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December 21, 2007

『接吻』万田邦敏
宮一紀

 コミュニケーションとは本来的に実現不能な諒解のプロセスないしはその帰結の様態を理念として指し示す語であろう。すなわち人と人とは互いに見知らぬ空白の関係に始まるが、それは共有される言葉や時間によって填充される余白などでは些かもなく、私たちはつねに誤解をもって諒解と解釈するしかない。誤解と諒解とは対極に位置づけられると同時に限りなく近似的である。その意味で私たちはみな等しく孤独な存在である。  遠藤...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:25 PM

November 30, 2007

MICHELIN GUIDE東京 2008
梅本洋一

 すぐ売り切れになった『ミシュラン東京2008』を英語版だけれども、ようやく購入した。内容を一読(一見?)して、とても驚いた。ぼくは、ミシュランのすべてのヴァージョンを見ているわけではないが、とりあえず手元にあるMichelin Franceなどと、この『ミシュラン東京』が大きく異なっているからだ。まずレストラン部門では、『東京』では、掲載されているすべてに☆が付いていることだ。第2にそれぞれのレ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:02 PM

November 15, 2007

『酔眼のまち──ゴールデン街1968~1998』たむらまさき、青山真治
梅本洋一

 今から25年も前のことだ。テオ・アンゲロプロスの『アレクサンダー大王』の試写を銀座の東宝東和第二試写室で見てから、軽く食事をとって、ぼくは、彼女とゴールデン街に行った。伊勢丹の前から横断歩道を渡り、花園神社の脇の遊歩道を通り、ゴールデン街に入って、小路をふたつ通り、角の自販機でタバコを一箱買い、三軒ほどの先の急な階段を上がったところにジュテはあった。狭い店に入ると、あなたたちさっき見てくれていた...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:45 PM

September 20, 2007

チャンピオンズリーグ07-08GS
アーセナル対セビージャ 3-0
梅本洋一

 セビージャは本当にいいチームだ。アタックの姿勢を忘れず、常に前へ前へと前進を続ける。キープする時間がもったいないという感じで左右両サイドからどんどん人が攻め上がってくる。ゲーム開始直後こそアーセナルのパスフットボールを見てしまった感があったが、それになれてくるとアタック!  だが、問題なのはシュートが枠に飛ばないことだ。ワンタイミング外してゆっくりと枠を狙ってもいいところを、シュート・コースが開...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:40 PM

『ROCK DREAM』Boris with Merzbow
田中竜輔

 昨年11月、新大久保EARTHDOMで行なわれたBorisとMerzbowの共演がまるまる収録された2枚組ライヴアルバム。偶然その場に居合わせただけとはいえ、こういったメモリアルな作品がリリースされることは単純に嬉しい。しかしそんな個人的な感覚はともあれ、この作品の真価は、ライヴとライヴ・アルバムというものがまったく別の領域に属したものなのだという事実を、改めて認識させてくれるということにこそあ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:35 AM

August 23, 2007

日本対カメルーン 2-0
U-22 日本対ヴェトナム 1-0
梅本洋一

 本気のリヴァプール対チェルシー戦を見た後だったせいもあるが、今夜見た代表戦2ゲームはどうしようもなく眠い。酷暑のせいばかりではないだろう。単純にパススピードが相当に遅いのだ。リヴァプールならば中盤でショートパスが交換されジェラードから40メートルほどのパスが一気にサイドに展開されたり、チェルシーならばミケルがディアゴナルなミドルパスが繋がれたりする。ところが、この2ゲームを見ていると、「ハイ、お...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:34 AM

August 21, 2007

ブラックバーン対アーセナル 1-1
梅本洋一

 アジアカップが終わったと思ったがヨーロッパの各リーグも続々と開幕している。リーガやセリエはまだだが、ブンデスリーガに続いてプレミアリーグだ。  ルーニーの骨折にもたついているマンU、そしてバルサにアンリが移籍してしまったアーセナル。アーセナルは開幕戦の対フルアムを何とか勝ちに持ち込んで2戦眼は対ブラックバーン・ローヴァーズ。何よりも関心の中心はフォーメーション。4バックに左からクリッシー、トゥレ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:56 PM

August 17, 2007

『レディ・チャタレー』パスカル・フェラン
梅本洋一

 D・H・ロレンスのこの小説を巡るスキャンダルについて語ることは、単に時代が変わったのだ、と言うことに過ぎない。「生きる」ことには身体がつきまとい、ふたつの身体が重なり合うことが「恋愛」に欠かせないとしたら、このフィルムは、「森番」パーキンと「チャタレー夫人」のふたつの身体をどのように解放するのかが眼目になるだろう。戦争で半身不随になった夫、彼は、移動する際に手動の車いすを嫌い、広大な領地を車で走...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:53 AM

July 29, 2007

『囚人のジレンマ』リチャード・パワーズ
結城秀勇

 冒頭に引用されているフランク・キャプラ『素晴らしき哉、人生!』のジェームス・スチュアート=ジョージ・ベイリーと同様に、男ふたり女ふたりの子供たちを持った男にまつわる物語である。この作品の前作『舞踏会に向かう三人の農夫』同様、時系列の異なる3つのパートが絡み合いながら進むという形式を持っているが、この作品が書かれた(80年代末期という)時代を前作よりも濃厚に感じさせる。それは物語上の問題として、実...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:20 PM

July 9, 2007

『前巷説百物語』京極夏彦
結城秀勇

 直木賞を受賞した『後巷説百物語』に続く「巷説百物語」シリーズの最新刊では、前作までの時代設定を遡り、このシリーズの中心人物である「小股潜りの又市」が「御行」というキャラクターをいかにして獲得したかという物語が語られる。『バッドマン・ビギニング』『ハンニバル・ライジング』『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年版)などを思い出してしまうような、ヒーロー誕生秘話。前作までは、裏の世界にその名を轟か...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:51 PM

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