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November 23, 2004

『血と骨』崔洋一

[ cinema , cinema ]

革命の炎は交番へと向けられ、見事にそれを焼き尽くす。しかし、燃える交番から走り出た一人の警察官は、一向に怯まず、恐れず、数人の革命者達を跳ね飛ばしてしまう。交番が焼けたからってそれがどうした。彼はそう言うに違いない。 同じような光景を見た事がある。監督は崔洋一。「月はどっちに出ている」(1993年)における岸谷五朗は、勤めていたタクシー会社が燃え盛っている横、空を仰いで笑っていた。岸谷演じる姜忠雄...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:39 AM

November 22, 2004

『取るに足らぬ慰め』ジャン=クロード・ルソー

[ cinema , cinema ]

あふれる音は指向性を持たずに、あらゆる方向から一斉に降りかかる。意味を持った言葉も、コップや食器のぶつかり合う音に埋もれていく。そのなかでかすかに聞こえる、「良かったら行かないか……湖に……」。 『嵐の直前』では、露天の座敷での食事での歓談とその後の沈黙が、季節はずれの嵐の直前にあることを示し、またその嵐がいまそうである春よりも来るべき夏をより強く喚起させることに思いを巡らせている。その時間の流れ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:27 PM

November 20, 2004

『建築文化』休刊

[ architecture , sports ]

建築の勉強を始めた1994年頃は、『建築文化』はなにしろあこがれの雑誌だった。芸術分野を学ぶには、あまりにフツウな僕を含めた大多数の日本の建築学生にとっては、3000円近い建築雑誌は高くてなかなか手がでないのだけど、何号かに一冊、とても気に入った特集号を吟味した上で買ってみたりした。とりわけ個人の作家を特集した号が、仲間内ではいつも評判だった。買って読んでみると、丁寧につくられていることが本当に感...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:31 PM

November 19, 2004

『キャットウーマン』ピトフ

[ cinema ]

自ら勤める会社の陰謀に巻き込まれ、キャットウーマンとして生まれ変わったペイティエンス・フィリプッスス(ハル・ベリー)は、生まれ変わった翌日、自分の力を知らないままに彼女が恋する刑事(ベンジャミン・ブラット)のところに会いに行き、彼とバスケットボールをする。そこで、彼女は超人的な動きを見せることになるのだが、そのことに彼女はまだ気づいていない。画面ではバスケットボールをする姿が様々なアングルで写し出...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:51 AM

November 15, 2004

『ソウ』ジェームズ・ワン

[ cinema , cinema ]

老朽化した地下のバスルームの対角線上に鎖で拘束された二人の男、アダム(リー・ワネル)とローレンス(ケアリー・エルウェズ)、二人の間に横たわる男の死体。その死体の手に握られたテープレコーダーで、二人は殺人ゲームの仕掛け人である「ジグソー・キラー」からのメッセージを再生する。アダムは彼に死を宣告され、ローレンスはタイムリミットまでにアダムを殺さなければ、監禁されている妻と娘を殺すと告げられる。この映画...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:12 AM

ラグビー テストマッチ
スコットランド対ジャパン

[ sports ]

IRB(インターナショナル・ラグビー・ボード)もインターナショナル・マッチデイを設け、13日の夜はヨーロッパ各地で「テストマッチ」が開催された。念のために書いておくと、ラグビーの場合、「テストマッチ」とはテストのためのゲームではない。対抗戦の伝統をふまえた、国際Aマッチのことを「テストマッチ」と呼んでいる。だから、こうしたゲームは、両チームとも来るべき何かのために戦うのではなく、そのゲームに勝利を...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:08 AM

November 8, 2004

『我々のあいだに、書類のない、顔のない、言葉を持たない人々がいる』キャロル・シオネ

[ cinema ]

ここには文字通り、顔のない人がいる。声のない人がいる。それは誇張ではなく、むしろ控えめな表現であるとすらいっていい。“ソン・パピエ”、すなわち紙を持たぬ人々は自らの存在を確信することすらできないのだ。パリにやって来たある家族の妻は画面に顔を映し出されることはなく、代わりにせわしなく動く手だけが映し出される中で、私たちは動く死体、リビング・デッドのようなものだと口にする。その夫は、その顔もその声も晒...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:30 PM

November 5, 2004

バルセロナ対ミラン
アーセナル対パナシナイコス

[ sports ]

先週と同じ顔合わせでホームとアウェイが反対になったチャンピオンズ・リーグ第4節。 バルセロナは、ロナウジーニョの見事なシュートでミランを止め、アーセナルは、シガンのオウン・ゴールで引き分け、またも勝ちきれなかった。ほとんど同じフットボールをしながら、2チームは明暗を分けている。バルサはカンプノウでの勝利だったから、喜びは大きく、ハイベリーで勝てなかったアーセナルの失望も大きいだろう。 バルサは、先...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:35 AM

November 4, 2004

『コラテラル』マイケル・マン

[ cinema , sports ]

トム・クルーズとジェイミー・フォックスの乗ったタクシーの前を、2匹のコヨーテが横切る。暗闇の中でコヨーテの目が赤く光り、ふたりのいる方向を見たまましばし立ち止まる。タクシーの中のふたりもまた、放心したようにその光を見つめている。 このフィルムに映されているのは、タクシーの夜勤が始まる時点から朝が明けるまでの限られた時間だ。太陽の光は映画の終結を意味する。暗闇と、人工的な光だけがふたりの男を結び付け...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:53 AM

November 3, 2004

「パンク・ピカソ展」ラリー・クラーク

[ cinema , photo, theater, etc... ]

ロジャー・マリス(1934〜1985)……ベーブ・ルースが持つ1シーズンのホームラン記録を、1961年に更新したアメリカメジャーリーグのベースボールプレイヤー。彼の年間61ホーマーという記録は、1998年のマーク・マグワイヤ、サミー・ソーサ両選手まで破られることがなかった。1961年、マリスはチームメイトであるミッキー・マントルとともにルースの記録に挑戦することとなるが、のちのマグワイヤとソーサの...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:15 AM

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