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August 17, 2009

09-10プレミアリーグ開幕戦 エヴァートン対アーセナル 1-6
梅本洋一

[ design , sports ]

 信じられないスコアでアーセナルの快勝。アデバイヨールとコロ・トゥレをマンCに取られ、しかも左足を骨折したナスリ、復帰後ハムストリングの痛めてしまったロシツキ、代表戦で背中を痛めたウォルコットを欠いてこの結果。「難敵」エヴァートンを失意のどん底に落としたアーセナルのアタックは素晴らしいものだった。
 心配していたのはヴェンゲルだけではないだろう。アーセナル・ファンなら全員、今シーズンは期待できないだろうと考えていたはずだ。デニウソンのミドルが決まった28分に狼煙が上がり、新加入のヴェルメーレン、そしてギャラスのセンターバックの頭が炸裂し3-0で前半を終えると、後半早々にはアルムニアのフィードからセスクが独走して左隅にたたき込み、自陣でボールを奪ったアルシャヴィンから股抜きのパスが3本繋がり、最後はセスクがGKの股抜きシュート、最後はアルシャヴィンのシュートがポストをたたいたところをエドアルドが詰めて6点目。エヴァートンも終了間際にサアが一矢を報いたがもう遅い。
 この日のフォーメーションは、4-2-3-1。トップにファン・ペルシ。その下にセスク、両翼にベントナーとアルシャヴィン、そしてデニウソンとソングの後ろに、トゥレに代わって新加入のヴェルメーレンを加えた4バック。前シーズンと比べて明らかに伸びているのはベントナーとデニウソン。右サイドでチャンスメイクに徹したベントナーのタメは前シーズンには見られなかったし、先制点を決めたデニウソンのミドルも、昨年までの彼なら楽に繋ぐことを選択していたはずだ。アデバイヨールの移籍で確実にファン・ペルシとセスクにゴールに向かう姿勢が強まり、ソングもよるねばり強いディフェンスができるようになった。セスクのFKを頭で合わせたギャラスとセスクが共に喜び合う姿を見ていると、昨年までのチーム内対立が嘘のようだ。ヴェルメーレンもトゥレよりも読みがよいことだけは確かだ。クリッシとサニャの労を惜しまぬ走りは前年通り。
 ヴェンゲルは、我々は熟成してきた、と語ったが、あながち手前味噌ではないだろう。ここにウォルコット、ナスリ、ロシツキが復帰してきたら、ヴェンゲルも選手起用がもっと楽になるだろう。来週はミッドウィークにグラスゴウに遠征し、チャンピオンズリーグのクオリフィケーション。俊輔を欠いたセルティックと当たることになる。疲れが気になるが、今日のような快勝だと心配ない。ストレスの溜まった選手はいないはずだ。