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August 3, 2018

『ものかたりのまえとあと』展 青柳菜摘/清原惟/三野新/村社祐太朗
三浦翔

 「ものかたりのまえとあと」というそのままコンセプトを言い表すタイトルからどうしても考えてしまうのは物語(story)ないし歴史(history)以後、つまり「歴史の終焉」という冷戦以後の世界について話題になった議論のことである。何故そんなことを思うのかというと、そこで議論された政治的な問題だけに焦点があるのではなく、むしろ冷戦体制以後にインターネットの民間利用が進み、並行してデジタルテクノロジー...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:34 AM

May 10, 2018

「ワールドツアー」三宅唱+YCAM
結城秀勇

※文章中の太字は山口滞在中の筆者の日記の断片です。全文はNOBODY issue47に載るかもしれないし載らないかも。この文章の"裏面"のようなものとして聞き流すように読み飛ばしてください。  5月27日まで山口情報芸術センターで「ワールドツアー」が開催中だ。 「ワールドツアー」とはいったいなんなのか。それは、boidマガジン で2014年より連載されている三宅唱『無言日記』の延長線上にある、ス...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:32 AM

February 23, 2018

現代詩アンソロジー「認識の積み木」いぬのせなか座『美術手帖 18年3月号 言葉の力。』
三浦翔

誰かが常にいじめられているような荒れた環境で中学校生活を過ごしていたわたしにとって、「死ね」という言葉を使ってはいけないと周りから言われて自制出来るようになったのは、いまから考えれば恥ずかしいほどに遅くて、高校生くらいになってからだったように思う。いまでは関西弁とともに覚えてしまった他の数々の他人を罵倒する言葉も、横浜に来てから関西弁と一緒に忘れてしまった、というか言葉の使い方を忘れている。それは...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:45 AM

October 9, 2017

『にじむ風景/声の辿り』小森はるか+瀬尾夏美
三浦 翔

 小森はるかと瀬尾夏美は3.11の後から、流された陸前高田の風景をめぐる作品制作を続けている。2012年からは隣町の住田町に移り住み、その土地で生活していくなかで見えてくる陸前高田の風景を発見しながら、その風景を絵画と映像、そして言葉によって記録している。陸前高田のまちにとって、工事中の風景は当初ガレキの処理という意味を持つものであったが、現在おこなわれている新しいまちを作るためのかさ上げ工事の風...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:33 AM