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November 24, 2007

ラグビー 慶應対早稲田 0-40
梅本洋一

 点数としては早稲田の完勝で、トライ数も6-0で完勝なのだが、ultimate crushと感じられないのはなぜだろうか? セットピースもほぼ完璧で、ラインにもボールが回っている。そして、トライも取った。  そう感じられた最大の原因は、21-0で始まった後半の約20分間まったく点が取れなかったことにあるのだろう。後半の慶應は確かに捨て身のアタックで、何度もフェーズを重ねて攻めてきたし、その間に臼井...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:32 PM

November 15, 2007

下吹越武人 恵比寿の集合住宅
梅本洋一

 日曜日の曇天の下、恵比寿に出かけた。キムカツの前を通り、Osteria La Gemma──もと学芸大学にあったイタリア料理店だ──の前を過ぎ、右に曲がって坂を上がっていくと、メタリックに光っている五角形の9階建で銀色の建物が見えてくる。下吹越武人の恵比寿の集合住宅だ。その6階と7階を見せてくれた。  五角形の中央にエレヴェーターと小さなロビーがあって、五角形のそれぞれの辺に沿って、ワンルームタ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:42 PM

September 28, 2007

教文館ビル@銀座
梅本洋一

 秋の到来を告げるような雨の中を銀座に向かった。『東京遺産』というDVDを見て、その中にバー「ボルドー」という短編を見たからだ。ボルドーは、新橋駅側の銀座中央通りから2本昭和通り側にある通りにひっそりと建っていた。この蔦の絡まる古い古いバーでゆっくりアルコールをいつか楽しんでみたいと思う。この辺にも銀座の再開発の波が本当にすごい勢いで訪れている。YAMAHAも解体され、工事中の塀に囲まれていた。5...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:33 AM

September 22, 2007

アントニン&ノエミ・レーモンド展@神奈川県立美術館鎌倉
梅本洋一

 レーモンド夫妻が特に日本の建築に果たした役割の大きさは知られている。何も前川圀男、吉村順三のふたりがレーモンド事務所に在籍していたからばかりではない。ライトの大きな影響下から出発し、モダニズムへ傾斜していき、日本の風土や社会・歴史環境の中でヴァナキュラーな建築を実践していった姿は、本当に興味深い。  今回の展覧会の特徴はアントニンの妻のデザイナー、ノエミにスポットが当てられていること。だが、多く...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:58 PM

August 30, 2007

伊東豊雄 建築|新しいリアル@神奈川県立美術館葉山
梅本洋一

 東京オペラシティ・ギャラリーでの展覧会を見逃してしまったので、たまたまヴァケーション先の葉山で開催されていたこの巡回展を見た。  まず佐藤総合計画による設計のこの美術館について。ずいぶん話題になっていたので、楽しみにしていたが、いざ訪れてみると、立地の素晴らしさを建物が十分に活かしていないように思えた。御用邸を過ぎ、一色海岸の上に建つという立地は、もちろん、ここにどんな建物が建とうとも、そこから...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:02 AM

June 15, 2007

ル・コルビュジエ展@森美術館
梅本洋一

 ノマディック美術館が「仮構」されたお台場から「りんかい線」と「埼京線」を乗り継ぎ、恵比寿で東京メトロ日比谷線に乗車し、六本木で降りて、「ヒルズ」に向かう。ル・コルビュジエ展を見るためだ。6月の晴天の日は蒸し暑い。お台場も蒸し暑かったが、六本木ヒルズはもっと暑い。それに高層建築物の間に吹きすさぶ突風でぼくのキャップが吹き飛ばされそうだ。53階にある森美術館に上がる。ここはノマディック美術館の「仮構...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:47 PM

May 27, 2007

パシフィック・ネイションズカップ:フィジー対ジャパン 30-15
梅本洋一

 多くの人々が語る通りジャパンの力は伸びてはいるのだが、本当に競ったゲームを勝ちきるには頭の悪い選手が何人かいる。これは困ったことだ。たとえばスキルの問題なら練習すれば向上するだろうが、問題はゲームの中での自らのすべきことの選択ということだ。これは、直るものではない。反復練習によるオートマティスムによってある程度は克服できるかもしれないが、W杯まで時間がないし、ゲームという生き物をオートマティスム...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:09 AM

May 11, 2007

『楽しみと日々』 金井美恵子、金井久美子
槻舘南菜子

 金井美恵子の本を読むこと、それはまず帯をはずし、カバーをめくり上げることから始まる。だからたとえ文庫版の『タマや』が出版されたとしても、視線を合わせることなく横顔をこちらに向けるアンナ・カリーナが表紙のハードカバーの方が良いに決まっているし、そうでなければ彼女の本を読んだとは言えないのだ。彼女の刺激的で時に辛辣で正確な批評—それは五十年代ハリウッドから、エリック・ロメール、山田五十鈴の眼差しに、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:48 AM

February 14, 2007

東京工業大学緑が丘1号館 レトロフィット
梅本洋一

 職場の建物が耐震改修工事に入るので、その工法のワーキンググループの主査を言い渡され、その一環として、大学の建物の耐震改修工事としては話題の東工大緑が丘1号館を見学に行った。同行者は、北山恒さん、下吹越武人さん、田井幹夫さん、耐震の専門家である田才晃さん、そして勤務先の学部長、そしてぼく。  東急大井町線の中からすでにレトロフィットと命名されたファッサードが個性的なその全貌を見せていた。なんだかポ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:20 AM

January 29, 2007

マイクロソフトカップ準決勝 ヤマハ対サントリー 39-40、東芝対トヨタ 38-33
梅本洋一

トップリーグのプレイオフになるマイクロソフトカップは成功している。今日の2ゲームは今シーズンのラグビーの中で最高のゲームだった。花園のヤマハ対サントリーも、秩父宮の東芝対トヨタもノーサイドのホイッスルまで勝負の行方が分からないという意味ばかりではない。勝ち点で争われるリーグ戦とノックアウトシステムのトーナメントの両方の興味がこのプレイオフで味わえる。 つまり、ヤマハもトヨタも素晴らしかった。20-...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:22 AM

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