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『丹下左膳餘話 百萬両の壷』山中貞雄

江戸は広いから、という言葉が何度も呟かれるが、実際に映される江戸の街はあまりにも狭く、百萬両の壷を探して人々は同じ場所をぐるぐると回ってばかりいる。そしてその狭さゆえに、人々は部屋の中にへばりつき簡単には動き出さない。床にどさりと寝転んだ丹下左膳が腰を挙げると、その動きは売って変わって俊敏で美しい。映画は彼の俊敏さと不動の姿勢とを繰り返すことで成り立っている。それは彼の引きつったような口元が開かれ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:37 AM

May 31, 2004

『花とおなじ』渚にて

贅沢であるとは一体どんな状態のことをいうのだろう?渚にての音楽を聴くとそんな想いにとらわれてしまう。リマスタリングまでは徹底してアナログ録音にこだわり、最小限の人数で時間をかけてレコーディングするという方法、それ自体が贅沢であるという見方もできる。だけれど、そうやって制作されたものだから贅沢な音楽になるというわけではあるまい。たとえば、彼らの盟友でもあるマヘル・シャラル・ハシュ・バズがその編成を大...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:11 AM

May 29, 2004

チャンピオンズリーグ決勝 モナコ対ポルト

このゲームは前半23分のリュドヴィク・ジュリ(モナコのキャプテン)の怪我による退場、そして71分のデコの得点ですべてが決まった。3-0という得点差は、決してチーム力の差ではない。もしジュリが怪我をせず、ポルトのアーリークロスがモナコ・ディフェンダーの足に当たり、デコの前に零れなければ、ゲームの趨勢は分からなかった。 ジュリの退場までは、モリエンテス、ジュリの2トップが機能し、ジュリは何度かポルト・...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:08 AM

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