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June 28, 2004
『まだ楽園』佐向大
[ cinema]
どこまでも、どこまでも移動しても同じ風景がひろがっている。どれだけ車を走らせても、目に入ってくるのは似たような街並みと同じような建物ばかりだ。またコンビニか……、また駐車場だ……。いや、そんなことはもう誰も気にかけていない。ため息をついていたらきりがない。特徴も違いもないだだっぴろい広がりの遠くに、巨大な都市群がかすんでいるようにも見えるが、そこに至るとさらに絶望的な風景がひろがっているのかもしれ...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 05:34 AM
『蝶採り』オタール・イオセリアーニ
[ cinema]
インドのマハラジャを乗せた列車が到着するシーンによって幕をあけるこのフィルムはまぎれもなくトランジットの映画だ。ピアノ奏者の老婆が到着すると同時に賛美歌の時間になり、曲が終わると同時に彼女がさっさと席を立って自転車に乗って帰ってしまうところなど、とてつもなく正確な数種類の時刻表を熟知してそれを乗り継ぎ、目的地まで最短時間で到着するようなアクションだ。あるいはとてつもなく不正確なダイヤの乱れを利用し...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 05:33 AM