journal
« previous | メイン | next »
February 21, 2006
トリノ・オリンピック観戦記──4梅本洋一
[ sports]
男子大回転
やはりソルトレイクに比べてセストリエールのスキー場は綺麗だ。アルプスも、フランスサイドとは異なり急峻ではなく穏やかな表情をしている。森林限界を超えていて、しかも、ゆったりした山塊。つまり、スキー場にうってつけの場所だと言うことだ。この大回転コースも実に快適で、上部の急斜面、中間の緩斜面、そして急斜面、緩斜面と続いてゴール。適度にうねりがあり、本当に強いものが勝ちそうなコース。その証拠に全体の半数の選手がコースアウト。2本目に進めなかった。明もそのひとりだったが、中間のうねりまではトップ10に入っていたのではないか。もちろん、GSは彼の種目ではない。
優勝はベンヤミン・ライヒ。前半の急斜面ではボディ・ミラーに後れをとったが、中間のうねりのある中斜面の滑りはやはりスラローマーのもの。減速を避け、本当にほれぼれするような滑りだった。トップ10で1秒差にひしめくハイレヴェルの戦いのなかで、それぞれの選手が特長を出しきった面白いレースだった。感動ものはヘルマン・マイヤー。かつての力でねじ伏せるような滑りはもうないけれども、実にスムーズで全体をひと筆書きするようなすべりは快適そのもの。そして速い。
そして日本人で2本目に残った吉岡は、オリンピックでなければ2本目に残れない滑り(オリンピックは1本目で完走すれば2本目に残れる)。明だけではなく、スラロームチームがもうすこしGS参加に前向きであれば、スラロームの技術向上に役立つと思うのだが……。
ジャンプ団体
日本は6位らしく6位。それ以上でも以下でもない。ゲームとしては、フィンランド、オーストリア、ノルウェイの3チームがダントツで、他の選手はオリンピック──つまり参加することに意義があるだけ──という感じ。ポーランドのマリシュもチェコのヤンダも例外ではない。葛西も岡部も2本目は彼らなりに健闘したが、彼らが「良い」ジャンプをしたところで、メダルは関係ない。もう遙か彼方の話だ。その意味で伊東大貴が1本目に121メートル程度でガッツポーズをしていたのは納得できない。仮にもW杯で表彰台に立ったことがあるのなら、121メートルでは悔しいはずだ。コフラーもモルゲンシュテルンも伊東と同世代だ。
それにしても、トップ3の選手たちは皆すごい。ノルウェイのヨケルソイが141メートルを飛べば、ハウタマキが138、そしてラストのモルゲンシュテルンは140.5! 同じ4人目で同じゲートで、ほぼ同じ条件の岡部が132メートル。ラージヒルにおける戦いの反復だ。ゲートが低い位置にあった1回目、日本チームの最長は葛西の122.5。同じ条件で最長はアホネンの129.5。やはり勝つには10メートル足りない。
昨日はジュリディスタンスと書いたが、今はヒルサイズと言うらしい。K点勝負なんて長野までの話だった。
投稿者 nobodymag : February 21, 2006 08:44 PM
Search
Archive
- May 2011(12)
- April 2011(5)
- March 2011(3)
- February 2011(5)
- January 2011(7)
- December 2010(3)
- November 2010(8)
- October 2010(7)
- September 2010(5)
- August 2010(2)
- July 2010(4)
- June 2010(8)
- May 2010(5)
- April 2010(7)
- March 2010(5)
- February 2010(8)
- January 2010(11)
- December 2009(12)
- November 2009(7)
- October 2009(5)
- September 2009(7)
- August 2009(6)
- July 2009(15)
- June 2009(13)
- May 2009(13)
- April 2009(17)
- March 2009(22)
- February 2009(25)
- January 2009(7)
- December 2008(13)
- November 2008(16)
- October 2008(14)
- September 2008(7)
- August 2008(10)
- July 2008(5)
- June 2008(12)
- May 2008(13)
- April 2008(11)
- March 2008(6)
- February 2008(16)
- January 2008(12)
- December 2007(15)
- November 2007(9)
- October 2007(5)
- September 2007(9)
- August 2007(16)
- July 2007(13)
- June 2007(18)
- May 2007(16)
- April 2007(9)
- March 2007(19)
- February 2007(16)
- January 2007(18)
- December 2006(9)
- November 2006(7)
- October 2006(9)
- September 2006(11)
- August 2006(11)
- July 2006(6)
- June 2006(7)
- May 2006(9)
- April 2006(8)
- March 2006(19)
- February 2006(19)
- January 2006(4)
- December 2005(6)
- November 2005(4)
- October 2005(15)
- September 2005(19)
- August 2005(23)
- July 2005(14)
- June 2005(28)
- May 2005(21)
- April 2005(22)
- March 2005(40)
- February 2005(17)
- January 2005(8)
- December 2004(13)
- November 2004(21)
- October 2004(15)
- September 2004(8)
- August 2004(19)
- July 2004(11)
- June 2004(13)
- May 2004(13)
- April 2004(10)
- March 2004(19)
- February 2004(7)
- January 2004(26)
- 2003
- 2002
- 2001