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March 29, 2005

『サラ、いつわりの祈り』アーシア・アルジェント
須藤健太郎

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本作を見て何よりも驚いたのは、エンドクレジットもひと通り流れ終えた後、「for Jean-Yves Escoffier」と出たことだった。ジャン=イヴ・エスコフィエのことは、まったく考えていなかった。驚いたのは、だからというのもあるが、実は、私がカメラマンの仕事に意識的になったのは、彼の存在が大きかった。だから彼の名前に極度に反応してしまったのだと思う。ジャン=イヴ・エスコフィエのことは、やはり...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:44 AM

March 27, 2005

『サイドウェイ』アレクサンダー・ペイン
衣笠真二郎

親友同士のふたりの中年男性が1週間だけの小旅行に出発する。彼らが車で向かうのは自宅からそれほど遠くはないカルフォルニアの農園である。広大なブドウ畑の中にあるシャトーをいくつも訪れ、旨いワインを求めてテイスティングをくりかえす。その香りやら厚みやらを中年男性のひとりが言葉に翻訳してウンチクをたれる。作家志望の彼にとっては、ワインめぐりこそがこの旅行の目的なのだ。そしてもうひとりの中年男性は1週間後に...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:40 AM

March 26, 2005

『となり町戦争』三崎亜記
渡辺進也

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第17回小説すばる新人賞を受賞したこの作品の帯には、オレンジ色と黒の混じった文字で大きく次のように書かれている。「発売たちまち大反響 !!」。1月に発売されたこの小説だが、僕の持っている本ではすでに第4刷目である。このことだけでもこの本が売れていることを示していると思う。ちょっと前から知り合いからこの本の噂は聞いていたし、書店に行けば新刊コーナーで大きく扱われている。さて、なぜこの本がこれほどまでに話...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:21 AM

March 24, 2005

『ナラタージュ』島本理生
月永理絵

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小説を読むときにまず気になるのは、そこに登場する音楽や映画などの固有名だ。こうした固有名には時代性が大きく関わるので、自分と同年代の作家により共感を覚えるのは当然だ。かと言って、共感できるというだけでその小説を支持できるわけではない。83年生まれの(私よりひとつ歳下である)この著者の小説には、私が共感できるはずの固有名が何度も登場する。だが、これらの固有名に対し私はなんとも言えない「恥ずかしさ」を...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:20 AM

March 23, 2005

『東京散歩昭和幻想』小林信彦
衣笠真二郎

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本書は、かなり前に出版された『日本人は笑わない』に追加・再編集をほどこしたものである。内容的にも「おなじみ」といえる代物でいつものように小林信彦の名コラムを存分に楽しめるのだけれども、改められた新しい題名そのものに少し引っかかってしまう。『東京散歩昭和幻想』とはずいぶんわかりやすいタイトルだがあまりにもストレートであるように思うからだ。著者が妄執的にこだわり続けてきた空間と時間の名称に「散歩」とと...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:27 AM

March 22, 2005

ラグビー:6 Nations ウェールズ対アイルランド
梅本洋一

結果から書こう。32-20でウェールズ。27年ぶりのグランドスラムだ。今から27年前とは、ウェールズがレッドドラゴンの名をほしいままにし、JJそしてJPRのふたりのウィリアムズ、そしてこの日英語放送の解説をしていたフィル・ベネットなど黄金時代の名選手の最後のキャリアになった時代だ。それからウェールズはいいところまで行ったことはあったが、5ヵ国対抗、6ヵ国対抗をグランドスラム(全勝)で飾ったことはな...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:25 AM

March 18, 2005

『ハワード・ヒューズ』ジョン・キーツ
渡辺進也

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このノンフィクションは70年代にすでに邦訳されていたが近ごろ文庫化された。今月末に公開される映画『アビエーター』に合わせての出版なのだろう。だが、たとえ映画のことがなかったとしてもハワード・ヒューズ自体がとても興味深い人物であり、その関心は人々の間で長く共有され続けるのだと思う。実際、彼についての本、彼についての映画はこれまでいくつも存在している。この本に書かれているのは、もちろんハワード・ヒュ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:50 AM

『アジア最終予選』大住良之
梅本洋一

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かつて「サッカーマガジン」の編集長を務めたこの著者の書物を本欄でも1冊紹介したことがある。また「日経新聞」のWeb版での大住のコラムも毎回楽しみに講読している。来週の対イラン戦を控えてタイムリーな1冊が出版された。だが、この書物は、今回のアジア予選の展望ではない。ドーハ、ジョホールバルと、アジア予選でもなければ絶対にどこにあるか分からないだろう地名をクライマックスに、93年、97年の代表を追い、そ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:44 AM

March 14, 2005

『現実の向こう』大澤真幸
結城秀勇

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神田三省堂と池袋ジュンク堂で行われた講演を元に作られた本書は、話し言葉(呼びかけ)のかたちで書かれており、また内容も、10年前に書かれた『虚構の時代の果て』の直接的な続編のようであり、読み進むのにさして困難はいらない。実際かなりの短時間で読み終えたのだが、それでもなぜかその平易な文章の間にひっかかり...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:53 PM

March 4, 2005

『Mauvais génie』(『汚れた天才』)
マリアンヌ・ドゥニクール、ジュディス・ペリニョン

アルノー・デプレシャンの新作『Rois et reine』(『王たちと王女』)公開と同じくして、女優マリアンヌ・ドゥニクールの小説が話題を呼んでいた。かつてのデプレシャンのフィルム──『二十歳の死』『そして僕は恋をする』──に欠かせなかったこの女優。自身この書物のなかで明らかにしているが、私生活においてもドゥニクールは、かつて、デプレシャンと時間を共にした。 『汚れた天才』とはいかなる書物なのか。...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:50 AM

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