cinema
『UNLOVED』万田邦敏
ありきたりで苛立たしいはずの男女のやりとりが、画(構造)を通して見ると苛立たしくなくなる不思議。
『ゴースト・オブ・マーズ』ジョン・カーペンター
時間を止めたり戻したりするくせに、映画はひたすら疾走。パンク。
『ゴースト・ワールド』テリー・ズウィゴフ
ソーラ・バーチにぐっときた。出てくる人がすべて地に足がついてないようでいい。
『パニック・ルーム』デヴィッド・フィンチャ−
映画としたはたいした作品ではないかもしれないが、演出自体が監視されているようで面白かった。
『ブラッド・ワーク』クリント・イーストウッド
マイ・イーストウッドの中でも5本の指に入る作品。明快だがいつにも増してヘン。
other
2002年ナイスカヴァ− ベスト5
何でも今年はカヴァ−、トリビュートアルバムが人気だったそうなので、今年発売されたカヴァ−ものの中から5本選んでみました。
「NUCLEAR WAR」(Sun Ra)by YO LA TENGO
サン・ラってだけでも驚くが、しかも無駄に4バージョンもつくる無意味さに脱帽。マザーファッカー!
「世界は1分間に45回転で回っている」(Pizzicato Five)by岸野雄一
カヴァ−するっていうのはこういうことだ!と断言できるほどコンセプトが明瞭でかっこいい。
「sound & vision」(David Bowie)by THE SEA AND
CAKE
これが収録された新譜の中でこのカヴァ−が一番よかった。ゆるいボウイもまたよし。
「スピカ」(スピッツ)by 椎名林檎
彼女は自身でカヴァ−アルバムも出したが、このスピッツ・カヴァ−のほうが清くて(単に手抜きなんだろうけど)好きだ。
『BACK TO MINE』NEW ORDER
実はカヴァ−でなくて、単にニューオーダーが選曲・ミックスしただけの企画ものアルバム。でもその選曲センスがあまりにもすばらしいので反則業で選んだ。これはよく聴きました。
|