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December 16, 2017

『希望のかなた』アキ・カウリスマキ
結城秀勇

[ cinema]

35mmフィルムでの上映(※12月17日まで!)という英断を下したユーロスペースには、どれだけ感謝してもし足りない。DCPではこの作品のよさが伝わらないとか言うつもりはさらさらない。もはや圧倒的大多数であるデジタルとの比較の上に成り立つそんなスノビズムはどうでもいいし、ましてやかつて映画はこうであったという郷愁に囚われているわけでもない。『希望のかなた』が35mmで上映されるべきなのは、いまそこに...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:47 AM

December 15, 2017

『三月の5日間』リクリエーション チェルフィッチュ(作・演出 岡田利規)
三浦翔

[ theater]

「想像力」の問題は(とくに近年の)チェルフィッチュにとって重要な問いである。「想像力」とイラク戦争という組み合わせを立ててしまった瞬間に、それはこれまで映画や演劇で繰り返されてきた「ここ」と「よそ」の問題、分断を想像力で乗り越えようとする問題形が浮上してくる。しかし、岡田利規が『三月の5日間』で行なっていたことは、そうした「想像力」によって見えない他者や遠くにある世界、劇場の外へと至ろうとすること...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:11 AM

December 2, 2017

『最低。』瀬々敬久
結城秀勇

[ cinema]

なんの前情報も一切なしで見始めたので、断片的なカットの連なりで主役である3人の女性たちが描写されていく冒頭部分を見ていてちょっと混乱する。どうやら回想シーンも含まれているらしいこのパートの中で、とりあえず3人の女性は別々の場所にいるようだ。もしかしてこの3人はひとりの人物の違う時代を演じてるのか?いや名前も違うしそもそもこんなタイプの異なる3人を選ぶ意味もわからない、じゃあ実は3人のうちの誰かが誰...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:45 AM