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May 25, 2026

『誓い 建築家B・V・ドーシ』ヤン・シュミット=ガレ

[ cinema ]

 『誓い 建築家B・V・ドーシ』を見ると、バルクリシュナ・ヴィタルダス・ドーシ(1927‐2023)の子どものような好奇心にあふれた茶目っけのある眼差しが強く印象に残る。製作年はドーシが亡くなったのと同じ2023年だから、最晩年のドーシの姿を収めた映像となる。撮影時のドーシの年齢は定かではないが、既に90歳を過ぎていたと思われる。足が弱っているようで歩くのはぎこちないが、頭脳は衰えを感じさせること...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:59 PM

May 20, 2026

朴壽南・朴麻衣監督『よみがえる声』アフタートーク
金在源×岸桃子
2026年5月16日 石川県 シネモンド

[ cinema , talk ]

2026年5月16日、石川県金沢市のミニシアター・シネモンドで行われた、朴壽南・朴麻衣監督『よみがえる声』上映後トークの内容を掲載します。 日本に生きた朝鮮人たちの声を記録し、復元し続けてきた両監督の作品が、いまを生きる私たちに何を投げかけているのかについて、金在源(NOBODY編集部員)と岸桃子(アーティスト)でお話ししました。 金在源 『よみがえる声』が金沢市で上映されるにあたって、今回、朴...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:30 PM

第79回カンヌ国際映画祭報告(1)カンヌ国際映画祭開幕

[ cinema ]

 第79回カンヌ国際映画祭は、仏監督ピエール・サルヴァドーリの『La Vénus Electrique』によって幕を開けた。1920年代を舞台にした作品であり、ピオ・マイマイ演じる若手画家アントワーヌは、妻の死後、傷心し筆を止めてしまう。しかしある日、酩酊状態で出会い、霊能者を名乗りつつも見世物小屋で働くスザンヌ(アナイス・ドムスティエ)を介して妻との偽りの交信を始め、インスピレーションを取り戻し...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:04 PM

May 18, 2026

『イート・ザ・ナイト』キャロリーヌ・ポギ&ジョナタン・ビネル監督インタビュー「ハイブリッドであることは私たちが生きる社会のあり方そのもの」

[ cinema , interview ]

 「私たちは、ジャンルや感情、時間を超越する映画を追求する」──キャロリーヌ・ポギとジョナタン・ビネルは、ベルトラン・マンディコ、ヤン・ゴンザレスとともにオムニバス映画『ウルトラ・レーヴ』(2018)を発表した直後、四人の共同で執筆した詩的マニフェスト「Flamme」でこう提唱した。彼ら現代フランス映画界の気鋭の映画作家たちは、画一化された映画の慣習や既存の規範から脱却し、ジャンルやジェンダーのコ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:06 PM

May 13, 2026

「銀河の一票」第3話 松本佳奈演出

[ drama ]

 一昨日第4話が放映されたタイミングだが、見逃していた第3話があまりにもすごすぎたのでそれについて書く。  「スナックとし子」の営業中にあかり(野呂佳代)が歌っていた中島みゆきの「悪女」について、終業後に片付けをしながら茉莉(黒木華)が次のような感想をもらす場面がある。 「「悪女」ってあんな歌だったんですね、もっと悪い人の歌なのかと思ってました」  悪女を演じようとしながらうまくいかないこの歌詞の...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:34 PM

May 11, 2026

『ひつじ探偵団』カイル・バルダ

[ cinema ]

 指導者の喪失に直面し、右往左往するひつじたちの表情は人間のようにも見える。言うまでもなく、このストーリーの背景にはキリスト教的なモチーフが散りばめられている。聖書においてひつじたちは、神に導かれる人間の比喩として描かれてきた。本作に登場する、無垢で愛嬌に満ちた存在のように見えるひつじたちは、群れを形成し、出来事を記憶し、ときに忘却しながら生きている。そして、その過程で、偏見を生み出し異物を排除し...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:12 PM

May 7, 2026

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』フィル・ロード&クリス・ミラー

[ cinema ]

 本作について何か語ろうとすると、どうしてもクリストファー・ノーランの『インターステラー』やリドリー・スコットの『オデッセイ』と比較をしてしまう。『インターステラー』のジョセフ・クーパー(マシュー・マコノヒー)は家族と人類の未来を救うため宇宙へ飛び立ち、『オデッセイ』のマーク・ワトニー(マット・デイモン)は理論と根拠に基づいて過酷な状況を生き延びた。対して、本作の主人公グレース(ライアン・ゴズリン...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:02 PM