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November 13, 2025

映画について書く:現代作家たちへのインタビュー Écrire sur l'écran 第一回 夜から始まる物語――メイリス・ド・ケランガル氏へのインタビュー part3

ーーやっぱり子どもの頃から映画もたくさん見ていたのですか。 子どもの頃は、たくさん映画を観ましたね。西部劇をたくさん、メロドラマや歴史大作も。特に好きなのは70年代のアメリカ映画です──チミノ、カサヴェテス、コッポラ、モンテ・ヘルマン。そして80年代ではシドニー・ルメットですね。 ーーお気に入りの作品を聞かれたら何と答えますか。 『まだらキンセンカにあらわれるガンマ線の影響』というポール・ニューマ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:14 PM

November 8, 2025

映画について書く:現代作家たちへのインタビュー Écrire sur l'écran 第一回 夜から始まる物語――メイリス・ド・ケランガル氏へのインタビュー part2

ーー子どもの頃から読書や執筆がお好きだったそうですが、当時から作家になりたいと思っていましたか? 特に早熟だったわけではありませんが、7、8歳くらいの頃から本をたくさん読むようになりました。童話や、子ども向けの叢書から選んだ本を次々とむさぼるように読んでいたんです。主人公はだいたい自分と同じくらいの年齢の子どもで、いろいろな出来事に遭遇したり、謎を解いたりする物語でした。それ以来、読書をやめたこと...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:03 PM

November 1, 2025

映画について書く:現代作家たちへのインタビュー Écrire sur l'écran 第一回 夜から始まる物語――メイリス・ド・ケランガル氏へのインタビュー part1

アラン・ロブ=グリエやマルグリット・デュラスが活躍したヌーヴォー・ロマン以後、文学は映画との距離をいっそう縮めてきた。映画から直接的な影響を受ける場合もあれば、逆に意識的に距離を取ろうとする場合もある。いずれにせよ、小説と映画の関係は、もはや無視できないものとなっている。  今回インタビューに応じてくれたのは、ゴンクール賞候補に名を連ね、現代フランス文学を代表する作家のひとり、メイリス・ド・ケラ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:00 PM

May 1, 2020

第二回「映画までの距離」東風・渡辺祐一さんに話を聞く
結城秀勇、隈元博樹

 4月25日、『春を告げる町』(2020、島田隆一)の「公開」によって幕を開けた「仮設の映画館」。映画作品のデジタル配信というかたちを取りながらも、観客が選択した劇場にも興行収入が分配される仕組みだ。『精神0』の公開にあたって想田和弘監督と配給会社・東風によって生み出されたこの企画は、プレスリリースとともに大きな反響を呼び、5日2日より他の配給会社も含めた複数の作品が「公開」予定となっている。  ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:41 AM

April 15, 2020

第一回「映画までの距離」下高井戸シネマ木下陽香代表に話を聞く
結城秀勇

 たった一月前のことでさえも、なんだか記憶が曖昧になっている。あのころはいったいどんなことを考えていたのか、どんな立場をとっていたのか、あのときとなにが変わったのか。日々目まぐるしく変わる情勢(とまったく信用できない情報と)の中で、思い出せなくなったりわからなくなってしまったことがある。  それでもなにか新しい試みを立ち上げたいと思った。それは斬新な提言のためでも、批判の声をまとめあげるためでもな...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:28 PM

June 20, 2017

カトリーヌ・ドヌーヴの眼の中で...
坂本安美

フランスの人気カルチャー週刊誌である「レザンロキュプティブル」の編集長、元「カイエ・デュ・シネマ」編集長である映画批評家ジャン=マルク・ラランヌによるラジオ番組「...の眼の中で」(Dans les yeux de...)は、映画人を招き、映像、映画だけではなく、絵画、写真、ゲーム、テレビ、漫画、つまり彼らの「眼の中」に映り、記憶している映像についてラランヌが質問し、ゲストが自由に語り、彼らの出演...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:21 AM