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February 13, 2019

ガブリエラ・ピッシュレル監督インタビュー
常川拓也

some kind of hope in the pessimistic world ボスニア出身の母とオーストリア出身の父を持つガブリエラ・ピッシュレルは、かつてクッキーを箱詰めする工場で働いていた。だからこそ、その経験や価値観を指針とし、映画に正当な労働者の視点を持ち込んでいる。また同時に、彼女は「ロッキー・バルボア」のような度胸のあるへこたれない女性主人公を創出したいと語っていた。それらは、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:15 PM

November 10, 2018

『体操しようよ』菊地健雄(監督)和田清人(脚本)インタビュー

(c)2018『体操しようよ』製作委員会60歳のシングルファーザー佐野道太郎(草刈正雄)が定年退職した日、娘の弓子(木村文乃)から、手紙をもらう。しかし、その内容は、今後は自分で家事をするようにというものだった。初めての家事、そしてラジオ体操を通してそれまで関わることのなかった地域と交流を持つことで、道太郎は新しい人生を見つけていく。 定年後の生活という、父親世代の物語を映画化するのにどのようなや...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:12 AM

October 11, 2018

『眼がスクリーンになるとき』福尾匠インタヴュー
三浦翔

「メディアよりイメージを優先する」態度  福尾匠の『 眼がスクリーンになるときーーゼロから読むドゥルーズ『シネマ』 』(フィルムアート社)は、映画をイメージの分類学として論じた『シネマ』から無数に並ぶ映画作品や作家の固有名をほとんど排し、哲学的なシステムとして再構築する野心的な挑戦である。それはある意味で映画史に対して挑発をかけるかのようでもあるが、運動イメージ=物語的な古典映画、時間イメージ=反...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:08 AM

September 24, 2018

『あみこ』山中瑶子インタヴュー
三浦翔

底知れない広がりや誰にも居着かないしなやかさ 約一年前の第39回ぴあフィルムフェスティバルで、山中瑶子監督は初監督作となる『あみこ』で「PFFアワード2017」観客賞を受賞した。その後ベルリン、香港、韓国、カナダなど世界中の映画祭を周り評価され、遂に9月1日(土)にポレポレ東中野で劇場公開された。通常のレイトショーが即座に満席となったことで、異例のスーパーレイトショーという聞き慣れぬ追加上映までを...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:08 PM

September 7, 2018

PFF総合ディレクター 荒木啓子インタヴュー
三浦翔

映画監督のイメージを持つこと  ぴあフィルムフェスティバル(以下:PFF)は、"映画の新しい才能の発見と育成"をテーマにした映画祭である。今年40回目を迎えるPFFは、いわゆる自主映画と呼ばれる、商業映画の枠組みではなく自分たちの手で映画を作る監督たちの映画を上映する「PFFアワード」をメインプログラムとしており、合わせて様々な招待作品の上映とトークを企画し、映画祭全体が新たな映画作りを志す人の...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:04 PM

April 13, 2018

『泳ぎすぎた夜』五十嵐耕平&ダミアン・マニヴェル監督 インタヴュー
松井宏

すべての日々は新しくて、発見に満ちている 五十嵐耕平&ダミアン・マニヴェル監督 インタヴュー フランスと日本の同世代の監督が、お互いの作品に恋に落ちて、友人になって、一緒に映画をつくることを決めた......。まるで映画の1エピソードみたいなお話だけれど、ダミアン・マニヴェルと五十嵐耕平にとっては、ごくごく自然で、そして必然的なことだったようだ。ふたりの話を聞いているとそう思うし、それは彼...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:30 PM

March 28, 2018

アンゲラ・シャーネレク監督インタビュー

帰らざる時間 アンゲラ・シャーネレク監督インタヴュー  3月14日から17日にかけてアテネ・フランセ文化センターにて行われた特集上映で、私たちは彼女の作品群を発見した。一作ごとに変化する作風、しかしそれらを貫く揺るぎない映画への意志。  取材前日のQ&Aで、小津安二郎の偉大さについて「彼は他のなににも似ていない映画をつくった」と語っていた彼女。その言葉はある意味で、彼女自身の作品についても当ては...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:30 PM

January 12, 2018

『わたしたちの家』清原惟監督インタビュー
三浦翔

『わたしたちの家』のテーマはいかにして聴くことができるのか ふたつの物語がなにも物語的な説明もなしに重なってしまうというコンセプトからは、一見すると映画的な実験精神を感じるかもしれない。しかし『わたしたちの家』から感じるのは、あたかも映画とは昔からこのようなものであったとでも言わんばかりの勇気と知性である。こんな映画を撮り上げる清原惟はどんな人物なのか、なにを考えているのか。清原監督の霊感に迫って...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:00 AM

September 14, 2017

『汚れたダイヤモンド』アルチュール・アラリ監督インタヴュー vol.2
松井宏

←vol.1 明解さの探求 アルチュール・アラリ監督インタヴュー ──作品全体を通して、ライティングがものすごく作り込まれている。夜のシーンはどれも本当に美しい。撮影監督のトム・アラリはあなたのお兄さんですが、ライティングについて、あるいは作品全体のルックについて、彼とはどんな話し合いをしたのでしょう? A.H. トムとはものすごく時間をかけて話し合ったし、準備にもかなり時間をかけた。トムとはずっ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:51 PM

September 9, 2017

『汚れたダイヤモンド』アルチュール・アラリ監督インタヴュー vol.1
松井宏

明解さの探求 アルチュール・アラリ監督インタヴュー つくり手の多大なる思考と、実践の苦闘がまざまざと刻まれ、ごつごつとした異質さを備えながら、それでいてなお透明な抜けの良さを獲得してしまう映画が、たしかにある。アルチュール・アラリの初長編作『汚れたダイヤモンド』はそういう作品だ。シナリオや演出やテクニカルな面はもちろんのこと、俳優について、ジャンルについて(そう、今作は「フィルム・ノワール」だ)、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:51 PM

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