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2004年11月10日

2004年11月10日

性感エステで新規のお客さんが入る。扉を開けると、奥に耳に6個くらいピアスしたカジュアルな雰囲気の男の人が座っていた。まず入口で挨拶する。彼もかしこまってそれに答える。「では、シャワーにご案内しますので、お洋服を脱いでいただけますか」。上着を脱ぐのを手伝おうと肩に手をかける私に、彼は後ずさりながら遠慮する。「自分で出来ますから・・・・・・」。何とか上着を受け取ると、対面にあるハンガーにかける。振り返る。シャツを脱いで半裸状態の彼が、ズボンに手をかけている。手首から二の腕、胸、背中から腰のところまで、緊密に鮮やかな入れ墨が彫られている。私は思わず言葉を失い棒立ちになる。幸い彼はきづかない。いや、気づいていたかもしれない。気がつかないふりをしてくれていたのかもしれない。ズボンが下ろされ、足首までのきれいな木蓮が現れる。何とか笑顔を取り繕い、そのまま彼をシャワー室へと案内する。入れ墨のお客さんはそれまでも何人かいた。でも和彫りははじめてだ。シャワーを待つ間、これからどうしようかと思い悩んだ。逃げ出したかった。カーテンの奥で体を拭くタオルの擦れる音を聞きながら、お母さんごめんと、本気で思った。ウェットスーツを着込んでいるかのような全身の入れ墨、そこから連想される一般的なイメージが、とにかく怖かった。しかし否応なく彼はシャワー室から出てくる。私はとにかく何事もないかのように、平静を装って彼を迎える。ルームに戻ってマッサージをはじめるが、手が震えていないかどうかばかり気になりなかなか集中できない。布団に横になった彼は、そんな私に話し掛ける。「俺彼女いるけど、こういうとこってまた別だよね」。私は少し安心する。この人は、私に危害を加えにやってきたわけではないかもしれない。「そうですか、どうしてですか?」私は更に彼の気を紛らわそうとまくし立てるように質問する。「失礼かもしれないけど、ここだと、女をオナニーの道具に使ってるみたいで気分良いんだよね」。私は思わず手を止めて彼の顔を見る。彼は目を閉じている。「……なるほど」。なんてまっとうな事を言う人だろう。性感に入っても、彼は乱暴や無理な要求さえしたりはしなかった。ただ彼は両手を自分の頭の下にして、なされるままに勃起する。ベビーパウダーをふりかけ、指先でお腹をなぞると、線になった指の跡から、錦鯉が現れる。感じているのか、彼が大きく息をするたびに、その鯉が奇妙な形で波打つ。胸には2つの大きな菊の花が咲いている。硬くなった雌しべを舐めると、そのたびに小さな吐息が漏れるのが聞こえる。ギリギリで縁取られ、かろうじて何も彫られていない硬いペニスに、たっぷりとローションをつけて、ゆっくりと焦らすようにいじると、彼の吐息が大きくなる。私は時計をチラッと見て右手でペニスを握りしめた。左手で袋を転がすと、それがキュウッとペニスにむかってちぢんでいくのがわかる。そろそろだ。すぐにペニスを両手にもちかえ激しく動かすと、先からとろりと白い粘膜質の精液があふれた。私は手を止め、彼に笑いかけた。「いっぱい出ましたね」。ビクンと小さく痙攣して、はにかむ彼の笑顔が妙に嬉しい。

投稿者 nobodymag : 2004年11月10日 07:32