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February 21, 2019

《ペーター・ネストラー監督特集in京都》2018年12月5日@京都・出町座

《ペーター・ネストラー監督特集in京都》、最後に掲載させていただくトークは、2018年12月5日に京都・出町座での『良き隣人の変節』上映後に行われたトークです。『良き隣人の変節』は第二次世界大戦中、15歳でポーランド東部ソビブル絶滅収容所に送られたトーマス・"トイヴィ"・ブラットが、年月を経て再び収容所跡地、逃亡した際のその道のりを訪れます。 いまだヨーロッパで大きな問題としてあるナチ協力の問題...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:18 AM

February 13, 2019

《ペーター・ネストラー監督特集in京都》2018年12月4日@同志社大学寒梅館クローバーホール

今回、掲載させていただくのは、2018年12月4日に同志社大学寒梅館クローバーホールでの『外国人1 船と大砲』、そして『空洞人』の上映後に行われたトークです。テレビシリーズの1本として作られた作品と現時点で監督の最新作となる短編作品をもとに、このトークでは、ネストラー監督の映画作りの方法、そしてドキュメンタリーとフィクション映画とはといった内容が語られます。 渋谷哲也 ペーター・ネストラー監督は...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:27 PM

February 8, 2019

《ペーター・ネストラー監督特集in京都》 2018年12月3日@京都・出町座

2018年11月末に来日したペーター・ネストラー監督が、京都で行なったトークショーを、今回複数回に渡って掲載させていただけることになりました。 まず掲載させていただくのは、12月3日に京都の映画館・出町座での『ミュールハイム(ルール)』、『時の擁護』、『アーノルト・シェーンベルクの《映画のための伴奏音楽》入門』上映後に行われたトークショーです。この3作品はストローブ=ユイレ関連作品として組まれてお...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:25 AM

December 19, 2014

「ホン・サンス映画はどのように生まれるのか?」@東京藝術大学 横浜校地馬車道校舎
隈元博樹

 講義中盤でのこと。ホン・サンスは私たちに向かってこのように語りかけた。「たとえば木の葉や髪の毛が風にそよいでいるとする。この情景がひとつの事物の瞬間だとするならば、いまこうして私がみなさんと出会い、ここで語り合っていることもひとつの事物の瞬間なのです」。私はとても素敵な言葉だと受け止めた。だけどこの言葉をさらっと鵜呑みにせず、少しのあいだ深く考えてみたいとも思った。さりげなく放たれたこの言葉に「...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:20 PM

February 11, 2009

『ロルナの祈り』ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
梅本洋一

 『ロゼッタ』についての批評の中で、ジャン=マルク・ラランヌは、ロゼッタという少女の身体の中にキャメラが埋め込まれたようだ、と書いたことがあった。ダルデンヌ兄弟のフィルムを見ていると、いつもその文章が思い浮かぶ。ロングショットを欠いた極度に主人公に近いキャメラ、そして、主人公が出ていないショットはいつもひとつもない。だから、ぼくらには、主人公とその小さな周囲しか見えない。そして、いつものように、付...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:54 AM

October 28, 2008

『宮廷画家ゴヤは見た』ミロス・フォアマン
宮一紀

 18世紀末、スペインで長らく廃止されていた異端審問がカトリック教会の名の下に復権する。ポルトガル移民の子孫で裕福な商人の娘イネス・ビルバトゥア(ナタリー・ポートマン)は、ある晩居酒屋で豚肉に手をつけなかったことからカトリック教会にユダヤ教徒と見なされ、異端審問への出頭を命じられる。審問とは名ばかりの拷問——全裸で後ろ手に天井から吊るされる——によって罪の自白を強要されたイネスは牢獄に収容されるこ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:39 AM

September 29, 2008

講演「肖像の理論のためのスターの顔」ドミニク・パイーニ
結城秀勇

 東京日仏学院にて開催中の特集上映「映画におけるメタモルフォーズ」の中の1本、アルフレッド・ヒッチコック『めまい』の上映後、プログラムを行ったドミニク・パイーニ氏による講演が行われた。先だって前日の青山真治監督との対談の前に行われた講演では、この特集プログラムの全体に渡って話が展開された(それはウォルト・ディズニー『ダンボ』から、ジェリー・ルイス『底抜け大学教授』、果てはロビー・ウィリアムスのPV...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:30 AM

April 18, 2008

「音楽に批評は必要なのか」佐々木敦vs湯浅学with南部真理
宮一紀

 佐々木敦によって95年以降に書かれた数々のライナーノートがこのたび一冊の書籍に纏められ(『LINERNOTES』、青土社)、その刊行を記念したトークイベントがジュンク堂新宿店内のカフェにて開催された。  次から次へと紡ぎ出される魅力的な固有名詞の数々と、話者たちの口ぶりの軽やかさも相まって、危うくそこにある切実さが耳からこぼれ落ちていきそうになるのだが、「音楽に批評は必要なのか」と題されたこのト...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:02 AM