閉店間際の書店に入って急いであれこれ物色するもこれといって踏ん切りがつかず、結局やや小太り気味のディカプリオに惑わされて「Cut」を買ってしまった。いやあ記者会見は大変な混雑だったらしいですね……。
この前雑誌が読めねえって話をしておいて、また雑誌の話題っていうのもなんなので、中身のことは置いておくとして(ギャング映画ベスト50で1位に『ゴッドファーザー』持ってきて、2位が『レザボア・ドッグス』、4位:『ウエスト・サイド物語』っていうのは笑えたけど)、「Cut」全体に目を通したのが久しぶりだったのだけど、いつの間にかまた編集部の人が結構変わっていたんですね。一番まともな文章書いてた宇野って人とかどこか移動になったんでしょうか?しかし、ロッキン・オンって会社は移動が多すぎやしないか?いろいろ出す本が多すぎてやりくり大変なんだろうけど、編集者が変わる=雑誌が変わるってことをいくらなんでももう少し気にした方がいいんじゃないのかなあ。
それと今回気付いたのは、ADの仕事のこと。「Cut」と言えば中島秀樹という有名デザイナーの装幀も売りのひとつなわけですが、どうも過渡期って感じですよね。中島秀樹のデザインは好き嫌いもはっきり別れるとは思うが、そういう好みとは別のところですげえつまらないデザインになってる気がします。どう考えても内容がデザインの前提として機能していないし、やりたい放題するには時間が経ち過ぎているし。せっかくのビジュアル誌なのだから、編集部の人間ばかり変えてないで、ADも変えてみたらどうでしょうか、渋谷さん?
黒岩幹子