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juin 21, 2010

ブラジルの引き出しにはものが詰まっているね

 実はブラジル対コート・ディヴォワール戦はけっこう楽しみにしていた。アフリカの中では、もっともレヴェルが高いのはコート・ディヴォワールだろうし、闘莉王の体当たりによる骨折からドログバも戻ってきた。最終ラインにコロ・トゥレ、ミッドフィールドにエブエとヤヤ・トゥレ、そして前戦にドログバとチームの芯がしっかりしていることもある。
 だが、前にアルゼンチンに懐が深いという言葉を使ったが、ブラジルの方が、もっと深いね。それに引き出しの数がたくさんあって、一つ一つの引き出しの中にも、ものがたくさん入っている。北朝鮮戦では、相手の塹壕立て籠もり作戦にあって、やや往生したけど、ファイティングポーズをとって向かってくる相手が、ブラジルのスイッチを入れてしまった。3点を奪ったブラジルに対して、イヴォワリアンは、ドログバが1点返すのが精一杯。次第に、ブラジルに対して苛立ち始め、ゲームの体をなさなくなっていった。カカの退場はいただけないが、1ゲーム休めると思えばいい。
 ポルトガルは、北朝鮮をいじめすぎ。これも、ブラジル対手に善戦して「やれるかも」と勘違いした北朝鮮が攻めることをも視野に入れ始めた結果だ。空いたスペースをクリスティアノ・ロナウドが走り、彼を起点に次々に得点が生まれた。ぼくが北朝鮮のセコンドに入っていれば、すぐにタオルを投げていた。これを機会に北朝鮮も、国を開くことは大事だ。みんなと交流するのは、必要なことだ、と思って欲しい。思うわけないか! それにしてもすごい雨の中でも、ボールを正確に止め、正確に運ぶことの出来るポルトガルの選手の技術は高い。

投稿者 nobodymag : juin 21, 2010 11:48 PM