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November 28, 2008

『木のない山』ソヨン・キム
田中竜輔

[ cinema, cinema]

 上映後のQ&Aにて、客席に座っていたアミール・ナデリは自ら挙手し「魔法のような作品」と賛辞を送っていたが、まったく同意だ。素晴らしいフィルムだと思う。  夫が失踪し、生活に困窮した母親は、ふたりの娘を叔母に預け、自身もまた身を消す。その母親を待ち続けるふたりの少女は、小さなブタの貯金箱にお金が貯まったら母親が帰ってくると信じている……このフィルムはそんな状況に生きる幼い姉妹を描いた劇映画だ。もち...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:40 AM

November 27, 2008

08-09チャンピオンズリーグ アーセナル対ディナモ・キエフ 1-0
梅本洋一

[ sports, sports]

 いろいろ情報を収集してみるとアーセナルの危機は本物だった。何度も書くがインジュリー・リストを賑わすレギュラークラスは9人。既報のエドアルド、ロシツキ、ウォルコット、サニャ、アデバイヨール、トゥレ、エブエに加えてナスリとディアビまでもシティ戦で膝を負傷した。これだけで1チーム出来るくらい。そして、4-2から4-4のドローに終わり、勝ちゲームを落とした対トットナム戦のハーフタイムに起こったギャラス事...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:17 AM

November 25, 2008

『文雀』ジョニー・トー
梅本洋一

[ architecture, cinema]

 ちょっと前のこのサイトにジョニー・トーの『エグザイル/絆』について、伝統工芸に到達しているとぼくは書いた。『エレクション』から『エグザイル』への道程は確かに伝統工芸へのそれだった。だが、『僕は君のために蝶になる』を見たとき、それまでのジョニー・トーのフィルムとはまったく異なるスタイルと物語を持っていたため、本当に驚いてしまった。スターが出演し、ありふれた恋愛物語がそこにあったから、ぼくはてっきり...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:55 AM

マンチェスター・シティ対アーセナル 3-0
梅本洋一

[ cinema, sports]

 先週のアストン・ヴィラ戦に続いてアーセナル完敗のゲーム。マンU戦に、アストン・ヴィラに敗れ、このチームの不安定さが気になっていたが、このゲームを見ると、アーセナルの症状の重さが伺える。  アーセナルが、ヨーロッパでもっともスタイルを持ったチームであることは論を待たない。ショートレンジからミドルレンジのパス交換と両サイドのスピード感溢れる上がりを中心に、スペースをついてくるアタックは、チームのメン...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:52 AM

November 24, 2008

『完美生活』エミリー・タン
田中竜輔

[ cinema, cinema]

 長編二作目になるというエミリー・タン監督の本作は、理想とはほど遠い人生の在り方に苦悩する二人の女性を、フィクションとドキュメンタリーとの双方で被写体に選び、それを並列的に映し出したフィルムだ。実際の製作過程としては、当初は完全なフィクションとして製作されたこのフィルムの出来に不満を持ったタン監督が、後付けのようなかたちでドキュメンタリーサイドを撮影し、最終的なラストシーンがそのあとで付け加えられ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:09 PM

ラグビーテストマッチ 日本対アメリカ 32-17
梅本洋一

[ cinema, sports]

 テストマッチ2連戦2連勝は、ニュージーランダーやアイランダーに頼った日本代表が戦術的な的を絞ってある程度レヴェルアップできている現状を伝えているだろう。新ルールに則って、積極的にキッキングゲームを仕掛け、それにSOのウェブがうまく応え、ニコルス、ロビンスの両センターを核として安定したゲームを組み立てている結果である。ジョン・カーワンの手腕は確実で、ステップ・バイ・ステップ、日本代表を上昇させてい...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:24 AM

『サバイバル・ソング』ユー・グァンイー
田中竜輔

[ cinema, cinema]

 ユー・グァンイー監督の処女作にして前作『最後の木こりたち』は恥ずかしながら未見で、そのことを本当に悔やむかたちとなった。本作はその続編にあたり、監督自身が兵役のときに戦友だったという羊飼い/猟人のハン、そしてその妻と、彼の元を一時離れた「裏切り者」であるシャオリーツーたちの共同生活をその被写体としている。貯水地の建設を名目に当局から立ち退きを強いられるも、ハンはひたすらに抵抗し、厳しい冬を密漁に...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:13 AM

November 23, 2008

『マクナイーマ』ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ
田中竜輔

[ book, cinema]

 第9回東京フィルメックスの朝日ホール上映1本目は、国内初上映となるジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督特集のなかでも最高傑作と言われる本作。とりあえず解説を流し読みしただけでも相当な怪作であろうことは伺えたが、冒頭の主人公マクナイーマの衝撃的な(ほかにどう表現していいものか……)生誕シーンからしてただ感嘆、爆笑である。  最初から最後までマクナイーマが揺られ続けるハンモックのように、映画は蛇...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:41 AM

November 19, 2008

『ヘルベチカ〜世界を魅了する書体〜』ゲイリー・ハストウィット
宮一紀

[ DVD, sports]

 1957年、スイスの小さな金属活字の鋳造所で、後に世界を席巻することになるサンセリフ体が誕生する。マックス・ミーディンガーによって設計されたとされている、ラテン語で“スイス書体”を意味するHelveticaがそれであり、現在私たちの日常生活においてもっとも多くの局面で目にされる欧文書体である。本作はそのHelveticaをめぐる膨大なインタヴューから構成されるドキュメンタリー作品だ。  監督のゲ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:04 AM

November 17, 2008

『ブロークン』ショーン・エリス
宮一紀

[ cinema, cinema]

 「70年代アメリカのサスペンス映画のような作品を撮りたかった」と語る謙虚で正しいショーン・エリス監督のコメントを聞いた時点で否応にも期待は高まった。実際、このイギリス人の若手映画作家は出来事の推移を適正な時間の中で観客に伝えることができ、風や暗闇といったそれ自体は決して画面に映らないものをとても大切に扱っているようにも見て取れる。だが、このフィルムは冒頭に引用されたエドガー・アラン・ポーの短編小...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:34 AM

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