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July 15, 2024

ユーロ2024──スペイン対イングランド(2−1)
梅本健司

 イングランドの守備は歯痒い。ワントップのハリー・ケインはこの試合守備が緩慢で、そのせいで後続の選手たちがどのタイミングでプレスに行くべきか迷っていた。ハイプレスにとって重要なのは、ファーストディフェンダーがプレスの方向性を決めることだ。中央に誘導するのか、サイドに追い込むのか、それならどちらのサイドなのか。最初のプレスの仕方で、後続にメッセージを発する。スペインのワントップ、モラタは今までそんな...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:03 PM

July 11, 2024

ユーロ2024──オランダ対イングランド(1−2)
梅本健司

  怪我したメンフィス・デパイに代わり、同じセンターフォワードではなく、中盤のフェールマンを入れたオランダの采配がまずよかった。前の3人と上がり目のボランチがポジションチェンジを繰り返しながら、ライン間を狙い続ける523のイングランドに対して、オランダはその交代からゾーンではなく、人を捕まえにいく守備の意識が強くなった。ドイツ対スコットランドのときにも書いたように、ゾーン守備の弊害は誰が誰にマーク...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:08 AM

July 10, 2024

ユーロ2024──スペイン対フランス(2−1)
梅本健司

  フランスはスペインにリードされると分が悪い。コロ・ムアニ、カンテ、チョアメニで、スペインの心臓ロドリとファビアン・ルイスを抑えるという相手に合わせた守備を用意してきたものの、それも前から奪いにいくものではなく、相手の攻撃を停滞させるためのものである。すなわち相手とイーブンな殴り合いをする限りにおいては有効だが、そもそも自分たちであえて攻撃を停滞させてボールを持ち続けようとするリード後のスペイン...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:48 AM

July 7, 2024

ユーロ2024──イングランド対スイス(1−1(PK:5−3))
梅本健司

 スロバキア戦終了間際でのベリンガムのオーバーヘッドも、感動というより、彼らはまだこんな苦しい条件下で戦い続けなくてはならないのかと不憫になってしまった。それほどイングランドは良くなかった。いくら個々の質がずば抜けていようと、考えなしに並べられると何も機能せず、プレミアリーグファンでないと見ていられない90分を過ごすことになる。  しかし、ここにきて不動のサウスゲートがまさかのスイス対策を用意して...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:55 AM

July 6, 2024

ユーロ2024──ポルトガル対フランス(0−0(PK:3−5))
梅本健司

 フランスは5試合で3得点に留まっている。それぞれの試合を振り返ればシュート数で相手をいつも上回っているので、必ずしもチャンスをつくれていないわけではないのだが、ただそのチャンスの質が低い。シュート数に対して枠内に飛んだシュート数が異常に少ない、つまりかなり難易度の高い状況でシュートを打たされていることになる。   原因はふたつ。センター・フォワードでオリヴェエ・ジルーをフル出場させられないこと。...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:40 PM

ユーロ2024──スペイン対ドイツ(2−1)
梅本健司

 前半ドイツの問題はスペインの左インサイドハーフ、ファビアン・ルイスを自由にさせてしまうことだった。ワントップのハヴァーツと右ウィングのザネが前に出て、スペインの2センターバックに着く。トップ下ギュンドアンはアンカーのロドリ、左ウィングのムシアラは右サイドバックのカルバハルをマーク。余ったスペインの左サイドバック、ククレジャに対しては右サイドバックのキミッヒが出てくるから、ドイツはかなり前からスペ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:35 AM

June 30, 2024

ユーロ2024──ドイツ対デンマーク(2−0)
梅本健司

 ひとつ前の試合、スイスは後方からの前進は悪くないが、最終局面での動き出しが少なすぎる。ただそれを上回るイタリアの守備の稚拙さが勝負を決めた。前からプレスが連動しておらず、抜かれた選手は棒立ちで戻らない。どちらのチームもグループステージの方が気合いが入っていたのではないかという試合で眠気を誘う。    一方でドイツ対デンマークのゲームは、雷で一時的にゲームが中断されながらもちっとも眠くならない、現...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:11 PM

June 21, 2024

ユーロ2024──デンマーク対イングランド(1−1)
梅本健司

 ビルドアップのときに後ろから325をつくるデンマークは、最終ラインが無駄に広がらないのがいい。以前にも書いたが、ショートパスを繋ぐチームにとって重要なのは、サイドで幅を取る選手が相手のウィングを二歩超えたあたりの位置をとり、半身で相手ゴール方向を向いていること。かつその選手にボールが通った際に、しっかりとバックパスのコースが確保されていることだ。ウィングの選手がそのような状態を保つためには、最終...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:08 AM

June 18, 2024

ユーロ2024──オーストリア対フランス(0-1)
梅本健司

 組織のオーストリア対個のフランス。現ドイツ代表監督ユリアン・ナーゲルスマンがライプチヒの監督をしていた際に、スポーツディレクターだったのがラルフ・ラングニックである。彼がオーストリアの指揮をとっている。ラングニックといえば徹底したハイプレス戦術で、クラブチーム時代は運動量の高い若手たちを好んで集めていた。かなり約束事の多い戦術は合わないところとはまぁ合わず、クリスチャーノ・ロナウドが一時帰還して...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:27 AM

June 15, 2024

ユーロ2024──ドイツ対スコットランド(5-1)
梅本健司

 ドイツは両ウィングのヴィルツ、ムシアラを中に絞らせて、トップ下のギュンドアンとともライン間で顔を出し続ける。後方は左センターバックのターの左横に中盤のクロースが降りて3枚をつくり、その分両サイドバックを上げる。あくまでイメージだが、初期配置4231から3151へと可変する。上がった両サイドバックのスペースが使われやすくなるため、決してリスクの低い陣形ではない。それでもドイツがここまで圧倒できたの...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:51 PM

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