあとで文章を書くのは少し気が引けてしまう。彼女の出演しているフィルムを実は他に見たことがなかったのだが、彼女は批評に何か恨みでもあるのだ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:56 AM

『描くべきか愛を交わすべきか』アルノー&ジャン=マリー・ラリユー
月永理絵

[ cinema , sports ]

 一軒の家がある。そこに住むひと組の夫婦がいて、そこを訪れるまた別の夫婦がいる。映画は、この一軒の家をめぐって進んでいく。  日仏学院での上映後、ラリユー兄弟による講演の中で、映画での眼差しのあり方について次のように語ってくれた。アミラ・カサールがサビーヌ・アゼマの前で服を脱ぎ始めるシーンについて、アミラ・カサールは誰かの眼差しを受けることを求め、その相手がサビーヌ・アゼマであったのは、彼女が求め...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:53 AM