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January 30, 2005
『行ったり来たり』ジョアン・セザール・モンテイロ
[ cinema]
当たり前のことと言えば当たり前なのだが、どこかを見ることを決めたときに、同時にその背後を見ることは誰にとっても不可能になる。それは映画においても同様であり、一つのショットを選択するとき、それは可能性のあるはずの他のショットを選ばない、ということになる。「見る」こととはつまり倫理の問題であることを、私は『不屈の精神』(セルジュ・ダネー)から学んだ。
ロベール・ブレッソンの『スリ』のポスターを玄関口に...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 08:07 PM
January 29, 2005
クサルな! 佐々木明
[ sports]
一昨日オーストリアのシュラドミングで開催されたスキーW杯スラローム第7戦をライヴで見る。セストリエール、フッラハウ、シャモニ、ヴェンゲン、キッツビューエル、そしてシュラドミング……。開幕戦のビーヴァー・クリークを除くとさながらヨーロッパの冬季リゾート地めぐりだ。もちろんW杯の目的にはリゾート地振興も含まれているから当然なのだが、どこも本当に景色がよい。ヨーロッパ・アルプスでもう何年スキーをしていな...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 01:35 AM
January 26, 2005
『巴里の恋愛協奏曲』アラン・レネ
[ cinema]
アホな邦題は呆れるだけだ──原題がPas sur la boucheだから『唇はダメよ』ぐらいにしておけばいいだろう──が、やはり、この手のフィルムは、日本で興行的なヒットは望めないのか? 戦前のオペレッタで大ヒットしたが、今では忘れられた作品を、映画によって再現する試み──『メロ』以来アラン・レネは、そうした実験を繰り返している。『ゲルニカ』、『ゴッホ』といった初期の短編の実験、そしてその集大成...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 03:16 PM
January 25, 2005
「The Archigram Cities」TNプローブ・サロン
[ architecture]
1月24日、先週末から水戸芸術館現代美術センターで開催されている「アーキグラムの実験建築1961-1974」という展示の連動企画として、「The Archigram Cities」と題されたアーキグラムのメンバーによる講演会が品川インターシティの大林組のホールで行われた。
当初参加予定だったピーター・クックは、次の仕事のためにすでに日本を発ったとのことで、デニス・クロンプトン、デヴィッド・グリーン...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 01:34 AM
January 12, 2005
西部謙司『Game of people アジアカップ ユーロ2004 超観戦記』
[ book]
フットボールに関して面白い本を読んだ。W杯から2年後の昨年のフットボールは、この書物のタイトルにある2つのカップ戦が東京に住むぼくらの関心の中心だった。
湿気を伴った猛暑の重慶からマヌエル・デ・オリヴェイラの生地まで、私たちの眼差しはフットボールを追い続けた。東京にいる私たちはその眼差しを徹底して小さなモニターに置き、西部謙司は、重慶の蒸し暑さをポルトガルの乾燥を体験した。その差異はある。だが、こ...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 09:03 AM
January 10, 2005
ラグビー大学選手権決勝
早稲田対関東学院
[ sports]
早稲田の清宮監督が就任以来4回連続同じカードになった決勝。結果から書けば31-19(トライ数5-3)。下馬評から考えれば関東が健闘した。法政にリーグ戦で敗れてからメンバーを入れ替え、特に田井中をFBに、有賀をセンターにコンバートした春口の采配が、このゲームでもある程度功を奏した。早稲田も決してアルティメイト・クラッシュではない。紙一重の勝利だ。まずは勝因、そして問題点を書こう。
勝因は、誰の目にも...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 03:35 PM
January 06, 2005
ラグビー大学選手権準決勝
関東学院対法政
早稲田対同志社
[ sports]
リーグ戦で一敗血にまみれた関東学院が法政にリヴェンジ。1PG差で逃げ切った(24-21)。田井中をFBに、有賀をCBに据えた春口のオプションが功を奏した。それに対して法政はリーグ戦の同じ戦い方をした。学生のゲームは、「伸びしろ」がものを言う。戦術の洗練よりも、可能性の賭ける方が結果を出しやすい。法政の敗因もそこにある。確かに森田は学生レヴェルを越えるが、森田の調子に左右されるゲームメイクはまずい。...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 10:05 PM
『ふたりにクギづけ』ボビー&ピーター・ファレリー
[ cinema]
回想シーンの中に出てくる、鏡像のように左右対称な背中合わせのピッチングフォームのイメージほどには、ボブ(マット・デイモン)とウォルト(グレッグ・キニア)は対等な存在ではない。ふたりが同時に投球にはいるように見えるとはいえ、実際投げられるボールはただひとつしかなく、どちらか一方の手にしか握られていないように。ウォルトの体には肝臓がなく、その機能をボブの肉体に依存している。双子であるというには老けすぎ...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 10:01 PM