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2004年12月20日

2004年12月20日

本指名(1回以上接客したお客さんによる指名)で、M性感が入る。ルームに入ると、しかしいすに腰掛ける太った男に見覚えはない。緊張しながら彼に近づき、目を合わせないようにして問診表を受け取る。「女の子にどう呼ばれたいですか?……えー……ユウ君ですね?」笑顔で彼を見ると、彼が恥ずかしそうにうなづく。「いらっしゃい、ユウ君。久しぶりね」。おぼろげな記憶をたどりながら、私はとりあえず適当に口裏を合わせる。彼をシャワー室に案内し、終了時間を確認し、今回のプレイの方針を立てる。どうも思い出せない。以前私はいったいどう彼を責めていったのだろうか。彼は何を期待して私を指名してくれたのだろう。彼のシャワーの水音が止まる。これから彼は体を拭いて小さな紙パンツをはく。でてこない記憶の歯がゆさにイライラする。とりあえず指定された大人のおもちゃを用意しよう。私は再び問診表に目を落とす。すると、さっきはルームが暗くて分からなかったけれど、「ユウ君」と書かれた名前の欄に、先にボールペンで何かを消したあとが見える。目を凝らすと何本も引かれたその斜線の下に、「ユウコ」という小さな文字も見えてくる。ユウコ?……なんだか聞き覚えがある。ガチャリと扉の開く音。問診表から顔を上げると、中からバスタオルでおっぱいを隠したユウ君が、おびえた少女のように顔をのぞかせる。その大きな体にはバスタオルが少し小さすぎて、ピンクの紙パンツがタオルの縁からはみだす。「あらあら、はしたないわねぇ。」私はタオルをとり上げ、大きめのタオルを彼の体に巻き付ける。思わずにやける表情を読み取られないように、後ろ手に彼を引く。
薄暗いルームの中で、所在なく彼がたたずむ。「ねぇ、ちゃんときれいに洗った?」私はこくんとうなづくその彼を、少し離れたところから、頭の先から足の先までゆっくりと見下ろしていく。下がった眉、私を見上げる黒い瞳、尖った唇、胸元に寄せられた両手、柔らかそうな白い太ももが、内股にエックスの弧を描いている。……いじらしい。「よく見せて。ユウコ」。私はその両手を胸元から引き離し、バスタオルに手をかける。「……はい、お姉ぇさま」。小さなかわいい彼女の声。私は自分の胸の辺りがぞくっと疼くのがわかった。

投稿者 nobodymag : 2004年12月20日 13:06