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March 23, 2005

『東京散歩昭和幻想』小林信彦
衣笠真二郎

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本書は、かなり前に出版された『日本人は笑わない』に追加・再編集をほどこしたものである。内容的にも「おなじみ」といえる代物でいつものように小林信彦の名コラムを存分に楽しめるのだけれども、改められた新しい題名そのものに少し引っかかってしまう。『東京散歩昭和幻想』とはずいぶんわかりやすいタイトルだがあまりにもストレートであるように思うからだ。著者が妄執的にこだわり続けてきた空間と時間の名称に「散歩」とと...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:27 AM

F1第2戦マレーシアGP
黒岩幹子

開幕戦のフィジケラに続き、チームメイトのアロンソがポール・トゥー・ウィン、ルノーが2連勝。そして、2位には再び2番手グリッドからスタートしたトゥルーリが入り、参戦4年目のトヨタに初の表彰台をもたらした。つまり、フロント・ローからスタートしたふたりが順当に逃げ切ったことになる。 いくらレース中のタイヤ交換が禁止されたとはいえ、現在のF1においてスターティング・グリッドがレースの半分を決めてしまうこと...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:24 AM

March 22, 2005

ラグビー:6 Nations ウェールズ対アイルランド
梅本洋一

結果から書こう。32-20でウェールズ。27年ぶりのグランドスラムだ。今から27年前とは、ウェールズがレッドドラゴンの名をほしいままにし、JJそしてJPRのふたりのウィリアムズ、そしてこの日英語放送の解説をしていたフィル・ベネットなど黄金時代の名選手の最後のキャリアになった時代だ。それからウェールズはいいところまで行ったことはあったが、5ヵ国対抗、6ヵ国対抗をグランドスラム(全勝)で飾ったことはな...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:25 AM

March 21, 2005

「森山・新宿・荒木」展
藤井陽子

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自分を包む外界すべてをアクシデントと捉えた森山大道は「新宿」という場所と出来事を擦過しつづけ、その速度のなかで写真という句読点を打っていった。かつてあったこと、もう終わったこと、新宿という街、そこにいた人たち——彼を擦過していったもの——は、彼の写真のなかで、がちゃがちゃとした曲線や直線、街に溢れる看板や電線や文字、突如現れた底の見えぬ黒影となり、彼の打った...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:49 PM

March 18, 2005

『ハワード・ヒューズ』ジョン・キーツ
渡辺進也

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このノンフィクションは70年代にすでに邦訳されていたが近ごろ文庫化された。今月末に公開される映画『アビエーター』に合わせての出版なのだろう。だが、たとえ映画のことがなかったとしてもハワード・ヒューズ自体がとても興味深い人物であり、その関心は人々の間で長く共有され続けるのだと思う。実際、彼についての本、彼についての映画はこれまでいくつも存在している。この本に書かれているのは、もちろんハワード・ヒュ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:50 AM

March 15, 2005

ラグビー:6 Nations 2005 アイルランド対フランス 19対26
梅本洋一

ランズダウンロードの雰囲気は独特だ。ダブリンには行ったことがないが、この昔ながらのラグビー・スタジアムは素敵だ。風の強い快晴の空がいっぱいに広がっている。アイルランドは、ことラグビーに関しては、北アイルランドとアイルランドの合同チームが出る。だからゲーム前の「国歌斉唱」もアイルランド国歌とアイルランド・ラグビー協会の歌の2本立て。いつもちょっと長いけれど、ここで客も選手も泣く。泣きながらゲームが始...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:21 AM

March 14, 2005

F1開幕戦オーストラリアGP
黒岩幹子

土曜日の時点でほぼ結果は見えていた。それほど土曜の予選1回目における天候の変化は決定的だった。2005年のF1開幕戦は、上位チームのなかで唯一、ほぼ路面が乾いた状態で予選1回目を走った、ルノーのフィジケラが順当にポールポジションをゲット、そのまま決勝も逃げ切った。 予選を土日の2日に分けて実施、さらには2回の予選タイムの合算によってスターティング・グリッドを決定するという新ルールが、開幕戦から大き...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:51 PM

March 12, 2005

チャンピオンズリーグBEST16 2ndLEG
梅本洋一

ここまで来ると、どのチームも通常のリーグ戦とはまったく異なる表情を見せる。どの選手も大金持ちで、適当に流しても生活に何の支障もないのだろうが、どのゲームも後半に入りベスト8進出がかかった時間帯になると、目の色を変えてゲームに没頭する。だからスポーツ観戦は辞められない。 チェルシー対バルサ( 4 - 2, total 5 - 4 )。ゲーム開始後20分間のチェルシーの猛攻はすさまじいものがあった。ア...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:49 AM

March 11, 2005

ジャン=マルク・ラランヌ講演(3/6)
須藤健太郎

3月6日、東京日仏学院にて『マリー・ボナパルト』の上映後に、ジャン=マルク・ラランヌによる講演が開かれた。東京日仏学院では、今月から来月にかけて、カトリーヌ・ドヌーヴの特集が組まれており、ラランヌはそのプログラム選考を務めた。講演は、数々の映画作品の抜粋を上映しながら、彼がそこにコメントを加え、補助線を引いていくものだった。 ラランヌはまず1冊の書物を紹介する。リュック・ムレの『俳優作家主義』Po...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:54 AM

『きみに読む物語』ニック・カサヴェテス
結城秀勇

この映画のストーリーにはふたつの大きな筋がある。ひとつは、愛し合ってはいるものの、身分の差や社会的状況が一緒になることを許さないふたりの若い男女の物語。そして、もうひとつが、実際に過去にあったその物語を現実の出来事として共有することが出来るか、という老いた男女の物語である。前者では身分や階級の差が男と女の間に断絶として横たわるし、後者では記憶の差が男と女の間に横たわる。しかしこの映画自体が、このふ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:37 AM

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