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March 30, 2005

『星屑たち──それからのアトランタ組物語』川端康生
梅本洋一

[ book]

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今から9年前のCMなんて覚えている人はいないだろうな。それもカップラーメンのCMだ。若くて田舎っぽい男がふたり、「ゾノ」とか「ヒデ」とか呼んでいたやつを覚えているかい?ちょうどアトランタ五輪が終わって、あの世代のフットボーラーが大注目を集めた時代だ。もちろん、前園真聖と中田英寿がそのふたりだ。その後のふたりがどうなったかは、みんなも知っているとおりだ。でも白井博幸、松原良香、廣長雄志、路木龍次、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:23 AM

March 29, 2005

『サラ、いつわりの祈り』アーシア・アルジェント
須藤健太郎

[ book, cinema]

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本作を見て何よりも驚いたのは、エンドクレジットもひと通り流れ終えた後、「for Jean-Yves Escoffier」と出たことだった。ジャン=イヴ・エスコフィエのことは、まったく考えていなかった。驚いたのは、だからというのもあるが、実は、私がカメラマンの仕事に意識的になったのは、彼の存在が大きかった。だから彼の名前に極度に反応してしまったのだと思う。ジャン=イヴ・エスコフィエのことは、やはり...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:44 AM

March 28, 2005

『エターナル・サンシャイン』ミシェル・ゴンドリー
月永理絵

[ cinema, cinema]

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『エターナル・サンシャイン』を見る数日前、リチャード・リンクレイターの『ビフォア・サンセット』を見たせいか、このふたつの映画をつい比べてしまう。どちらの映画もカップルが多く目についたが、監督ミシェル・ゴンドリー、脚本チャーリ−・カウフマンという名前を見ればわかるように、『エターナル・サンシャイン』は、簡単に恋人たちを盛り上げてくれるような映画ではない。限られた時間の中で、恋人との思い出を会話の中...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:39 AM

March 27, 2005

『サイドウェイ』アレクサンダー・ペイン
衣笠真二郎

[ book, cinema]

親友同士のふたりの中年男性が1週間だけの小旅行に出発する。彼らが車で向かうのは自宅からそれほど遠くはないカルフォルニアの農園である。広大なブドウ畑の中にあるシャトーをいくつも訪れ、旨いワインを求めてテイスティングをくりかえす。その香りやら厚みやらを中年男性のひとりが言葉に翻訳してウンチクをたれる。作家志望の彼にとっては、ワインめぐりこそがこの旅行の目的なのだ。そしてもうひとりの中年男性は1週間後に...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:40 AM

『カナリア』塩田明彦
小峰健二

[ cinema]

ナレーションに続いて耳をつんざくヘリコプターの轟音がわれわれ観客の鼓膜を刺激する。そして、草むらに身を隠すようにして上空を見上げているまだ年端もいかぬ少年が映し出されるのだが、ここで観客は奇妙なモノを目にすることになる。少年の頭に冠せられているそれは、あのオウム真理教の一連の報道で話題になった「ヘッドギア」である。しかし、観客がそのヘッドギアを目にした途端、それは少年の手によって投げ捨てられる。そ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:57 AM

サッカー:アジア地区最終予選 イラン対日本 2-1
梅本洋一

[ cinema, sports]

結果は敗戦であり、ワールドカップでは予選が一番面白いという定理を証明した形になった。アジア・カップではこうした展開でも奇跡的に勝ちを拾った日本だが、それは単に奇跡的だったからで、何度も続くものではないだろう。だが、勝負には負けた──確かにクオリフィケーションとしては痛い敗戦だが──が、日本はとても強いという印象を受けた。審判のジャッジも完全にアウェイで、もちろん10万の観客も完全にアウェイなのだが...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:53 AM

March 26, 2005

『となり町戦争』三崎亜記
渡辺進也

[ book, cinema]

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第17回小説すばる新人賞を受賞したこの作品の帯には、オレンジ色と黒の混じった文字で大きく次のように書かれている。「発売たちまち大反響 !!」。1月に発売されたこの小説だが、僕の持っている本ではすでに第4刷目である。このことだけでもこの本が売れていることを示していると思う。ちょっと前から知り合いからこの本の噂は聞いていたし、書店に行けば新刊コーナーで大きく扱われている。さて、なぜこの本がこれほどまでに話...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:21 AM

March 24, 2005

丹下健三の死
梅本洋一

[ architecture, cinema]

汐留の松下電工ミュージアムで「DOCOMOMO100選」を見た。汐サイトに行ったのは初めてだったので、周囲を探索しながら会場に赴いた。新橋駅の復元は最低の出来。古めかしく装った建物の中にレストランが入っているだけ。首都高から見ると、ジャン・ヌーヴェルの電通もかなり奇麗なのだが、下から見上げると単なる高層ビルにすぎない。何よりも良くないのは、歩行者レヴェルの地上にいると風景の抜けがなく、どこにいるの...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:29 AM

『ナラタージュ』島本理生
月永理絵

[ book, cinema]

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小説を読むときにまず気になるのは、そこに登場する音楽や映画などの固有名だ。こうした固有名には時代性が大きく関わるので、自分と同年代の作家により共感を覚えるのは当然だ。かと言って、共感できるというだけでその小説を支持できるわけではない。83年生まれの(私よりひとつ歳下である)この著者の小説には、私が共感できるはずの固有名が何度も登場する。だが、これらの固有名に対し私はなんとも言えない「恥ずかしさ」を...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:20 AM

March 23, 2005

「森山・新宿・荒木」展
鈴木淳哉

[ cinema, photo, theater, etc...]

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約40年にわたって新宿を縄張りに写真を撮り続けているふたりの初の顔合わせだという。森山/荒木、新宿という場所、40年という時間の流れ、見る人によっては無限の物語をつむぐであろう前情報はどのように処理すべきか……などと考えていたわけではない。ただ、どうしてもキュレーションに興味がいってしまいがちなところを抑えて写真を、見に行った。今回の撮り下ろしをカラー/モノクロで分けたのは、企画側なのか撮影者本...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:39 AM

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