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May 30, 2005

ふたつの日本代表
梅本洋一

[ cinema , sports ]

 一昨日はフットボール、そして今日はラグビーの日本代表がともに惜敗した。勝てるのに勝てない、あるいは、勝てるのに勝とうとしない。どのようなゲームをして、どのような結果を得るのかというゲーム・プラニングがともに、どこかでうまく行っていない。だから結果が出ない。  まずは一昨日終わったキリン・カップを戦ったフットボール。「かったるい」ペルー戦の反省から、積極的になった日本代表。その姿勢は小野伸二のそれ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:05 AM

May 27, 2005

Champions League 04/05 Final リヴァプール対ACミラン 3-3 (PK3-2)
梅本洋一

[ cinema , sports ]

 前半のミランは完璧だった。開始1分でマルディーニのヴォレーシュートが決まり、入れ込み気味のリヴァプールに冷水を浴びせ、前半終了前には、クレスポが連続ゴール。これでゲームが決まったと思わない人はいなかったろう。ピルロがやや不調ではあったが、他の選手たちはコンディションもよく、スクデットを捨ててこのゲームに照準を合わせてきたのがよくわかった。特にクレスポ、シュフチェンコ、カカの前3人の出来は本当に素...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:13 AM

May 24, 2005

『愛の神、エロス』「若き仕立屋の恋」ウォン・カーウァイ
田中竜輔

[ cinema , sports ]

その暗い部屋は、すべてのものが何かによって閉ざされている、あるいは何かによって媒介されざるを得なくなっている、といった方が正しいのかもしれない。ホア(コン・リー)がひとりの老婦と共に息を潜めているその部屋は、確かにどこからか続いているようだが、淡い青の光が差し込む階段の先にその部屋があるのかどうかは保障されてなどいない。シャオ(チャン・チェン)が迷い込んでいるのは、そんなあらゆる可能性に背を向けた...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:10 AM

アーセナルの今シーズン
梅本洋一

[ sports , sports ]

ロスタイムの失点で0-1でペルーに敗北した日本代表の問題点が浮かび上がってきた。ゆっくりとポゼッションし、機を見てアタックという基本戦術はこのゲームでも不変だった。だが、前から書いているとおり、眠気を誘うリズムも一向に変わらない。確かにこのゲームでもボール支配率は高く、負ける感じはなかったが、最初から引いてカウンター狙いの相手からどうやって1点を取るのかという方法論もまるでない。もし、この方法を続...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:01 AM

May 23, 2005

『七月のランデヴー』ジャック・ベッケル
藤井陽子

[ cinema , cinema ]

エルヴェ・ル・ルーの『大いなる幸福』で、ナヌ(クリスティーヌ・ヴイヨ)が歌を、シャルリィ(ナタリー・リシャール)がクラリネットを、リュック(リュカス・ベルヴォー)がトランペットを吹くシーンがあったが、『七月のランデヴー』にもロジェ(モーリス・ロネ)がトランペットを吹くジャズのシーンが登場した。数人の男女が集まってくっついたり離れたりする共同体(友人どうし)は、まるでジャズバンドのようだ。基本となる...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:57 PM

May 21, 2005

「ストーリーテラーズ:アートが紡ぐ物語」
渡辺進也

[ photo, theater, etc... , sports ]

本誌18号でドミニック・パイーニにインタヴューをしたとき、ある展覧会をすすめられた。「展覧会自体はひどいものだけど、そこに展示されている作品は面白いよ」。それが、森美術館で企画・展示されている「ストーリーテラーズ:アートが紡ぐ物語」である。  平日の夕方過ぎ、六本木ヒルズにはたくさんの人が歩いている。僕は森美術館には行ったことがなくて入り口がすぐにわからずうろうろしてしまう。入り口を発見し、エレヴ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:34 PM

May 19, 2005

NBAプレーオフ Conference Semi-Final スーパーソニックス対スパーズ 90-103
結城秀勇

[ book , sports ]

互いにホームで2勝ずつあげ、スパーズ本拠地のサンアントニオに戻っての1戦。試合は開始直後ランニングゲームの様相を見せる。これが文字通りの意味であるならば、フロントコート陣ではスパーズにどうしても劣るソニックスに有利に働くのだろうが、彼らのシュートの確率は悪い。それというのも速い試合展開という状況は、コート上の10人の中のたったふたり、トニー・パーカーとマヌ・ジノビリのスパーズバックコート陣によって...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:20 PM

丸の内は変わる
梅本洋一

[ architecture , cinema ]

