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April 11, 2010

『映画は爆音でささやく99-09』樋口泰人
結城秀勇

「MR ハイファッション」および「ハイファッション」の連載を収めた「boidと私と映画の血と汗と涙の記録VOL.1」と「VOL.2」にとりわけ驚いた。連載中そのほとんどに目を通していながら、厚みを伴った物体としてまとまったこの本を今回手に取って、改めてその異様さを発見する。多少意図的にいくつかの文章の冒頭を抜き出すなら、「爆音上映という企画をやっている」、「数年前、『ロスト・イン・アメリカ』(デジ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:15 AM

February 17, 2010

サッカー東アジア選手権
梅本洋一

 1勝1分1敗という成績もちょっと信じがたいが、実際にゲームを見ると、問題なのは、その内容であることが誰の目にも明らかだ。岡田武史の続投を問う声が大きくなっているのも当然だろう。  このチームではすべての起点にならざるを得ない遠藤にボールが渡っても、虚しく首を振るばかりだ。遠藤の後方に位置する稲本は、ボールを持っても、バックラインに戻す選択しかない。内田、長友の両翼はしっかりマークされている。空い...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:25 PM

February 1, 2010

『サロゲート』ジョナサン・モストウ
結城秀勇

「ターミネーター」シリーズを3でキャメロンから引き継いだジョナサン・モストウ。日本では奇しくもキャメロン12年振りの劇場長編と同じタイミングで、モストウの新作『サロゲート』が公開されている。偶然にしては出来過ぎなほど、キャメロン『アバター』とモストウ『サロゲート』は比較対象としてうまい対になっている。  どちらの作品も、生身の人間が異なった外見の人工物に乗り込み、人工物の体験を生身のものとして感...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:37 PM

December 18, 2009

『ビッチマグネット』舞城王太郎
田中竜輔

 かつて芥川賞候補作『好き好き大好き超愛してる』は、その題名だけで選考委員の東京都知事を大いにうんざりさせたそうだが、ところで都知事は何に「うんざり」したのだろう? 『好き好き大好き超愛してる』という奇抜なフレーズの響きにだろうか。 そうかもしれない、だが、たぶんそうではない。おそらく氏が「うんざり」したのはこのフレーズの構造、つまり<「好き」+「好き」+(「大」+「好き」)+(「超」+「愛してる...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:17 PM

December 16, 2009

『12枚のアルバム』中原昌也
結城秀勇

 この本の発売記念トークイヴェント、佐々木敦との対談の中で中原昌也はこんな話をしていた。なぜパソコンなどを使えば簡単にできそうなことをアナログでやることにこだわるのか、という佐々木の問いに、中原は「つながらないものをつなげたいのであって、デジタルなものは一見それを簡単にできるようだけど、そこでははじめからつながるものしかつながらない。つながらないはずのものは結局つながらない」というようなことを答え...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:43 PM

December 4, 2009

『したくないことはしない 植草甚一の青春』津野海太郎
梅本洋一

 植草甚一が大ブレイクした70年代初期から晶文社の編集者として「ワンダーランド」をはじめ植草さんの様々な著書の編集に携わった津野さんの「植草伝」。「植草さんの前半生はかならずしも幸福なものではなかった。ところが、むかし引いたマイナス札が最晩年につぎつぎにプラスにひっくりかえり、とつぜん、ハデな大逆転をとげてしまう」。「あとがき」で津野さんはこう書いている。「ハデな大逆転」の時代に植草さんを読み始め...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:37 PM

November 27, 2009

『女優 岡田茉莉子』岡田茉莉子
梅本洋一

 ひとりの人の人生を振りかえると、そこにはいくつもの偶然とその偶然から生まれた出会いと、それに伴う感動がある。その人が、女優という人に感動を与える職業なら、そして、その女優が映画という、感動に満ちた世界を自分の世界にしているなら、その人の人生を自伝という形で読むとき、読者は、まるで映画を見るように、否、映画そのもののように何度も涙を流すだろう。  そして1951年、18歳で女優としてデビューして以...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:46 PM

『2012』ローランド・エメリッヒ
結城秀勇

 この作品を見るために新宿ピカデリーへ向かう。MUJIの前の階段を上り3階のチケット売り場へあがるエスカレーターがある踊り場には、もう一台別のエスカレーターがある。プラチナルーム及びプラチナシートの利用客だけが使う専用入り口である。その入り口を使わない客は3階のチケット売り場に並ぶ。 『2012』の世界の終末は、それとまったく同じ仕組みでやってくる。そこではまずプラチナシートを買う必要があるのだ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:35 PM

November 6, 2009

『アフロ・ディズニー エイゼンシュテインから「オタク=黒人」まで』菊地成孔 大谷能生
結城秀勇

 なんだか最近、『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』(平井玄)やら『愛と暴力の現代思想』(矢部史郎+山の手緑)やら、ミッキーマウスが出てくる本ばかり読んでいる気がする。そこでこの『アフロ・ディズニー』。現代社会におけるミッキーマウスが資本と消費の権化であるということについては三者とも共通だが、彼の起源についてはそれぞれ違った見立てがなされている。『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』では、『蒸気船ウ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:31 AM

October 14, 2009

『無印ニッポン──20世紀消費社会の終焉』堤清二、三浦展
梅本洋一

 辻井喬名義の小説は読んでいないけれども、セゾン・グループの総帥を退任してからの堤清二の発言は本当に興味深い。前に上野千鶴子との対談本を採り上げたことがあるが、今回は、『下流社会』の三浦展だ。上野も三浦もパルコ出身といってもいいから、当時は「天上人」(三浦の表現)だったにせよ、セゾン・グループは、確かに多くの人材を輩出している(もちろん居なくなっちゃった人もたくさんいるけど)。  三浦展が書いたこ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:09 AM

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