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May 19, 2013

『グッバイ・ファーストラブ』ミア・ハンセン=ラブ
代田愛実

[ cinema, cinema]

 前半に展開される若い2人の恋愛事情の描写は、監督が女性だからなのだろうか、女の私に取っては、いささか凡庸に映った。ロメールであれば、トリュフォーであれば、もう少し女性に対する"あこがれ"の視点が介入するであろう——女という生き物の、そばにいても手の届かないミステリアスな部分や、理解に苦しむ奔放な姿が描かれたであろう——、だからこそ、観ている者をときめかせたるのだが、このクリシェのような、凡庸さは...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:25 PM

May 18, 2013

『コズモポリス』デイヴィッド・クローネンバーグ
代田愛実

[ cinema]

 2台のリムジンがカンヌを湧かせていたのは、ちょうど1年前の今頃のことだろう。『ホーリー・モーターズ』と『コズモポリス』。レオス・カラックスとデビッド・クローネンバーグの、全く似ていないような2人の監督の奇妙な共通項にとても驚かされた。  同名小説をたった6日間で脚本化したというし、台詞はほぼ原作通りだというから、サマンサ・モートンが発する散文詩のような魅惑的な言葉についてもここでは言及する必要は...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:30 PM

May 2, 2013

ベン・リヴァース インタビュー

[ cinema]

location.href="/interview/benrivers/"; 今年の2月に開催された第5回恵比寿映像祭(http://www.yebizo.com/)での、ベン・リヴァース『湖畔の2年間』との出会いは本当に幸福なものだった。森と雪と湖に囲まれた中で暮らすひとりの初老の男性を見つめる90分間。16mmの粒子とコントラストが織りなす映像、そこに被さる音。それらはかつて経験したことのない...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:46 AM