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February 27, 2008

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』ウォン・カーウァイ
梅本洋一

[ cinema, cinema]

 そのほとんどのフィルムを見て思うのは、ウォン・カーウァイのフィルムは、とても通俗的だということだ。通俗的といっても決して悪い意味ではない。通俗的な物語が、思いっきり通俗的な音楽の中で語られていて、しかも、自らを売り出す方法が通俗的な意味で、とてもうまい。こう書くとますます通俗的というのが悪い意味であると断定されそうだ。だが、通俗的という言葉をポピュラーという形容詞に置き換えてみよう。「ポピュラー...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:22 AM

February 26, 2008

マイクロソフトカップ決勝 サントリー対三洋 14-10
梅本洋一

[ architecture, sports]

 懸案の優勝を手にした清宮の満面の笑顔とは反対に、ぼくらは退屈のあまり訪れた眠気を払うのに精一杯。強風の中、しかも、サントリーのゲームメイクは徹底して相手の長所を消す作戦。テリトリー関係なくモールに拘り、そこからボールを出すのをどこまでも遅延させ、「ゲームを殺す」やり方。秩父宮に行かないでモニターの映像を眺めていて、トイレに行って帰っても同じ場面ではないかと思えるような展開。SHの田原は、声を出し...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:13 AM

2008シックスネイションズ フランス対イングランド 13-24
梅本洋一

[ architecture, sports]

 フランスのメディアの多くはワールドカップの再現を見ているようだと嘆いている。確かにイングランドのフランスの長所を消すラグビーに完全にはまって、フランスは、それまでのフレアをまったく発揮できずに敗れ去った。ゆっくりとしたゲーム運び、スクラムの制圧、ラインアウトのプレッシャー……。速度と展開を消し、FWの力勝負とPG合戦に持ち込んで勝とうとするイングランドの戦略にフランスははまりこんでしまった。  ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:10 AM

February 22, 2008

07-08チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1st leg
リヴァプール対インテル 2-0
アーセナル対ミラン 0-0
梅本洋一

[ sports, sports]

 1回戦ファーストレグから注目の2ゲーム。  インテルはマテラッツィが退場になり、ヴィーラを投入したのが裏目。もちろんヴィーラ投入はいかにもセリエらしいドロー狙いなのだが、そのヴィーラが不調。かつてユヴェントスで活躍したフランス人デシャンとは反対に、セリエの水になじめないようだ。ヴィーラがボールを持つとミスをしたり、ボールを奪われたり、「流れ」を切る原因のすべてがここに集中しているように見えた。マ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:42 AM

February 20, 2008

『身をかわして』アブデラティフ・ケシシュ
梅本洋一

[ cinema, sports]

 アルノー・デプレシャンなどからその名声を聞いていたケシシュのフィルムを初めて見た。つい最近3作目がフランスで封切られたばかりだが、このフィルムは、彼の2作目にあたり、大きな評判をとったものだ。  パリ郊外の高校。もちろん、ここには郊外集合住宅に住む多くの移民軽労働者の子女たちが通っている。「郊外問題」「移民問題」の巣窟であり、「郊外映画」というジャンルまで生まれている。ジャン=クロード・ブリソー...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:51 AM

『都市住宅クロニクルⅠ』『都市住宅クロニクルⅡ』植田実
梅本洋一

[ book, music]

 かつて長期間に渡って伝説の雑誌「都市住宅」の編集に携わっていた建築批評家・植田実の多くの文章が2冊のクロニクルにまとめられた。1966年から2006年の間に書かれた彼の文集である。『都市住宅クロニクル』といっても、彼が編集していた「都市住宅」に書かれたものは少ない。彼自身が語る通り、編集している雑誌に自らの文章を添える余裕はなかなかない。だから、この『クロニクル』には、「平凡パンチ」から「マダム...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:48 AM

February 15, 2008

『テラビシアにかける橋』ガボア・クスポ
結城秀勇

[ cinema, sports]

 絵が上手いのと足が早いのだけが取り柄のいじめられっこの貧しい少年が、転校生のボーイッシュな女の子と仲良くなり、ふたりは家の裏の森に空想の王国を作り上げる。こんなとき転校生の女の子が冴えない男の子にしてあげることの相場といえば、聞いたことのない音楽を聞かせたり、読んだことのない小説を貸したり、そしてなにより恋を教えたり、といったことであるはずなのだが、それを行う「年上の女」は別にいる。転校生が行う...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:45 PM

『ルイスと未来泥棒』スティーヴン・アンダーソン
結城秀勇

[ cinema, cinema]

「前に進み続けよう」というウォルト・ディズニーの言葉をストーリーの中心に据えた『ルイスと未来泥棒』は、逆説的に「前」とはいったいどこなのかを考えさせるような作品だった。未来へのタイムスリップを描く作品でありながら、そこで描かれる未来像は、テクノロジー的に進化しているとか、イデオロギー的に素晴らしいとかをまったく感じさせない。単に変な世界なのだ。  発明に取りつかれたフリーキーな少年ルイスは、未来...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:58 PM

February 12, 2008

『パリ、恋人たちの二日間』ジュリー・デルピー
結城秀勇

[ cinema, cinema]

 もちろん『ビフォア・サンセット』でアカデミー賞脚色賞を受賞した彼女のつくるダイアローグは、テンポよくリズミカルに観客を魅了する。それなりの文化レベル(?)の高さを感じさせるセリフもいやみじゃないし、ビル・アーケム橋で『ラストタンゴ・イン・パリ』の真似をするシーンも、やり方によっては凄く恥ずかしいものにもなりかねないのに、恋人たちの微笑ましいやりとりとして出来上がっている。この映画の見所がジュリー...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:47 PM

建築の記憶展@東京都庭園美術館
梅本洋一

[ architecture, cinema]

 建築が人々の記憶に留まるためには、写真が必要である。挿絵や図版以上に写真と建築の関係は色濃い。「建築の記憶」と題された写真展の発想は正しい。東京都庭園美術館という、まるで空間それ自体が「建築の記憶」のような建物で、この写真展が開催される意義は大きいだろう。旧朝香宮邸のアールデコ建築は、その歴史的な意義はともあれ、それほど好きになれる空間ではないが、目黒区のど真ん中にこれほど静寂観溢れる場所は他に...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:48 AM

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