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July 18, 2012

『愛の残像』フィリップ・ガレル
高木佑介

[ cinema, cinema]

 恋人との結婚を間近に控えているフランソワ(ルイ・ガレル)は、1年前に彼が捨てたことで死んでしまった元恋人・キャロル(ローラ・スメット)の幻影を見るようになる。「あなたが愛したのは私だけ。あなたは今の人生に飽きている。だから私のほうに来なさい……」。鏡の中のキャロルからの問いかけに対し、はじめは自分に言い聞かせるかのように今の恋人エヴ(クレマンティーヌ・ポワダツ)への愛を口にしていたフランソワも、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:52 AM

July 12, 2012

『5 windows 吉祥寺remix』
安田和高

[ cinema, cinema]

 Cinema de Nomad「漂流する映画館」。それは街全体を映画館に変えてしまう試み。『5 windows』は、5つの空間と、5つの物語を、観客それぞれが街を漂流しながら体験するというもので、昨年の10月にシネマ・ジャック&ベティを起点としてロケ地である黄金町界隈で上映された。じっさいにスクリーンで見た風景のなかを歩き、同じように空を見あげ、同じように「緑色に濁った川」の匂いを嗅ぎ、同じよう...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:50 AM

July 5, 2012

『バビロン2ーthe OZAWAー』相澤虎之助
結城秀勇

[ cinema]

「旅行なんてなあ、結局誰かが占領したり侵略したところに行くだけなんだよ」、そんなようなことを伊藤仁演じる古神は言う。だからだろうか、この映画のあらゆる映像や音や言葉は、○○の後に映し出され、鳴り響いているように感じた。映画における映像や音は本質的に現実より先には起こらない、というような原理的な言説としてではなくて、もっと経験的な考察として、たとえば旅行者として踏みしめているこの地面は、侵略者や征...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:19 AM

July 2, 2012

ユーロ2012──(6)ファイナル、スペイン対イタリア 4-0
梅本洋一

[ sports]

 イタリアは日程面で大きなハンディを負っていた。後半、3人目の交代で入ったモッタがハムストリングをやられると、10人でスペースを埋める力は残っていなかった。そして、おそらくスペインは、最良のゲームをやった。この状況を考えると、この結果も妥当だろう。  だが、それでも、今回のユーロでもっとも注目されたのは、チェーザレ・プランデッリのイタリアだったことは、この敗戦でも、揺るがない。このゲームでも、開始...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:39 PM