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November 27, 2009

『女優 岡田茉莉子』岡田茉莉子
梅本洋一

 ひとりの人の人生を振りかえると、そこにはいくつもの偶然とその偶然から生まれた出会いと、それに伴う感動がある。その人が、女優という人に感動を与える職業なら、そして、その女優が映画という、感動に満ちた世界を自分の世界にしているなら、その人の人生を自伝という形で読むとき、読者は、まるで映画を見るように、否、映画そのもののように何度も涙を流すだろう。  そして1951年、18歳で女優としてデビューして以...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:46 PM

『2012』ローランド・エメリッヒ
結城秀勇

 この作品を見るために新宿ピカデリーへ向かう。MUJIの前の階段を上り3階のチケット売り場へあがるエスカレーターがある踊り場には、もう一台別のエスカレーターがある。プラチナルーム及びプラチナシートの利用客だけが使う専用入り口である。その入り口を使わない客は3階のチケット売り場に並ぶ。 『2012』の世界の終末は、それとまったく同じ仕組みでやってくる。そこではまずプラチナシートを買う必要があるのだ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:35 PM

November 6, 2009

『アフロ・ディズニー エイゼンシュテインから「オタク=黒人」まで』菊地成孔 大谷能生
結城秀勇

 なんだか最近、『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』(平井玄)やら『愛と暴力の現代思想』(矢部史郎+山の手緑)やら、ミッキーマウスが出てくる本ばかり読んでいる気がする。そこでこの『アフロ・ディズニー』。現代社会におけるミッキーマウスが資本と消費の権化であるということについては三者とも共通だが、彼の起源についてはそれぞれ違った見立てがなされている。『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』では、『蒸気船ウ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:31 AM

October 14, 2009

『無印ニッポン──20世紀消費社会の終焉』堤清二、三浦展
梅本洋一

 辻井喬名義の小説は読んでいないけれども、セゾン・グループの総帥を退任してからの堤清二の発言は本当に興味深い。前に上野千鶴子との対談本を採り上げたことがあるが、今回は、『下流社会』の三浦展だ。上野も三浦もパルコ出身といってもいいから、当時は「天上人」(三浦の表現)だったにせよ、セゾン・グループは、確かに多くの人材を輩出している(もちろん居なくなっちゃった人もたくさんいるけど)。  三浦展が書いたこ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:09 AM

August 14, 2009

『シャルロット・ペリアン自伝』北代美和子訳
梅本洋一

 「創造の人生」という原題のシャルロット・ペリアンの長大な自伝を読み終えた。上下2段組で450ページ近い長さも、96歳で1999年に亡くなった女性の人生ならば当然のことだ。今から10年以上前──つまり、まだ彼女が存命中に、新宿のOZONEで開催された彼女の個展のとき、モニターには彼女のインタヴューが投影されていた。まだまだ元気そうだった。彼女は20世紀の全体をほぼ走りきった。その膨大な仕事には、L...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:23 PM

July 22, 2009

『麻薬3号』古川卓巳
結城秀勇

 海。反対側には山。国鉄の機関車が走り過ぎる神戸駅からタクシーに乗って繁華街を通り過ぎると、傾いたトタン屋根が複雑に入り組んだドヤ街がある。狭い路地に南田洋子が足を踏み入れたとたん、まだ陽も高い時間帯だというのに画面の面積の約半分を奇妙な幾何学模様を形成する影が占領し、それが昼下がりの強い陽光に照らし出された空間に対してくっきりとしたコントラストを生む。立ち並ぶ建物のうちのひとつの中に彼女が入り込...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:24 PM

July 21, 2009

『ニッポンの思想』佐々木敦
梅本洋一

 仲俣暁生さんのブログを読んでいたら、「カッコいいのはもう終わりでカワイイが誉め言葉だ」みたいなことが書いてあった。『思想地図』の「アーキテクチャー」特集を読んでいたら、冒頭のシンポジウムの参加者たちの発言に、磯崎新と浅田彰以外、信じがたく大きな違和感を持ってしまった。どうしてなのだろう、とずっと考えていた。カワイクなくてもカッコイイ方がいいじゃん。現状を捉えるにしても、その現状の捉え方が、ぼくが...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:19 PM

July 2, 2009

『それでも恋するバルセロナ』ウディ・アレン
茂木恵介

 ヴァカンスを楽しむために訪れたバルセロナ。季節は7月。紋切型の記号としてちらっと映るガウディやミロ。そして、女性を惑わす赤ワインとスパニッシュ・ギター。それらは、主人公の2人の側に寄り添いつつも物語の流れに絡み付くことなくちらっと映り、次のショットへと切り替わる。おそらく、この映画の中で記号として重要な意味を持つのは彼女達を迎え、そして送り出す空港のエスカレーターだけだろう。空港の入り口から出た...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:37 AM

July 1, 2009

『クリーン』オリヴィエ・アサイヤス
梅本洋一

 エミリー(マギー・チャン)は、いくつもの風景といくつもの音響を通り過ぎなくてはならない。カナダのハミルトンにある煙突から燃えさかる炎が上がる工場を背にした寒々しい川、人々が折り重なるように身を捩る中でマイクの前で多様な音声を絞る人たちのいるライヴハウス、どこでもまったく同じインテリアで、ここがどこだか判らなくなるようなモーテルの一室、売人と買い手が金銭と白い粉を交換する人気のないパーキング、息子...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:00 AM

June 27, 2009

コンフェデレーションカップ09 アメリカ対スペイン 2-0
梅本洋一

 誰でもスペイン対ブラジルの決勝を期待したが、スペインは準決勝でアメリカにまさかの敗退。予選リーグでメンバーを試し試し使ったが、このゲームのスペインは、現時点でのベストメンバー。カシージャス、両センターにプジョルとピケのバルサコンビ、両サイドにセルヒオ・ラモスとカプデビラ、ミッドフィールドにはシャビ・アロンソをアンカーに、セスクとシャビ、左にリエラ、そしてビジャとフェルナンド・トーレス。デルボスケ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:16 PM

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