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February 7, 2009

『感染列島』瀬々敬久
田中竜輔

[ cinema, cinema]

 タイトルとは裏腹に「感染」という現象に対するこのフィルムの関心はきわめて薄い。それは前提条件にすぎず(それが空気や体液といった経路によってもたらされることが説明されれば十分なのだとオープニングのCGは雄弁に語っている)、その結果としての状況の描写だけが並べられていく。荒廃した東京の相貌にせよ、病院に押し寄せる人の群れにせよ、それらは別に未知の病原菌をその原因とせずとも、正体不明の怪獣でも宇宙人で...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:32 AM

February 6, 2009

『ラーメン・ガール』ロバート・アラン・アッカーマン
松井宏

[ cinema, cinema]

 『ラーメン・ガール』は決して出来の良いフィルムではない。むしろ多くの失敗や穴がある。ところが穴から垣間見える美徳のようなものがある。ところがそれを美徳と呼んでいいかどうかは、やはりまったく確かではない。  ブリタニー・マーフィと西田敏行主演なのにまったく世間を騒がせなかったこのフィルムは、始まって一瞬『ロスト・イン・トランスレーション』の30歳版かと思わせるが、実際はあっけらかんとそんな危惧を掃...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:08 AM

『ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で』ジョナサン・カスダン
結城秀勇

[ DVD, cinema]

 日本では劇場未公開、昨年11月にDVDリリースされた一本。2/13発売の「nobody」29号では2008年に出たDVDスルー作品の星取をおこなっているが、その中でも、『マーゴット・ウェディング』(ノア・バームバック)や『ロビン・ウィリアムスのもしも私が大統領だったら……』(バリー・レヴィンソン)などと並んで評価の高い一本だった。  ということで見てみると、メグ・ライアンがいい。無根拠な断言だが...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:13 AM

February 5, 2009

『グラン・トリノ』クリント・イーストウッド
梅本洋一

[ cinema, cinema]

 このフィルムのタイトルであるグラン・トリノはクルマの名前だ。アメ車に詳しくないぼくはスペックを調べてみた。このクルマは72年から76年にかけて生産されたもので、そのスペックはV8、排気量7542cc、出力219/4000、最大トルクは50.6/2600ということだ。その巨大な排気量から考えても、グリーンニューディールが叫ばれる現在、決して作られることはないだろう。排気量の割には出力も219馬力で...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:16 AM

February 4, 2009

『グラン・トリノ』クリント・イーストウッド
高木佑介

[ cinema, cinema]

 脚本を読んでイーストウッド自身も思ったそうだが、かつて彼が撮った作品を駆け巡るかのように、この『グラン・トリノ』はそのどこにあるとも知れない場所——だが、どこにでもありそうな世界——を、私たちの目の前に広げていく。『センチメンタル・アドベンチャー』、『許されざる者』、『パーフェクト・ワールド』……。ポーチに腰かけ缶ビールを飲み干すウォルト・コワルスキー(=イーストウッド)が時折語る自身の経歴は、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:45 PM

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