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January 24, 2009

『我が至上の愛 アストレとセラドン』エリック・ロメール
梅本洋一

[ cinema, sports]

 ずいぶん前のことになるが、「別冊宝島」が映画特集をしたことがあった。その中に安井豊が、とても面白いロメール論を書いていた。タイトルは『いい加減にしろよ、じいさん』だったように思う。たとえば、ロメールの歴史物をめぐって、バザンに遡って写真映像の存在論を論拠に、まじめな文章をぼくも書いたことがあった。この『我が至上の愛』にしても、耳に響いてくる変なフランス語──17世紀の書き言葉そのまま──を『O侯...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:45 PM

January 22, 2009

『Casa BRUTUS』2009年2月号 最強・最新! 住宅案内2009
長島明夫

[ book, book]

 ここ数年、1年に1冊は『Casa BRUTUS』を買っている。1998年に季刊として創刊し、2000年に月刊化、今号で通巻107号になる同誌では、2004年の3月号(通巻48号)で初めて日本の新作住宅を特集し、翌2005年以降は毎年2月号で、その1年間をまとめる住宅の特集「最強・最新! 住宅案内」を組んでいる。それが今年もまた書店に積まれた。  今号も内容は充実している。まず中村拓志や藤本壮介、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:49 PM

January 14, 2009

『近代日本の国際リゾート──1930年代の国際観光ホテルを中心に』砂本文彦
梅本洋一

[ book, cinema]

 建築史家、砂本文彦の博士論文が下敷きになった大著である。大東亜共栄圏に向けて中国侵略を開始した時代、当時の鉄道省を中心に、日本で初めての国際観光ホテルの建設が進んでいたことは知られている。外貨不足が侵略という軍事的な結末を見た当時、外貨不足を観光立国で補おうとする政策も進められていた。もちろん観光立国政策は戦争に向かって頓挫することになるが、その政策の成果が、30年代に建設された国際観光ホテルで...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:32 AM

January 13, 2009

『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』ジャド・アパトー/『寝取られ男のラブ♂バカンス』ニコラス・ストーラー
結城秀勇

[ cinema, cinema]

 買ってしまった映画の消化スケジュールというだけなのかもしれないが、新作コメディの二本立て上映という近年稀に見るプログラムに惹かれ、新宿ミラノ座へ。予習のためにDVDを借りた『40歳の童貞男』が予想外に面白かったのでかなり期待していたのだが……。  結論から言えば、両作品ともひどく無難な出来、という印象だ。途中で席を立ちたいと思わない程度には面白いが、いかんせん長い……。こちらの勝手な期待としては...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:03 AM

January 12, 2009

08-09ラグビー大学選手権決勝
帝京対早稲田 10-20
梅本洋一

[ cinema, sports]

 豊田の2トライで早稲田の完勝のゲーム。見事に対抗戦のリヴェンジ、ということになるかもしれない。だが、全体的なゲームそのものの面白さはまったく伝わってこなかった。小さな部分から指摘すれば、ノックオン等のミスが多すぎる。早稲田のセンターがノックオンするのはいけない。プレッシャーがかかる部分での練習不足なのだろう。次にゲームメイクにおいてインテリジェンスが見られない。前半、帝京陣内深くに攻め入った早稲...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:23 PM

January 8, 2009

09 新年のラグビー
梅本洋一

[ cinema, sports]

○まず1月2日の国立競技場の2ゲーム。 早稲田対東海 36-12  ここまで魅力的なラグビーで勝ち上がってきた東海だが、早稲田の前に出るディフェンスに対すると打つ手を失う。東海の6番と8番を主なるターゲットに早稲田のディフェンスが前へ前へとプレッシャーをかけると、東海のアタックが寸断されてしまう。かつてのフランス代表のようなフレアを実現するためには、高度の個人技が必要になることが痛感される。  ス...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:52 PM

08-09ヨーロッパジャンプ週間
梅本洋一

[ cinema, sports]

 今シーズンの4ヒルズは予定通り行われた。昨年はインスブルックがキャンセルになり、ビショクスホーフェン2連戦、しかもノットアウト方式ではなかったから、ちょっと興ざめ観があったし、優勝したのがアホネンだったから、時間が止まったような気がした。  今シーズンは従来通り。しかも、かなり高レヴェルの戦いが繰り広げられたと思う。マルティン・シュミットの本格的なカムバック、そして五輪を控えるロシアのヴァシリエ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:49 PM