東京改造の先端的な場所は、何と言っても丸の内だろう。かつて31メートルのスカイラインが並び、それぞれのビルがその意匠を競った日本の産業界の中心が丸の内だった。そのスカイラインが崩れたのは、東京海上ビルが建った1986年だったろう。今となっては決して高くはないが、この赤茶色のビルは、当時はまだスカイラインのあった丸の内では異彩を放っていた。東京中心部の容積率の変化が、この高層ビルを生んだわけだが、当...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:56 AM

May 18, 2005

サッカー日本代表最終予選について
小峰健二

[ book , sports ]

ワールドカップ最終予選はタフだ。ゆえに面白い。この事実を私たち日本人も知っている。むしろ本大会より面白いと言ってもよい。この常識もまた私たち日本人は知り始めている。だから、昨今サッカーにまつわる言説がどこかしこに飛び交っている。誰もが、やれ俊助だ、やれヒデだとまくし立てる。ワールドカップ最終予選が実施される2005年。日本はサッカーをめぐって熱を帯び始めた。  2月、ワールドカップ最終予選が幕を開...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:04 PM

『遠い国』アンソニー・マン
衣笠真二郎

[ cinema , sports ]

farcountry.jpg
映画が始まって真っ先に目に飛び込んでくるのは活気ある港町の風景だ。忙しく動きまわる商人たち、山のような積み荷、運搬用のたくさんの馬たちが、狭い波止場から溢れんばかりの勢いでごった返している。人混みと雑踏によって占拠された空間の遠くの方から、鈴の音が聞こえてくる。何十頭もの牛が押し寄せてきてその間を縫うようにして姿をあらわした一頭の馬にはジェームズ・スチュワートが跨っており、その鞍には小さな鈴が付けられているのがわかる。「よし、いよいよ西部劇が始まるぞ」と誰もが身がまえてしまう最初の一瞬だ。すると...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:13 PM

『さよなら、さよならハリウッド』ウディ・アレン
月永理絵

[ book , cinema ]

目が見えなければ、映画を撮ることはできない。カメラのアングルを決めたり、ラッシュを確認したりできないから、というよりも、ひとつひとつの決定に説得力がないからだ。映画を撮ることは、そこに何がありどんな風に動くべきなのかを決定することでもある。決定事項は膨大な数ほどある。ロケ地がたくさんあり、ショットの数も増えればさらにたくさんのことを決定しなければいけなくなる。もっとも簡単なのは切り返しを繰り返すこ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:42 AM

May 17, 2005

『パリところどころ』
須藤健太郎

[ cinema , photo, theater, etc... ]

parisvupar.jpg
この前、特に目的もなく六本木のABCに立ち寄ると、『パリところどころ』のDVDが売っていてびっくりした。『アデュー・フィリピーヌ』とセットで昨年の11月頃に発売されていたらしかった。かなり迷ったあげく、勢いで買ってしまう。すごい見たかった。ヌーヴェルヴァーグに興味を持っていくつも文献を読んでいると、『パリところどころ』というタイトルにいつも出会った。でも、未見だったのだ。 『パリところどころ』は、パリを舞台に6人の監督が撮った10分から20分程度の短編で構成される...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:49 AM

「写真はものの見方をどのように変えてきたか」第1部[誕生]
藤井陽子

[ photo, theater, etc... ]

この展示物の中でなにより心を惹いた、世界で最初に実用化された写真方式の「銀板写真」のことを話そう。銀板の上に人の姿や街の風景が写されているのだ。これは、第二の視覚と呼ばれるカメラ・オブスクラをつかって、画像を定着させた最古の方法──ダゲレオタイプ──の写真だそうだ。当時「記憶する鏡」と賞賛されたという。この写真を覗き込むと、人物や街の影以外の部分に、覗き込んだ人の顔が写りこむ。1枚の平面の中に、か...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:50 AM

May 16, 2005

『楳図かずお 恐怖劇場』「蟲たちの家」黒沢清
結城秀勇

[ cinema , cinema ]

楳図かずおのデビュー50周年を記念した、6本の楳図作品の映像化という企画の中の1本。  不動産関係の仕事で働く蓮司(西島秀俊)は、妻(緒川たまき)が家に閉じこもりがちなことを気にかけている。妻は妻で、夫が酒を飲むと嫉妬深く暴力的になることを気に病んでいる。ふとしたことをきっかけに、妻は2階の一室に閉じこもり、そこから出てこなくなる。蓮司は浮気相手でもある大学の後輩に、自分の見ているものがただの妄想...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:11 PM

