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March 10, 2006

『恋の掟』ミロス・フォアマン
結城秀勇

[ cinema , sports ]

 3月いっぱいまで東京日仏学院で行われている、アルノー・デプレシャンによるプログラム「人生は小説=物語(ロマン)である」は極めて示唆に富んだ特集である。なかでも、余り注目していなかったミロス・フォアマンのこのフィルムのおもしろさには驚いた。  何度も映画化されているコデルロス・ド・ラクロの『危険な関係』であるが、手紙のやりとりだけで構成されるこの原作を、「秘密」と「共犯関係」のふたつを主軸として映...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:32 PM

チャンピオンズ・リーグ アーセナル対レアル・マドリー 0-0(1-0)
梅本洋一

[ sports ]

 スコアレスドローとはいえ、両チームの力を振り絞った好ゲーム。アーセナルの若いバックラインとユングベリ、フレブの中盤両サイドの頑張りが素晴らしかった。ラウレン、アシュリー・コール、ソル・キャンベルと不動のバックラインが次々に故障し、右からエブエ、トゥレ、センデロス、フラミニのラインはヴェンゲルの選択ではない。単に他に選択肢になかったからこうなった。だが、このゲームを見る限り、急造どころかプレミアで...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:31 PM

March 9, 2006

「表参道ヒルズ」安藤忠雄
梅本洋一

[ architecture , architecture ]

 原宿駅前にもキディランド前にもまだ歩道橋がなかったころ、ぼくは原宿に住んでいた。東京オリンピック直後のことで、コープオリンピアに並ぶ国土計画(?)のビルの向こうには富士山が見えていた。振り返るとなだらかに明治通りに下っていく表参道がふたたび青山通りに向かって上っていく姿が眺められた。表参道の両サイドにはまだ民家もあって、鈴木くんや青柳くんなど同級生の家もあった。雪の朝は原宿駅前から車の通らない表...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:46 AM

チャンピオンズ・リーグ バルセロナ対チェルシー 1-1 (3-2)
梅本洋一

[ sports ]

 モウリーニョの顔が後半30分過ぎから穏やかなものに変化していった。「負け」を確信したからだろう。それまで審判の判定に両手を上げ、懸命に強気を装っていたのだが、どう見てもそれから15分で2点取る力はチェルシーにない。  ゲームはいつもように右サイドのメッシの崩しから始まり、縦横に動き回るメッシに翻弄されるようにチェルシーが後手に回る。だがメッシが足を悪くしてラーションに代わる。しばらくはイーヴンの...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:44 AM

『究極の勝利──最強の組織とリーダーシップ論』清宮克幸
梅本洋一

[ book , book ]

 清宮克幸の5年間の早稲田ラグビーの総括の書物。本書を読むと、清宮が策士でもなんでもなく、単に素晴らしいコーチであることがよく分かる。彼は明瞭に育成型のコーチであって、ここ一番に「番狂わせ」を演出するコーチではない。だから彼は5年間ものあいだ、早稲田ラグビーの監督を務め、そして、最後にはトヨタを敗るという結果を出したのだ。毎年選手が代わる学生ラグビーの中でどのように常勝チームを作るのかという試行錯...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:36 AM

March 4, 2006

『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』青山真治
結城秀勇

[ cinema ]

 波。嵐が過ぎ去った直後の海は泥や砂を巻き上げて、攪拌して、高く沸き起こり、強く打ちつける。あの轟音は静かに澄み渡った海からは生まれない。風と水面との関係や、もっと遙か遠くの地殻の震動といった、目に見えない関係性を可視化して、土色の荒れて濁った波は重く鳴り響く。砂や泥といったミクロな細部の混濁が色彩として目の前に現れ、いまここを揺らす音の徴となる。  ミズイとアスハラというふたりの収集者=発明家が...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:12 PM

March 3, 2006

『第九交響楽』デトレフ・ジールク(ダグラス・サーク)
月永理絵

[ cinema ]

 99年に出版された、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの著作集『映画は頭を解放する』は、ダグラス・サークについての記述から始まる。サークからの影響を強く受ける彼は、『天はすべて許し給う』や『悲しみは空の彼方に』など、自分が見ることができたアメリカ時代の作品を並べ、ときに「胸くそが悪くなる」というような明け透けな言い方をしながら、物語の中で生きる人々の性質について語っている。たとえば、『風と共...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:59 AM

March 1, 2006

『歌へ今宵を』カルミネ・ガッローネ
須藤健太郎

[ cinema ]

 幸福な空間とはおそらくこういうことを言うのであろう。上映後には拍手が起こり、あちこちからヨカッタヨカッタという声が聞こえる。まるでこの映画のラストで幸福感に満たされた誰もが突如として踊り出してしまうように、軽い足取りで、幸せな気持ちになって、みなが会場を後にしているように見えた。映画を見ることの楽しさとは、そう、このような幸福な体験を繰り返すことなのかもしれない。そんなことを思った。  主演のヤ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:07 AM

『ボーイ・ミーツ・ガール』レオス・カラックス
須藤健太郎

[ cinema ]

 巷ではJ・T・リロイが実在しなかったというニュースが賑わっているが、確かにこれには驚いた。ウィノナ・ライダーやアーシア・アルジェントはその事実は知っていながら、その隠蔽に協力したとして非難の的となっているようだ。  アーシア・アルジェントがリロイの小説を基に作った『サラ、いつわりの祈り』を見たとき、カラックスのことを思い出した。それがカラックスを想起させたのではなく、それが単にジャン=イヴ・エス...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:59 AM

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