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juin 12, 2010

されどワールドカップ!

 今度のW杯は盛り上がらないねぇーといろんな所から声が聞こえてくる。Nobodyの渡辺くんも、「ぼくも94年のアメリカ大会から見てますけど、今回がいっちゃん盛り上がらないッスね」と言っていた。「確かに盛り上がらないよね。南アフリカが遠いせいかな? それとも岡田武史が盛り下げているのかな?」とりあえず原因は分からないけど、盛り上がっていないのは確かだ。
 でも、恒例の──ぼくの中でだけ──このブログはやろうと思う。かつては、新聞よりも早い戦評をめざしていたが、今回は、盛り下がりついでに、「備忘録」っていうか、「メモランラム」っていうか、マジな戦評よりも、何となく感じたことをダラダラ書き続けようと思う。それに仕事も超多忙で、W杯に打ち込めないし、3時半からのゲームはライヴで見られそうもないし、12時からのゲームも途中で寝ちゃうかも……。
 それでも開幕戦をやっているNHKを見る。ゲストに中田ヒデ。言っていることはごく普通。年齢的にはまだ出来るよね。朝青龍とモンゴルでサッカーやっているよっか、南アフリカに能活と一緒にメンバーに入ってチームを盛り上げればよかったんじゃないかな。
 とりあえずkick off。南アフリカ対メキシコ。メキシコはイタリアにもテストマッチで勝ったんだよね。いくら地元と言っても、今回の南アは、決勝トーナメントは無理じゃないの?予想通りメキシコの猛攻!南ア、アップアップ状態。メキシコの先制点は時間の問題か、と思われたが、スコアレス・ドローで前半終了。攻め続けるメキシコとボコボコにされつつある南アを見ていると、選手たちの本気度が伝わってきて、ヤッパ、フットボールって面白いかも、W杯良いかも──と眠気が飛んでいくのを感じる。なんか、皆、スゲエ一生懸命。こんな一生懸命さはチャンピオンズリーグの決勝トーナメントでもなかなかないよね。「そーか、W杯って皆一生懸命なんだ」という奇妙な確信。じゃ何で一生懸命? 何のために一生懸命? この辺は分かんないね。もちろん選手だからゲームが始まれば懸命になるさっていうのは、反証がいっぱいあるよね。とりあえず言えるのは、ヤッパ重要なゲームなんだということ。チャンピオンズリーグは毎年あって、W杯は4年に一度。W杯には、チャンピオンズリーグにはぜったいに出ない選手もたくさん出ている。このゲームだったら、メキシコのヴェラ(アーセナル)とマルケス(バルサ)ぐらいじゃないのかな、チャンピオンズリーグに出ているのは。もちろんプレミア・ファンなら南アの8番──ピーナール(エヴァートン)は知ってるけどね。2流だよね。このチームに入ると一流だけど。
 そして、後半。な、なんと先制したのは南ア。カウンターから一気のアタックで先制!だからフットボールは分からない、否、面白い。考えてみれば、メキシコは攻め疲れ。ミッドフィールドから後ろは仕事をしていない。カウンターは、だから決まりやすい。それから南アのアタック、メキシコの凌ぎ。メキシコは意外にDFが弱い。ミッドフィールドもない。結局1-1のドローでタイムアップ。
 ついでにもう1ゲーム。Aグループでは、こっちのゲームが中心だよね。フランス対ウルグアイ。フランスどうよ?アンリのハンドで滑り込んだW杯、ドメネク最悪のW杯。で、どうよ、フランス? 4-3-3じゃん。ミッドフィールドは、トゥラランが球拾い、ディアビとグルキュフがセントラル。FWは左からリベリ、アネルカ、ゴヴー。リベリ、キレてるね。でもさ、アトレティコのフォルランってホント、センターFW顔だよね。ぜったい俺が決めたるで!っていう顔。比べて、アネルカ、ゴヴーはちょっとダメ顔。自信なさそう。フランスはチームになっていないぞ!という批評を読んだが、その通り。前の3人は、連携関係なしに、それぞれが動いている。ミッドフィールドの3人は、繋ぐけど、たとえばディアビとエヴラ、グルキュフとサニャというサイドバックとの連携は皆無。強うそうな11人並べただけだね。まあウルグアイも2トップを除く全員で守っているので、点が入らないけど、フランスをリスペクトしすぎているんじゃいの。その証拠に、後半、両サイドと2トップが連携するようになると、チャンスが何度も生まれた。でもゲームはスコアレスドローで終了。ウルグアイ、真っ向勝負だったら、どうだったかな。でも、退場者を出したし、経験不足なのは否めないね。
 結局、2ゲーム見てしまった! この忙しいのに! やっぱりW杯好きかもね。明日は、今日の2ゲームよりも面白いよね。エエー?見るの? 見るさ。

投稿者 nobodymag : juin 12, 2010 01:40 PM