journal

« May 2009 | メイン | July 2009 »

<< Previous  1  |  2  | 全部読む

June 5, 2009

直枝政広ライヴ@爆音映画祭’09
結城秀勇

[ music ]

 爆音映画祭にて6/3、直枝政広セレクションによる『アイム・ノット・ゼア』の上映に先駆けて直枝自身によるワンマンライヴが行われる。彼の著書『宇宙の柳、たましいの下着』の中には、キャプテン・ビーフハート、フランキー・ミラー、アレックス・チルトンなどについて書かれた「あらくれ者にまつわるいろいろ」という章があったが、ギターを引っ下げたったひとりステージ中央に出てきた直枝の姿はそうしたコンテクストでの「...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:41 PM

June 4, 2009

『持ってゆく歌、置いてゆく歌―不良たちの文学と音楽』大谷能生
梅本洋一

[ book , cinema ]

 もっとも旺盛な活動を示している批評家が大谷能生であることは明らかだ。大きな書店に行くと、必ず彼の本が2冊以上平積みにされている。若い批評家──もちろん彼は音楽家でもあるが──の書物が、数ヶ月間に次々に出版されることはわくわくするような体験だ。『散文世界の散漫な散策──二〇世紀批評を読む』(メディア総合研究所)、瀬川昌久との対談本『日本ジャズの誕生』(青土社)、そしてこの『持ってゆく歌、置いてゆく...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:03 AM

June 1, 2009

『久生十蘭短篇選』川崎賢子 編
高木佑介

[ book , cinema ]

 1920~30年代についての特集を組んだ「nobody」誌最新号の編集中にも、たびたびその名前が挙がった久生十蘭。といっても気軽に著作を探してみてもどうも在庫切れやら絶版ばかりが目につくし、とはいえ去年から国書刊行会より出版されている少々高価な全集(全11巻になるという)にも手が出せず、さてどうしたものかと考えていた矢先に岩波文庫より短篇集が5月に出たので、これ幸いと購入。定価860円。  本書...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:15 AM

<< Previous 全部読む |  1  |  2