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September 16, 2005

チャンピオンズリーグ アーセナル対トゥン 2-1、ビジャレアル対マンチェスター・ユナイティド0-0
梅本洋一

[ sports ]

 チャンピオンズリーグの開幕戦から2ゲーム。どちらも見るべきものの少ないゲームだった。理由はふたつある。ひとつは、まだ各国リーグ開幕から日が浅く、どのチームも仕上がっていないこと。フランスのように開幕の早いリーグはすでに6ゲームを消化しているが、他の国のリーグは、まだ手探りの状態に見える。したがって、実力のあるチームと下位チームの差が少ない。圧勝のケースは多くならない。同時にリオンのように実力があり、すでに開幕から消化ゲーム数が多いチームはすでにトップスピードでゲームに入っていけるから強い(レアル・マドリに3-0で圧勝)。ふたつ目の理由は、審判の判定によって、面白くなりそうなゲームが潰されてしまうこと。今回取り上げるゲームでは、アーセナルのファン・ペルシが前半終了直前に不可解なレッドを喰らい、それ以降のゲームが荒れてしまった。そしてマンUのルーニーが、レッドカードを著名選手に何度も出しているスウェーデンのニールセンからレッドを喰らい、以後、マンUは、アウェイのせいか専守防衛になり、ゲームがつまらないものになってしまった。
 アーセナル対トゥンの場合、上記ふたつの理由が重層してしまい、ロスタイムでのベルカンプの(流石の!)ゴールまで1-1という有様。レジェスのシュートがこのゲームでも入らなかったせいもあり、やっと逃げ切ったし、マンUの場合、レッドで退場まで、ほとんどゲームをまるで王様のように仕切っていたルーニーがいなくなり、そしてビジャレアルの方はリケルメがいないこともあり、ポゼッションはするが、ほとんどのパスが足下に送られ、これだけでマンUのディフェンスは崩れはしない。前日に行われたベティス対リヴァプールでも、リヴァプールがジェラード、リーセ、シセを次節のマンU戦のために残り20分まで温存したから、怠いゲームになった。開幕とはこんなものなのだろうか。もちろん対戦カードの問題もある。アーセナルは同組のアヤックスとの対戦は次節。まだビッグクラブはどこも本気モードではない。
 もちろん昨年失敗したミランやチェルシーは別だ。モティヴェーションが最初から高い。今年は、一昨年のモナコやポルトのような「下克上」はないのではないか。あるとすればリオンだろうが、このチームはもともと実力がある。問題があるとすれば今期監督に就任したジェラール・ウリエだろう。