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June 30, 2024

ユーロ2024──ドイツ対デンマーク(2−0)
梅本健司

 ひとつ前の試合、スイスは後方からの前進は悪くないが、最終局面での動き出しが少なすぎる。ただそれを上回るイタリアの守備の稚拙さが勝負を決めた。前からプレスが連動しておらず、抜かれた選手は棒立ちで戻らない。どちらのチームもグループステージの方が気合いが入っていたのではないかという試合で眠気を誘う。    一方でドイツ対デンマークのゲームは、雷で一時的にゲームが中断されながらもちっとも眠くならない、現...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:11 PM

June 21, 2024

ユーロ2024──デンマーク対イングランド(1−1)
梅本健司

 ビルドアップのときに後ろから325をつくるデンマークは、最終ラインが無駄に広がらないのがいい。以前にも書いたが、ショートパスを繋ぐチームにとって重要なのは、サイドで幅を取る選手が相手のウィングを二歩超えたあたりの位置をとり、半身で相手ゴール方向を向いていること。かつその選手にボールが通った際に、しっかりとバックパスのコースが確保されていることだ。ウィングの選手がそのような状態を保つためには、最終...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:08 AM

June 18, 2024

ユーロ2024──オーストリア対フランス(0-1)
梅本健司

 組織のオーストリア対個のフランス。現ドイツ代表監督ユリアン・ナーゲルスマンがライプチヒの監督をしていた際に、スポーツディレクターだったのがラルフ・ラングニックである。彼がオーストリアの指揮をとっている。ラングニックといえば徹底したハイプレス戦術で、クラブチーム時代は運動量の高い若手たちを好んで集めていた。かなり約束事の多い戦術は合わないところとはまぁ合わず、クリスチャーノ・ロナウドが一時帰還して...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:27 AM

June 15, 2024

ユーロ2024──ドイツ対スコットランド(5-1)
梅本健司

 ドイツは両ウィングのヴィルツ、ムシアラを中に絞らせて、トップ下のギュンドアンとともライン間で顔を出し続ける。後方は左センターバックのターの左横に中盤のクロースが降りて3枚をつくり、その分両サイドバックを上げる。あくまでイメージだが、初期配置4231から3151へと可変する。上がった両サイドバックのスペースが使われやすくなるため、決してリスクの低い陣形ではない。それでもドイツがここまで圧倒できたの...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:51 PM

March 23, 2023

ワールド・ベースボール・クラシック2023決勝 アメリカ対日本 2-3
隈元博樹

 劇的な幕切れだった。試合後の大谷翔平のインタビューによると、9回表2死でトラウトとの勝負を迎えることは当初から自身のシナリオに描かれたものだったという。とはいえ、直球の連投から最後に投じたスライダーが捕手のミットに収まり、バットが空を切るまでの数分間は、たとえどのような結末を迎えようとも、まるで二人のためだけに用意されたような時間だったと言ってもいい。思えば限られた状況の中で、自分たちの時間をゲ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:30 AM

December 19, 2022

FIFAワールドカップ2022 アルゼンチン対フランス 3−3(PK4-2)
梅本健司

 4年間でサッカーはそれなりに変わったはずだ。けれど、ワールドカップを見ているとサッカーは4年前のままだとも思わされる。たとえばゴールキック。前大会まで、ボールを受ける選手はペナルティエリア内に入ることができず、ゴールキックは前線へのロングフィードほぼ一択だったが、2019年あたりから、ルールが改定されペナルティエリア内に複数の選手が入れるようになり、そこからショートパスを繋ぐのが基本となった。ゴ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:06 AM

December 10, 2022

FIFAワールドカップ2022 クロアチア対ブラジル 1−1(PK4-2)
梅本健司

 華やかで、ピッチ外での問題がないわけではないネイマールは、でもピッチ内ではとてつもなく気の利く選手だ。ブラジルは左サイドバックのダニーロが中に絞り、初期配置では中盤の底であったカゼミーロの横、あるいはカゼミーロを少し前に出して、ダニーロが代わりにアンカーの位置に可変する。ダニーロのポジショニングが、さほど上手くないことが気になるが、この形自体はプレミアリーグのトップを走る2チーム、アーセナル、マ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:18 AM

December 7, 2022

FIFAワールドカップ2022 日本対クロアチア 1−1(PK1-3)
梅本健司

 エンバペが活躍できるのは、アンカーのチュアメニと左インサイドハーフのラビオが高低のバランスをうまく取り、彼への道を作っているからだし、なにより今大会はジルーが素晴らしい。36歳とヴェテランになり、もともと高くはなかった敏捷性がさらに落ちたものの、しかしいつどこに立てばいいかをほとんど間違うことがなく、気の利き方が異次元だ。エンバペやデンベレがスピードを上げた状態でボールを受けられるのはジルーのお...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:57 AM

December 2, 2022

FIFAワールドカップ2022 日本対スペイン 2−1
梅本健司

 スペイン対ドイツの試合後、肩をくみ、笑い合うでもなくピッチを同じように鋭く見据え、語り合うルイス・エンリケとハンジ・フリックの姿は、『フォードvsフェラーリ』でレース後にただ2人見つめ合うクリスチャン・ベイルとレモ・ジローネ演じるエンツォ・フェラーリを思い出すような美しさがあった。勝負において、しかし勝ち負けではない価値を知っている者たちだけが味わえる幸福な瞬間である。お互いが、お互いの用意して...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:37 PM

November 28, 2022

FIFAワールドカップ2022 日本対コスタリカ 0−1
梅本健司

 コスタリカは少しサウジアラビアと似たような状況で、最終ラインを低く設定していないのに、前線から激しくボールを狩りに来るわけでもない、引くのかプレッシャーをかけるのか、中途半端な陣形である。だから、日本が後ろからパスを繋いでゲームを作ることは容易だったし、難しい相手というわけではなかった。ローテーションをして主力を温存したことが槍玉に挙がっているが、このコスタリカ相手ならば、森保が選んだメンバーで...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:19 AM

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