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June 1, 2004

『ビッグ・フィッシュ』ティム・バートン

[ cinema , cinema ]

ティム・バートンほど頑迷な映画作家がいるだろうか。『ビッグ・フィッシュ』が彼の転回点に当たるとか、それまでの彼の作品とは異なる位相にあるなどということはない。ティム・バートンは、『ビッグ・フィッシュ』でも頑固なまでにティム・バートンのままだ。のっぺりとした表層をたたえただけの今の世界には「映画」を生み出すエンジンは存在しない。だから、ティム・バートンのフィルムの主人公は、常に、「映画」を探し求めて...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:22 AM

ラグビー スーパーパワーズカップ2004 ジャパン対ロシア ジャパン対カナダ

[ cinema , sports ]

対韓国戦での萩本をさんざん批判し、これでは対ロシア戦も対イタリア戦もまったく期待できないと結んだ私が、この連勝をどのように記せばよいのか? 共に2トライながらも、5つのPGで逃げ切った対ロシア戦(29-12)。箕内がフランカーに入ったことで、ディフェンスが安定し、ロシアの無策にも救われたが、試合運びはずいぶん安定した。突き刺さるタックルこそ多くはなかったが、とりあえずタックルにはいくようになった。...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:20 AM

『映画の授業 映画美学校の教室から』黒沢清ほか

[ book , sports ]

1冊の書物として、それを俯瞰する視点が欠けている。この本が興味深いのはその点だ。「はじめに」と題された序文を黒沢清が書いているが、本書を通読するかぎり、これは黒沢清の文章であり、また彼の考えであって、それを執筆者のすべてが共有しているようには思えない。「我々は映画作りのノウハウを伝授しようとは考えていない」。黒沢清は「はじめに」をこのように書き出している。実際、彼がここで書いている文章は「ノウハウ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:19 AM

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