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May 19, 2006

『ヨコハマメリー』中村高寛
梅本洋一

[ cinema, sports]

 ぼくもヨコハマ・ネイティヴだから、白塗りの街娼メリーさんのことは知っていた。そして、それがドキュメンタリーとして撮影されたと聞いて見に行った。横浜で見たのではない。池袋だ。  もちろん監督の中村高寛が語るとおり、メリーさんの消息を求めていくドキュメンタリーの通常のスタイルを期待していない。白塗りだから彼女は伝説になったのだろうが、白塗りでなければこんな女性はたくさんいたろう。問題は「ヨコハマ」だ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:14 PM

チャンピオンズ・リーグ決勝 バルセロナ対アーセナル 2-1
梅本洋一

[ sports, sports]

 オークションで信じがたい値段がついたという決勝。スタード・ドゥ・フランスは満員。  立ち上がりは、気合いの入ったアンリのカウンターがさえ渡り、いきなりバルデスにショッツ・オンを2本お見舞い。ウィガン戦に勝ってから10日あまり。コンディションの良さがうかがえる。だが、問題の前半19分。エトオの足をレーマンの手が引っかけ、レーマンは一発レッド。ピレスを下げ、アルムニア投入。他に選択肢はなかろう。  ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:28 PM

May 16, 2006

『訪れた女』ジャン=クロード・ギゲ
田中竜輔

[ cinema, sports]

 つい先日まで名前も知らなかった映画作家の、さらにはわずか10分ばかりの短編、しかも字幕もなく台詞の内容もほとんど理解できないような「会話劇」の作品に、なぜここまで揺さぶられたのだろう。  上映前に目を通した会話シナリオでおおよその筋はわかっていた。不倫相手に捨てられた女と、その女を家に迎え慰める女の会話劇。映画が始まると、まずひとりの女がベッドに横たわっているのが目に入る。その傍らには猫がいる。...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:59 AM

代表23人の選出
梅本洋一

[ sports, sports]

 4年前にも同時期にW杯の選手選出について書いた。あれから4年経った。いろいろあった。久保が選ばれなかった。松井大輔が選ばれなかった。久保は体調不良を理由に選出されなかった。スコットランド戦の後半で遠藤が代えられたので、てっきり松井が選ばれるかと思ったが、ジーコの寵愛の厚い遠藤は選出された。しかし、大したサプライズはない。  本当にジーコはブラジル人の監督だ。チームというものは──とか、代表という...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:58 AM

May 15, 2006

『女たち 女たち』ポール・ヴェキアリ
梅本洋一

[ cinema]

 モンパルナス墓地に面したアパルトマンに中年に達したふたりの女性が住んでいる。壁には30年代の映画スターたちのポートレートや当時の映画雑誌「Cinemanie」「Cinevie」の表紙が無数にところ狭しと飾られ、年上の女性はまるで少女のような衣装を身にまとい、年少の方はどうも女優らしい。ふたりの関係は分からないし、冒頭の長いワンシーン・ワンショットでの対話の内容も、実に内容がなく、彼女たちの正体が...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:08 PM

May 12, 2006

『ジーコ・スタイル 進化する日本代表』中小路 徹
梅本洋一

[ book, sports]

 W杯開幕までもう1ヶ月を切ったせいか、どの書店にもフットボール関係の書物のコーナーが作られている。だが、日本が初出場した98年のフランスや日韓共同開催の02年のW杯に比べて気分が盛り上がらないのはなぜだろうか? その間にフットボールへの関心が衰えてしまったからか? いや、その逆だ。このサイトを見てくださる方なら理解していただけるだろうが、フォローするゲームの数はどんどん増えている。今シーズンもW...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:23 PM

May 10, 2006

アーセナル対ウィガン 4-2
梅本洋一

[ architecture, sports]

僥倖とはこのようなことなのか。 スパーズは勝ち点1差で4位。アーセナルは5位。したがって、アーセナルの来期チャンピオンズリーグ出場は、17日に決勝でバルサに勝つか、この日に勝利を収め、スパーズが敗退するか引き分けるかしかあり得ない。しかもプレミア最終日であると同時に93年の歴史を持つハイバリー最終戦。 展開は必ずしもよくない。ウィガンのいつものパワーフットボール。手数を少なくし、ロングボールを前戦...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:26 AM

May 8, 2006

『ニュー・ワールド』テレンス・マリック
田中竜輔

[ cinema, sports]

『シン・レッド・ライン』の舞台で『天国の日々』を撮ったようなフィルム。この映画のことを聞いてからというものそんなイメージを漠然と思い浮かべていたし、実際にそのような感想も聞いていた。確かにそれは間違ってはいないだろう。だが、『ニュー・ワールド』は決してテレンス・マリック自身のリファレンスによってのみ作り上げられただけのフィルムではない。  たとえば、原住民の一人が地面に荷物を置くという些細なアク...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:35 AM

May 7, 2006

『フォーブール・サン=マルタン』ジャン=クロード・ギゲ
梅本洋一

[ cinema, sports]

おそらく昨年の秋にギゲが亡くならなければ『フォーブール・サン=マルタン』を見ることなどなかったろう。今から28年前、私はジャン=クロード・ギゲの処女長編『美しい物腰』(良家のマナー)を見た。自室に戻ってラジオをつけると、ギゲのインタヴューを放送していた。おぼろげな記憶を辿ると、彼はこんなことを言っていた。「ぼくが育った場所では、原語での外国映画の上映などあり得なかった。だから今でもアメリカ映画をフ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:38 AM