journal
December 07, 2011
『トゥー・ラバーズ』ジェームズ・グレイ高木佑介
ジェームズ・グレイの新作(と言っても、製作は2008年)が、先日紹介したリチャード・リンクレイターの新作と同じくDVDスルーされている。シネコンではハリウッド大作映画だけが画一的に公開されている一方で、こういった「多様」な海外作品が劇場公開すらされない事実には頭を抱えるばかりだ。たとえば、シネコンと大手配給会社が結託した「デジタル上映システム」への完全移行がこのまま推し進められていくと、弊害が巡...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 04:39 PM
December 01, 2011
『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』リチャード・リンクレイター高木佑介
リチャード・リンクレイターの新作が先月からDVDスルーされている。原題は“Me and Orson Welles”。1937年のニューヨークが舞台で、オーソン・ウェルズのマーキュリー劇団の旗揚げから、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」公演の成功までの過程が、駆け出し俳優としてそこに居合わせたザック・エフロンが演じる主人公のリチャード君(!)視点で語られている。つまり、オーソン・ウェルズが引...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 04:37 AM
December 19, 2009
『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』ジョン・カサヴェテス結城秀勇
7年間だ。7年間、クレイジー・ホース・ウェストは、コズモ・ヴィテリは、ミスター・ソフィスティケイションは、女たちは(たとえその面子は変わろうとも)、そこに在り続けた。同時に、まさにその日生まれ落ちた。プロデューサーに負債を返すことで。紙袋に入った分厚い札束をを手渡すことで。リムジンでドン・ペリニョンをやりながらカジノに繰り出すことで。たとえそれが新たな負債を生み出すことに過ぎないとしても、とにか...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 02:07 AM
December 06, 2009
『紀元一年が、こんなんだったら!?』ハロルド・ライミス結城秀勇
『ワルキューレ』(ブライアン・シンガー)「チェ」二部作(スティーヴン・ソダーバーグ)『ミルク』(ガス・ヴァン・サント)と、2009年の前半には「失敗した革命」についての映画とでも呼べるような作品が相次いで公開された。そして現在、トム・クルーズがあんなに必死になっても殺せなかったアドルフ・ヒトラーを、イーライ・ロスがいとも簡単に殺してしまう様を『イングロリアス・バスターズ』で目にしてしまうと、約一...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 11:25 PM
September 09, 2009
『リプリー 暴かれた贋作』ロジャー・スポティスウッド結城秀勇
『太陽がいっぱい』、『アメリカの友人』をはじめとして、それぞれ複数回映画化されているパトリシア・ハイスミスのリプリー・シリーズ中のThe Talented Mr. RipleyとRipley's Gameだが、なぜかその間に挟まるRipley Undergroundは映画化されていなかった。『トゥモロー・ネバー・ダイ』のロジャー・スポティスウッド監督によって2005年に撮影された本作はdvdスル...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 02:01 PM
April 29, 2009
『ライラにお手上げ』ピーター&ボビー・ファレリー結城秀勇
ファレリー兄弟最新作もdvdスルー。『ふたりにクギづけ』『二番目のキス』(そしてプロデュース作の『リンガー!替え玉★大作戦』も含めてもいいかもしれない)と、しっかり笑えガッチリ感動できる作品をここのところ続けて作ってきた彼らだが、『ライラにお手上げ』はなんだかとても後味の悪い作品になっている。もちろん暗い話だとか死人がでるとかではなく、気楽に見れることには変わりがない。しかし復活した下ネタの奥底...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 08:03 PM
February 27, 2009
『スモーキング・ハイ』デヴィッド・ゴードン・グリーン結城秀勇
『無ケーカクの的中男/ノックトアップ』の監督ジャド・アパトー、主演セス・ローゲンによるプロデュース作品がまたDVDスルーでリリースされた。アパトープロデュース作品は去年から今年にかけてだけで5、6本あるんじゃないだろうか。本作品では主演のセス・ローゲンが、『スーパーバッド/童貞ウォーズ』でも組んだエヴァン・ゴールドバーグとともに、脚本に参加している。『無ケーカクの†』でも異彩を放っていた「ユダヤ...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 06:31 PM
February 10, 2009
『レールズ&タイズ』アリソン・イーストウッド黒岩幹子
年末年始に昨年発売された日本劇場未公開作のDVDを意図的に立て続けに見たので、しばらく未公開作はチェックしないでいいだろうと思っていたところに、このDVDを見つけてしまった。クリント・イーストウッドの娘であり、『真夜中のサバナ』ではヒロインを演じていたアリソンが映画を撮るらしいという噂は以前聞いていたが、すっかり失念してしまっていて、TSUTAYAの店頭で発見したときには不意を突かれた。
製作...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 09:00 AM
February 06, 2009
『ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で』ジョナサン・カスダン結城秀勇
日本では劇場未公開、昨年11月にDVDリリースされた一本。2/13発売の「nobody」29号では2008年に出たDVDスルー作品の星取をおこなっているが、その中でも、『マーゴット・ウェディング』(ノア・バームバック)や『ロビン・ウィリアムスのもしも私が大統領だったら……』(バリー・レヴィンソン)などと並んで評価の高い一本だった。
ということで見てみると、メグ・ライアンがいい。無根拠な断言だが...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 01:13 AM
November 19, 2008
『ヘルベチカ〜世界を魅了する書体〜』ゲイリー・ハストウィット宮一紀
1957年、スイスの小さな金属活字の鋳造所で、後に世界を席巻することになるサンセリフ体が誕生する。マックス・ミーディンガーによって設計されたとされている、ラテン語で“スイス書体”を意味するHelveticaがそれであり、現在私たちの日常生活においてもっとも多くの局面で目にされる欧文書体である。本作はそのHelveticaをめぐる膨大なインタヴューから構成されるドキュメンタリー作品だ。
監督のゲ...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 07:04 AM
DVD
- ・『トゥー・ラバーズ』ジェームズ・グレイ高木佑介
- ・『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』リチャード・リンクレイター高木佑介
- ・『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』ジョン・カサヴェテス結城秀勇
- ・『紀元一年が、こんなんだったら!?』ハロルド・ライミス結城秀勇
- ・『リプリー 暴かれた贋作』ロジャー・スポティスウッド結城秀勇
- ・『ライラにお手上げ』ピーター&ボビー・ファレリー結城秀勇
- ・『スモーキング・ハイ』デヴィッド・ゴードン・グリーン結城秀勇
- ・『レールズ&タイズ』アリソン・イーストウッド黒岩幹子
- ・『ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で』ジョナサン・カスダン結城秀勇
- ・『ヘルベチカ〜世界を魅了する書体〜』ゲイリー・ハストウィット宮一紀