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December 30, 2004

『恋に落ちる確率』クリストファー・ボー

[ cinema]

『メメント』、『NOVO』、『CODE46』、来春公開の『エターナルサンシャイン』など、例を挙げていけばきりがない、いま話題の記憶喪失系映画の一本ではある。しかしそれらの多くがあくまで脚本上のネタとしてこの問題を扱うのに対して、『恋に落ちる確率』はそれを演出にまで影響を与えるテーマとして用いる。 主人公の男は、ある日周りのあらゆる知人から忘れ去られてしまう。それまで親しかった隣人や友人、恋人すらも...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:44 PM

December 28, 2004

ラグビー大学選手権2回戦
早稲田対大東文化

[ sports, sports]

後半30分過ぎまで27-12で推移したゲームは、大東の健闘と言えるのではないか。最終的なスコアが49-12になったとはいえ、そして、フィットネスは極めて重要な要素であることは確かなことだが、逆に言えば、早稲田はアルティメイト・クラッシュできていないということだ。 点差が開かなかった原因のひとつは、五郎丸のキックの不調だ。この日、2/7という確率は、このキッカー──それまでは絶好調だっただけに──の...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:38 AM

『犬猫』井口奈己

[ cinema, sports]

『犬猫』は今年の日本映画における最大の収穫である。『子猫をお願い』や『珈琲時光』に勝るとも劣らぬ傑作だ、などと言うと大袈裟にきこえるだろうか。井口奈己の8ミリ版『犬猫』で既にその才能と出会っている方は反対に「なにをいまさら」と思うかもしれない。 『犬猫』が傑作であることを証明するためには、まず音について述べなければならないだろう。この映画では、ロングショットの後景にいる役者の台詞がワイヤレスマイク...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:27 AM

December 26, 2004

『シルヴェストレ』ジョアン=セザール・モンテイロ

[ book, cinema]

美しい娘シルヴィアは、父の「自分の外出中は、誰も家に入れるな」という言いつけを守らず、悪魔の手を持つ旅人を家に招いてしまう。旅人はシルヴィアの妹を犯し、シルヴィアは彼の右手を切り落とす。旅人は姿を変え、シルヴィアを娶るために、彼女たちの前に姿を現す。彼は二度、彼女の夫となるが、どちらも彼女の妹に正体を見破られ、最後には命を落とす。 タイトルである「シルヴェストレ」は、シルヴィアが何者かにさらわれた...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:57 AM

December 23, 2004

『グリーンデイル』ニール・ヤング

[ cinema, cinema]

予告編が終わり、本編がはじめると低音の波が映画館に響き渡る。私たちの身体を含め、映画館全体がその音に振動する。この低音は私たちに単に映画を鑑賞することを許さないだろう。映画を見るのではなく、映画とともにあることを要求する。この低音は「グリーンデイル」への入り口である。 『グリーンデイル』には視線と視点がある。ニール・ヤング自身によって撮影された8ミリによる映像が持つ視線であり、もうひとつはテレビニ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:58 PM

December 17, 2004

『DEMON LOVER』オリヴィエ・アサイヤス

[ cinema, sports]

4人の女と、1人の男がいる。ディアーヌ(コニー・ニールセン)、カレン(ドミニク・レイン)、エリース(クロエ・セヴィニー)、エルヴェ(シャルル・ベリング)の4人は、「ヴォルフ・グループ」という会社で「東京アニメ社」の買収契約を進めている。「東京アニメ社」との契約には、更にデモンラヴァー社と、マンガトロニクス社という二つの会社の勢力争いが関わっていて、デモンラヴァー社の代表としてアメリカからやって来た...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:25 AM

December 14, 2004

アーセナル対チェルシー

[ cinema, sports]

アーセナルの今シーズンを占う一戦。周知の通り結果は2-2のドロー。トップを行くチェルシーとの勝ち点5の差はそのままになった。 だが、ローゼンボリ戦からだろうか、アーセナルのヴァイオリズムは、上昇していると思う。この日も、セスクから左サイドのレジェスへと大きなパス、レジェスはアンリにクロス、ワンタッチでコントロールしたアンリのシュートがゴールネットを揺らし、先制したが、テリーのドンピシャのヘッドで同...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:41 AM

December 10, 2004

チャンピオンズ・リーグ
グループ・リーグ最終節
アーセナル対ローゼンボリ

[ cinema, sports]

最近のアーセナルの戦いぶりを見るなり、このチームに浮上した問題の大きさがうかがえた。勝てない、自信を失う、勝ちゲームを勝ちきれない。それに対PSV戦のレッドカードでヴィーラとローレンが、この日は出場停止。この試合を勝たなければ、チャンピオンズ・リーグ敗退が決まる。さらに、今週の土曜日は対チェルシー。今シーズン最大の数日間。 結果は5-1の大勝。新聞紙上ではセスクの活躍が大きく取り上げられている。だ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:41 AM

December 9, 2004

『目覚めよと人魚は歌う』星野智幸

[ book]

2000年に書かれた星野智幸の『目覚めよと人魚は歌う』が、11月文庫本として最刊行された。今回初めてこの作品を読んだのだが、2002年に刊行された舞城王太郎の『山ん中の獅見朋成雄』と実はとても似た作品であることに驚いた。 物語の構造が似ているわけではない。ただ、どちらの作品にも共通して現れるのが、「わたし」あるいは「自分」という概念だ。「わたし」探し、と言ってしまえばあまりに単純すぎるが、時間ある...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:23 PM

December 7, 2004

『三人三色』ポン・ジュノ、ユー・リクウァイ、石井聡互

[ cinema, photo, theater, etc...]

チョンジュ映画祭企画のオムニバス。 『夜迷宮』(ユー・リクウァイ)。ユー・リクウァイの映画を見るたびに、このひとはなんで自分にできないことばかりやるのだろうと思う。ジャ・ジャンクーの映画においては、事物の輪郭と光線を写し取りそこにいくつかの名前を多層的に重ね合わせていく彼のカメラだが、しかしながら彼自身の監督作においては、自然光を排除し事物の輪郭を曖昧にしそれらに付された名前を剥ぎ取っていく映像に...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:40 AM

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