May 14, 2005

「ウナセラ・ディ・トーキョー」
梅本洋一

[ photo, theater, etc... , sports ]

久しぶりに砧の世田谷美術館に行く。12年ぶりのことだ。前に行ったのは「ラヴ・ユー・トーキョー」展。アラーキーと桑原甲子雄のふたり展だった。12年前が東京ロマンチカ、そして今度はザ・ピーナツの60年代のヒット曲のタイトルをそのままいただいたもの。歌謡曲は必然的にノスタルジックな感じがする。つまり、私も歳を取ったということだ。 平日の午後でとても空いていたので、内井昭蔵設計のこの美術館のディテールをし...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:30 AM

May 12, 2005

『ライフ・アクアティック』ウェス・アンダーソン
梅本洋一

[ cinema , cinema ]

ビル・マーレイ扮するスティーヴ・ズィスーはなぜズィスーという姓なのか。Zissouというスペリングだが、こんな姓の人は(それほど多くはないが)ぼくの知人にはいない。 ベラフォンテ号には、この時代に適合できない人たちが乗船している。ドキュメンタリー・フィルムなどもう時代遅れだし、ここに出てくる海の生物──どれも想像の産物だ──に本気で興味を持つ人などいないのではないか。でも、皆、本気なのだ。ズィスー...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:48 AM

May 8, 2005

『獣人』ジャン・ルノワール
藤井陽子

[ book , cinema ]

『獣人』を見た後、なぜか青山真治の『Helpless』のことを思い浮かべていた。ドミニック・パイーニが、ふたつのフィルムを並べることでできた「間」の中に新たな思考と視点を見出そうとしていたように、『獣人』と『Helpless』の間にも新たな思考と視点を見出せるかもしれない。 そもそもなぜ『Helpless』なのか。『獣人』の初めのシーンと、ルボーがグランモランを殺害するシーン、そしてフィルムの終わ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:10 PM

『愛慾』ジャン・グレミヨン
梅本洋一

[ cinema , cinema ]

ドミニック・パイーニの「記憶、引用、回想の中の映画」と題されたプログラマシオンの中にある「ジャン・ギャバン、プロレタリアートの憂鬱」の回にルノワールの『獣人』と共にグレミヨンの『愛慾』が上映された(東京日仏学院エスパスイマージュ)。 このフィルムを見たのは25年ぶりだ。『獣人』と共に見ると、2本ともジャン・ギャバンが主演し、ほぼ同じ物語が語られているのが分かる。もちろんこうしたプログラマシオンの妙...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:22 AM

May 6, 2005

Champions League semi-final 2nd leg リヴァプール対チェルシー 1-0 (total 1-0) PSV対ミラン 3-1 (total 3-3)
梅本洋一

[ book , sports ]

リヴァプール対チェルシーは、ほとんどファーストレグの再現。互いに中盤をつぶし合い、シュートがめっぽう少ないゲームになった。変化は前半開始早々にルイス・ガルシアがゴール前の混乱の中で1点を上げたこと。それが決勝点になり、リヴァプールがファイナルに進むことになったのだが、だからゲームが面白くなかったわけでは決してない。ほとんど膠着して動かないゲームのなか、モウリーニョはロッベン(ジョー・コール)、ケジ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:43 AM

ラグビー:日本学生代表対ニュージーランド学生代表(NZU) 29-31
梅本洋一

[ book , sports ]

一昨年の同時期37-31で早稲田大学の単独チームがNZUに完勝したことがあった。今年、そのカードはなく、その代わり日本学生代表(監督は流通経済大学の上野)とNZUのカードが組まれた。「日本学生代表」といっても昨年度の早稲田4年生を主体に、プロップ、フランカー、センター、FBに別の大学の現役とOBを加えた編成だ。 ゲームとしては点差以外見るべきところはまったくなかった。早稲田OBの選手たちが展開を指...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:01 AM

May 1, 2005

『コンスタンティン』フランシス・ローレンス
結城秀勇

[ cinema , sports ]

『マトリックス』のパロディをキアヌ・リーヴスが演じる映画なのかと思っていたのだが、どうも間違っていたようだ。『マトリックス』のパロディという選択が志の高いものか低いものかはともかく、『コンスタンティン』には志と呼べるようなものはなにもない。ただ意志もない一連の企てが収束していく果てが、なんとなしに『マトリックス』に似通ってしまう。無論、否定的な意味でだ。 何がどう似ているのか。目に付く細部を挙げて...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:35 PM

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