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August 30, 2006

マンチェスター・シティ対アーセナル 1-0
梅本洋一

 ぼくらアーセナルのサポーターにはアルセーヌ・ヴェンゲルからMy Verdictというメールが毎週送られてくる。その週のゲームの分析と今後の展望が記されている。アストン・ヴィラに引き分け、シティに負けたアーセナルは最悪のスタートを切ったように見える。幸いチャンピオンズリーグの予備予選は勝ち抜いたが、先シーズンのリヴァプールのように、予備予選に出場するチームの始動は他のチームよりもずっと早い。アーセ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:44 PM

August 25, 2006

『水の花』木下雄介
梅本洋一

 PFF出身の俊英の新作。俳優の演出の面でぎこちなさは残るが、このフィルムを弱冠24歳の監督が撮影したとはやはり俄には信じがたい。父母の離婚後、父の許に残った女子中学生が、ひょんなことから父との離婚の原因になった母の子に出会い、ふたりの奇妙な時間が過ぎていく。それだけの話だ。だが、フィックスのショットに収まった中学生の揺れが正確に伝えられている。その主題、その方法の面で、この作り手は明らかに映画作...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:06 AM

August 22, 2006

アーセナル対アストンヴィラ 1-1
梅本洋一

  06-07シーズンのプレミアリーグの開幕戦。ハイバリーに別れを告げエミレート・スタジアムに移ったアーセナル。今シーズンの移動としては、もちろんベルカンプの引退、ソル・キャンベルの移籍、さらにアシュリー・コールのチェルシー移籍をヴェンゲルが承認したというニュースがある。ロシツキーの加入も大きなニュースだが、チャンピオンズリーグ予備戦の対ディナモ・ザグレブ戦で怪我をして開幕には間に合わなかった。セ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:19 PM

August 17, 2006

アジアカップ予選 日本対イエメン 2-0
梅本洋一

 引いた相手をどう崩し、どうやって点を取るのか? 力が上のチームの永遠の課題だ。ワントップを残し、常に9人で自陣に立て篭もるイエメン。ほぼポゼッションは8割。だが、なかなかゴールを割れない。もちろんチャンスは多い。バーやポストに嫌われたシュートが2本。キーパーの好セーヴに阻まれたシュートが2本。ペナルティエリア近くで得たFKも3本がゴールをかすめた。どれも入っていれば単に圧勝のゲームだった。だが、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:28 AM

August 10, 2006

キリンチャレンジカップ 日本対トリニダード・トバゴ 2-0
梅本洋一

トリニダード・トバゴのメンバーがベストではないことを差し引いても、新生日本代表の動きは溌剌としている。W杯で決勝トーナメントに残らなければならないとか、自らの進退とか、そういった抑圧から一切自由になり、純粋にフットボールがうまくなりたいという若者たちの欲求が伝わってくるからだ。負けてもいいんだ、良いフットボールをやろうよ。良いフットボールは、ピッチの中をボールと人が縦横無尽に動き回るフットボール...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:02 AM

August 2, 2006

『黒沢清の映画術』黒沢清、大寺真輔、安井 豊
梅本洋一

 面白くて一気に通読してしまった。  この書物は、大寺と安井、そして新潮社の風元さんの黒沢清の5日間にわたるロングインタヴューを構成したものだ。黒沢清が六甲高校の高校生時代に8ミリを撮り始めてから、『Loft』の公開までのおよそ30年間の軌跡がこの書物に収められている。だから、この書物は、黒沢清の「自伝」でもある。もちろん彼の仕事は映画監督だから、彼の作品についての詳細な解説にもなっているけれども...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:33 AM

July 28, 2006

『東京物語』小津安二郎
田中竜輔

 ようやく夏がやってくるらしい。梅雨空が続いた7月の下旬、シネマヴェーラ渋谷では「いつもと変わらぬ103回目の夏」という素晴らしい副題のつけられた監督小津安二郎特集が始まっている。そのなかで久し振りに『東京物語』を観た。夏の映画だ。 『東京物語』を初めて見たのは冬だった気がする。スクリーンではなく自宅の小さなモニターで「見た」はずの『東京物語』と、スクリーンで、複数の観客と共にシートに体をうずめて...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:16 AM

July 24, 2006

『カポーティ』ベネット・ミラー
須藤健太郎

 フィリップ・シーモア・ホフマン好きの人には、とにかく見ることを勧めたい、そんな映画である。『カポーティ』は、フィリップ・シーモア・ホフマンの映画以上でも、またそれ以下でもないからだ。ポール・トーマス・アンダーソンやトッド・ヘインズなどの若手監督たちにほのかな愛情をもって起用され、名バイプレーヤーの地位を築きつつあった彼が製作総指揮を務め、主演を果たしたのが、この『カポーティ』なのである。伝記を読...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:56 PM

July 3, 2006

イザベル・ユペール×黒沢清 対談@東京日仏学院
結城秀勇

 7月1日より恵比寿写真美術館にて開催の写真展のために来日したイザベル・ユペールと、黒沢清の対談が、27日の夕方に東京日仏学院にて行われた。  このふたりの出会いについては梅本洋一の『映画旅日記』にある。「日本で映画を撮るのは難しいという黒沢清に、イザベルは、「でも映画を撮りたいと思う監督と、映画に出たいと思う女優がいれば映画は一本撮れるものよ。わたしはいつもそうしてきた」と話を結んだ」。  新宿...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:18 AM

June 25, 2006

飯田竜太展
藤原徹平(隈研吾建築都市設計事務所)

小さい頃、夏のキャンプで拾いに行った黒曜石の固まりをずいぶんと大切にしていた。何かが見えるわけでもないのに、何かが見えるような気がしてなのか、ツルツルした黒い半透明な鉱石を光に透かし、そこに浮かぶ斑をよく眺めていた。 例えば「本」という記号を分解すると「木」と「一」になるし、「book」という集まりを解体すれば「b」と「o」と「o」と「k」になるし、「b」をばらせば「l」と「o」のような図に分かれ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:34 PM

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