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SPT(Setagaya Public Theatre)5号 戯曲で何ができるか?
山崎雄太

[ book , cinema ]

 認知度はかなり低いと思われるので説明をすると、SPTは世田谷パブリックシアターがおそらく不定期に発行している演劇雑誌で、「劇場のための理論誌」といううたい文句である。2月末に発行された5号の特集は「戯曲で何ができるか?」。「劇場のための理論誌」「戯曲で何ができるか?」と書かれた表紙をチラと見るだけで、ほとんどの人はうわッと拒否反応を示し、無関心、といって素通り、手にされることすら稀であろうSPT...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:00 AM

March 11, 2009

東京中央郵便局再論
梅本洋一

[ architecture , sports ]

 「旧東京中央郵便局の再開発問題で、鳩山邦夫総務相は10日の閣議後の記者会見で、保存部分を拡大して再開発を進めるという日本郵政の提案を「受け入れる」と表明した。日本郵政は登録有形文化財への登録を目指し、文化庁などと設計変更に向けた協議を進める。どこまで保存するかで協議が難航する可能性もあるが、再開発問題は解決に向けて動き出した」。日本経済新聞は上記のように報道した。  昨今の郵政民営化揺り戻しの影...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:03 AM

『SR サイタマノラッパー』入江悠
渡辺進也

[ cinema , cinema ]

 先日行われた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」のオフシアター部門のグランプリ受賞作品。  かつて「もう一度だけチャンスを」と歌ったのは若かりし頃のマイケル・ジャクソンだった。「チャンスを追いかけろ」と安室に歌わせたのは後に詐欺で逮捕されることになる小室哲哉だった。自分の出自ゆえに馬鹿にされ虐げられようともそれでも、セカンドチャンスを待ち続け成り上がっていこうとするのは『8mile』のエミネ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:49 AM

『あとのまつり』瀬田なつき
田中竜輔

[ cinema , cinema ]

 その街の人々は「忘れる」ことを恐れている、でもそれって本当に怖いことなのだろうか。『あとのまつり』の主人公であるローティーンの少女が抱く疑問はそれだ。だって「アディオス」とどこかに行ってしまったかのように見えた先輩は、あっというまにそこにまた戻ってきたじゃないか。ついさっき街路ですれ違ったキスを交わしていた恋人たちも、平手打ちを繰り出す大喧嘩をしてはいるけれども、バンドと一緒にダンスを踊ったその...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:01 AM

March 10, 2009

『オーストラリア』バズ・ラーマン
松井宏

[ DVD , cinema ]

 165分。2時間45分。この長さをどう処理するか。まずは半分真っ二つに割ってみる。しかしそれでも手に負えない。ということで、後半部をさらに細かく割ってみる。そうして完成したのが『オーストラリア』だ。とでも言いたくなるような、つまり予め一大叙事詩として構想されたゆえに求められた諸ジャンルの混合が(西部劇、ラヴロマンス(植民地系)、戦争ものetc.)必然性を奪われ、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」に堕...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:08 PM

『あとのまつり』瀬田なつき
梅本洋一

[ cinema , cinema ]

 このフィルムに出会えたことが素直に嬉しい。こんなことはそんなにあることではない。ぼくは、もう少年ではない。ぼくは、もう少女に出会っても心がときめく歳ではない。でも、かつて、そう、もうずっと前だ。そんなことがあった。でも、それは一度きりしかなくて、もう絶対に戻ってくることもない。二度と起こらない何かが、ずっと前に起こった。そして、このフィルムの少年少女のようなことは、きっと、否、ぜったいに誰にでも...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:38 AM

『パッセンジャーズ』ロドリゴ・ガルシア
高木佑介

[ book , cinema ]

 以前どこかでこの映画のチラシを見たとき、『フォーガットン』とまったく同じような匂いがしたので、封切り後すぐに映画館に駆け付ける。  飛行機事故を奇跡的に生き残った5人の生存者たち。彼らのグループ・カウンセリングを担当することになったアン・ハサウェイは、患者たちが次々と失踪していくのを目の当たりにし、何やら自分たちが大きな陰謀に巻き込まれているのではないかと疑い始める。もちろんその先に待ち受けてい...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:48 AM

March 7, 2009

『毒婦高橋お伝』中川信夫
田中竜輔

[ cinema , cinema ]

 車を引く前夫に、床に臥したままの亭主に、人身売買を裏稼業とする宝石屋の店主に、そして自らの罪を誤魔化すために誘惑した若い警官に……あらゆる全てに対し演じ続けること。それがお伝(若杉嘉津子)の唯一の処世術であり、麗し過ぎさえもする彼女の顔は生きるための嘘を生み出すための哀しい武器だ。人に「顔」を見せることを「演じる」という武器と同義のものとして生きたひとりの女性が、どうしようもなく「演じる」ことを...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:12 AM

March 6, 2009

『チェンジリング』クリント・イーストウッド
結城秀勇

[ book , cinema ]

 トロリーバスが市民の足として行き来し、もはや一部の者の所有物に過ぎないとは言えない高い車高の自家用車がゆっくりと道を行き交う。その街は汚職に支配されている。新聞はそうした警察や政治家の見解を翌日の誌面に忠実に反映するが、その一方、放送が開始されてまだ10年と経たないラジオもまたマイノリティのためのメディアとして力を蓄えつつある。女性が仕事につくことはもはや当然のことと見なされ、そうした経済条件さ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:59 PM

March 4, 2009

『オーストラリア』バズ・ラーマン
高木佑介

[ cinema , sports ]

 「AUSTRALIA」というタイトル・ロゴが、地図に描かれたオーストラリア大陸の輪郭上に現れる。世界地図やgoogleアースを見れば明らかなように、オーストラリアはとにかく地理的にでかいわけだが、そのでかい大陸の地名をぶっきらぼうにそのままタイトルにしてしまっているこの映画の主題のひとつもまた、でかいこと、すわなち「壮大」であること、「広大」であることだと言えるだろう。第二次世界大戦と、白豪主義...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:03 AM

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