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juin 16, 2010

いろいろあったね

 多忙の中でゲームを見ようとしていると、とても眠くなる。だから3時半キック・オフのゲームはどうしても録画で見ることになる。23時キック・オフのゲームを見始めても、予選リーグは、どうしてもリスクを冒さない選択をしがちになるので、ゲームが膠着する。つまり、眠くなる。勝ち点0と勝ち点3の差は天文学的に広がるので、勝ち点1という選択をするのも仕方がない。眠くないときは、そんなゲームもとても面白く見られるが、眠いとやばい。スーッと居眠り状態に入り、気がつくとハーフタイムだったりする。
 ゲームを見続けていると必然的に時間がなくなって、このブログを書く時間がない。困ったことだ。今は水曜日の午前11時。幸い今日の午前中はやや時間がある。研究室の片付けやフランス語の小テストの採点はあるけど、昼休みにやろう。一昨日、昨日のゲームをまとめておきたい。
 まず日本対カメルーン。日本代表がアウェイで初勝利を得たという成果は素直に認めたい。しかし、気になったのはカメルーンの方だ。ポール・ルグエンだって悪い監督ではない。今のフランス代表のお馬鹿な監督がもしも辞めていたら、彼が後任の第一候補だったはずだ。ひとりひとりを比べれば選手は日本よりも上だ。だが、まったく良いところなく日本に敗れた。カメルーンはまるでチームの体をなしていなかった。もともとディフェンスはザルに近いものがあったろうが、中盤から前は、エトー、ウェボの2トップを始め、悪くはない。カメルーンの問題はもっぱら中盤にある。ソング不在が大きい。先制されるとカメルーンはもっぱら放り込み!戦術もへったくれもないだろう。遠藤、長谷部の展開から、松井、大久保の仕掛け、そして本田の仕留めというアタックと、中澤、闘莉王、阿部で作るトライアングルが基本のディフェンスというふうに、誰にでも分かりやすく作られている日本の戦術に、拮抗する何かをカメルーンが持っていたとは思えない。これじゃオランダはもちろん、デンマークにもやられるだろうね。
 そしてイタリア対パラグアイはみんなの予想通りドロー。そして、ポルトガル対コート・ディヴォワールも、すごい撃ち合いになると思いきや、お互いの長所を消し合い、最後には両チームがドローでオッケーと納得した感じでドロー。
 そしてブラジル対北朝鮮。みんかが言うほどブラジルは悪くなかった。予選リーグ、しかも緒戦、その上、相手は力が離れていて、自陣を9人で守っている。引き分けだって十分あり得るゲームだった。それを後半に2点取り、勝負の行方を決めてしまった。最後の1点はご愛敬。もちろんカカはひどい出来。ルイス・ファビアーノはまったく活躍できなかった。それでもロビーニョ→エラーノの1点はビューティフル・ゴール。見ている限り、多くの人が言うとおり、今年のブラジルは相手は強いときにもっとも大きな力を発揮するだろう。対コート・ディヴォワール戦が楽しみ。

投稿者 nobodymag : juin 16, 2010 10:17 PM