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June 30, 2026

FIFAワールドカップ2026 ブラジル対日本

[ sports ]

 この試合で守備時に左WG、攻撃時には中に絞って左IHの位置を任されたパケタだが、ワールドカップ直前の親善試合(対エジプト)とグループリーグ初戦のモロッコ戦では、逆の右WGで起用されていた。それまでその位置を担っていたのは、この試合では怪我で不在のハフィーニャ。ハフィーニャは所属クラブのバルセロナでは右にヤマルがいる関係で左WGを務めているが、本来は右WGを得意とする選手。素朴に考えればハフィーニ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:12 PM

June 29, 2026

『急に具合が悪くなる』濱口竜介インタビュー 「映画にすることでしか出会わないこと」

[ cinema , interview ]

 最新作『急に具合が悪くなる』の公開を直前に控えた濱口竜介監督にインタビューする機会を得た。なお、質疑のほとんどが映画終盤の展開や演出に集中しているため、初見の印象を大切にされたい方はご鑑賞後にお読みいただくことをお勧めする。  この映画は「そうはならなかったかもしれない」で満ちている。たとえば、あの日、施設の入居者が亡くならなければ、帰りのトラムでマリー=ルーが涙を流し、やがて智樹が走ってくる窓...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:20 PM

June 22, 2026

鳥の方へ――濱口竜介『急に具合が悪くなる』をめぐって

[ cinema ]

1. 『急に具合が悪くなる』は、がんと闘病する哲学者の宮野真生子と文化人類学者の磯野真穂の間で交わされた往復書簡を原作とする映画である。知的であると同時に互いの魂に触れあうような濃密な言葉の応酬は、濱口竜介によって、パリを舞台とした二人の女性の物語へと置き換えられる。介護施設「自由の庭」でディレクターを務めるマリー゠ルー(ヴィルジニー・エフィラ)と、日本からやってきた舞台演出家の真理(岡本多緒)...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:36 PM

June 21, 2026

FIFAワールドカップ2026 ドイツ対コートジボワール

[ sports ]

 後方からのビルドアップ時、コートジボワールの両SBは低い位置で幅をとるため、なかなか逃げ場がない状況でドイツのプレスを引き受けることになるのだが、瞬間的なスピードで個人で剥がしてから、今大会で再注目のディオマンデ、マンチェスター・ユナイテッドの右WGディアロ、そしてケシエとウライのIHコンビが長い距離をグングンとドリブルで上がり、チャンスを作り出す。さらにロングボールで前線に蹴り込んで回収する手...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:36 PM

June 18, 2026

FIFAワールドカップ2026 イングランド対クロアチア

[ sports ]

 「電話番号のようなもの」で、それ自体に意味はないが、便宜上、イングランドは後ろから4-2-3-1、クロアチアは3-4-3(あるいは5-2-3)の並び。イングランドはビルドアップ時、DFが4枚のまま横に広がり、時折ボランチ2枚が最終ラインを助けに降りる。両SBはクロアチアの第一プレス隊3枚を超えた位置に構えているため、そこにボールが入るとクロアチアはWBが食いつかざるを得なくなり、そのことで空いた...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:58 PM

June 17, 2026

FIFAワールドカップ2026 フランス対セネガル

[ sports ]

 セネガル陣営の後方サイドラインにボールを蹴り出してキックオフするフランス。流行りのパリサンジェルマン型(ルイス・エンリケ曰く最初にやったのはリヨンらしい)。つまりフランスは非保持のプレスからゲームに入る。  フランスの前線は2チーム組んでも余るほどのタレントが揃うが、やはり中心はエンバペ。残りの2〜3枚でバランスを取らなくてはならない。今日の配置は右にオリーセ、トップ下にデンベレ、左にドゥエ。ど...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:21 AM

June 16, 2026

FIFAワールドカップ2026 スペイン対カーボ・ヴェルデ

[ sports ]

 主力の両翼(ヤマルとニコ)、サブのムニョスもコンディション不良でベンチスタートとなったスペイン。左WGに入ったガヴィが内に絞り、空いたスペースを左SBのククレヤが使う形をとる。逆の右WGのフェラン・トーレスは常に絞るわけではないが、絞ったときは同サイドのSBヨレンテが押し上がる----もっとも彼は基本的にカウンターケアとして後方に留まっており、前半の立ち上がりはとりわけ中央からの崩しを軸に攻める...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:28 AM

June 14, 2026

『トラック』マルグリット・デュラス

[ cinema ]

 ジェラール・ドパルデューが問う。  「ふたりの関係は進展するのですか?」。  マルグリット・デュラスは答える。  「たぶん絶対にない」。  まだ起こっていない出来事を強く否定しているのだから文法的にはなにもおかしいことなどないのだが、『トラック』という映画の中で(しかも監督自身の声で)この言葉が響くとき、「たぶん=peut-être」と「絶対にない=jamais」とが決定的に分裂しているように聞...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:27 PM

June 9, 2026

第79回カンヌ国際映画祭報告(3)『A Girl Unknown』ズー・ジン監督インタビュー

[ cinema , interview ]

今年、新人監督の初長編に与えられるカメラドール候補となる作品は、公式部門(15本)、併行部門である監督週間(5本)と批評家週間(9本)の初長編を含めた29本であった。最終的に受賞した作品は、ルワンダ出身の女性監督であるマリー=クレモンティーヌ・デュザブジャンボ『Ben'imana』であった。ルワンダ映画の初長編としてカンヌに選出された今作は、個人的な物語を語るのではなく、2012年のルワンダにおけ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:43 PM

June 1, 2026

『スパイダー・ノワール』ハリー・ブラッドビア、ンジンガ・スチュワート、アレシア・ジョーンズ、グレッグ・ヤイタネス

[ drama ]

 フィル・ロードとクリス・ミラーが製作に関わった『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のマイルス・モラレスが「運命に抗う者」であるなら、『スパイダー・ノワール』のベン・ライリー(ニコラス・ケイジ)は「運命に囚われた者」と言えるだろう。また、マイルスが「未来をどう生きるか」を問い続けるスパイダーマンだとすれば、ベンは「あのとき違う選択をしていれば」を繰り返し思い描くスパイダーマンである。...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:24 PM