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January 28, 2014

『Dressing Up』安川有果
松井宏

[ book, cinema]

 そのプリンセスは自分の血に呪いがかけられていることに気づく。いまはもういない母がかつて患っていたなにかを、自分もまた受け継いでいるのだと。母は自分のなかにあるそれに耐えられず自殺したのだろうか? わからない。だがとにかくそのなにかが、呪いが、自分の身体のなかを流れていることは確かだ。いや、その少女は自らのそんな血に気づいた瞬間から、プリンセスとなるのだった。おぞましさと気高さが彼女のなかでひとつ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:27 PM

January 14, 2014

最高の映画作家、ジャン・グレミヨン
ステファン・ドゥロルム

[ cinema, sports]

第17回「カイエ・デュ・シネマ週間」ジャン・グレミヨン特集:2014年1月17日(金)~2月2日(日)フランス新世代監督特集:2014年2月14日(金)~2月16日(日)@アンスティチュ・フランセ東京 ジャン・グレミヨンの著作や言葉を出版することは、 彼が映画の伝道師であり、理論家であったことを明らかにするだろう  呪われるとはどういうことなのか? それは自分のことについて他のいかなる言い換えも不...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:09 AM

January 7, 2014

『A touch of sin』ジャ・ジャンクー
増田景子

[ cinema, cinema]

ジャ・ジャンクーは「世界」を描こうとしている。それは世界名所を寄せ集めた「世界」を舞台にした『世界』だけに限らず、ノイズを編集し、記憶を再構成することで「ある物語」だけではなく、その物語が置かれている土台の「世界」までもカメラに収めてきた。2013年の新作『A touch of sin』では、新聞の三面記事から着想を得たという、中国各地で起きた貧困をめぐる大なり小なりの4つの犯罪を描く。 驚くべき...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:37 AM

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